「金に働かせましょう!」といった趣旨の電子メールが届きました。標題だけ見て削除しましたが、要は株だか不動産だか知りませんが投資しませんかとのことだと思います。
投資というのは直接・間接的に企業の生産能力、企業価値や経済価値などの何らかの価値の増大に対する期待にあろうと考えます。これに対し、投機は短期間における貨幣の増大に対するものであると考えます。
投資も投機も金を投じることに変りはありませんが、金が金を生むというだけでは何となく虚しい思いがしないでもありません。もっとも儲けた金を消費に向かわせて、間接的に社会貢献に資するといった考えもあろうかとは思いますが・・・。
投資も投機も儲かることもあれば損することもあるでしょう。投資はたとえ損をしても、社会に対して何らかの価値があるかも知れません。しかし、投機は損した分は誰かが儲けるだけでしょう。同じ金を投ずるならば、投資をしたいと思うのであります。