先日のレッスン会で藤川プロから簡単に取れるスペアのミスが多いことを指摘されました。これまでの試合を見ているとチャンと取れるようになるとアベレージが10~20程度はアップするとのことでした。
「どんなやり方やってるの?」、「3-6-9?」、「2-4-6?」と聞かれましたが、一言で説明できずに黙り込んでしまいました。そうなんです。私のスペアの取り方は、システマチックになっていないのです。これには理由があって、当初はご多分に漏れず3-6-9システムで行っておりました。しかし、健康クラブリーグに参加していた時には夜の部でしたので、手前のオイルはなく先の状態はグチャグチャといったことが通例でしたので、3-6-9システムが上手く機能しませんでした。そこで調べてみると参考に掲載している動画のような修正した3-6-9システム(次の画像は参考の動画と"USBC"の動画を参考にして作成したものです。)がありましたので、試してみたところこれもほどんど効果ありませんでした。
これはハイパフォーマンスボールの使用やスポコンのようなコンディションを想定しているものでしょうから、当時の私にとっては使いこなせなかったというのが正直なところだったと思います。
その後、スパット・ボウリングからドット・ボウリングに移行したため、キーピン毎に立ち位置とターゲットドットを決める方法に変更し現在に至っております。謂わば我流の方法でしたので言い表すことができなかったのです。
この方法ではオイルによって微調整が必要になりますし、オイルが変化した時も同様で、ストライクポジションとスペアの両方のアジャストが求められることになります。ですから2投目はスペアボールで取ろうと何度もチャレンジしてはみるものの、失敗するといった繰り返しでした。
そこで藤川プロからのアドバイスを機にスペアコンバージョンシステム見直してみることにしました。善は急げということで昨日から着手しました。
先ずは、スパット・ボウリングの3-6-9システムをドット・ボウリングの3-6-9システムに焼き直すことから始めました。そのためにストライクポジションから立ち位置を1枚ずつ±1~±10の範囲で変えてどのピンにヒットするかデータを取りました。これを2セット行いました。事前に計算しておいた内容と照合してみますと概ね合致しておりましたが、微妙に異なるところもありました。それとデータ取りしていて気づいたのは、ターゲット・ドットに正確に乗せることが相当に難しいということでした。±0.5枚位は平気でずれてしまいます。一応データ取は正確性が要求されますので、オン・ターゲットになるまで投げ直す羽目に陥りました。ですから投げている内にオイルの変化もあったことでしょう。
取り敢えずデータも取れたことですので、このデータをもとにゲーム形式で投げてみることにしました。結果は残念なことに159ピンで、スペア2、オープンフレーム4と散々でした。本来ならばもう少し練習を重ねたいところですが、この段階で既に8ゲーム程投げ込んで相当に疲れてきておりました。
そこでものは試しということで、かれこれ3~4年振りになるでしょうか、スパットをターゲットとした3-6-9システムで投球してみることにしました。そうするとどうでしょう226-198-174-215と今までとは見違えるようなスコアとなりました。ストライクが多かったというのもありますが、4ゲームでスペア16、オープン5といった結果となりました。
やはりスペアコンバージョンのように精度の高いコントロールを要求される場合には、ある程度遠方をターゲットにした方が良いのではないかと思わざるを得ません。ドット・ターゲットは1投目ではある程度許容される精度が、スペアには耐えられないということなのかも知れません。勿論、練習によって精度を高めることも可能ですし、そうすべきであろうと思います。
しかし、ターゲットをスパットにするだけでこんなにも精度が向上するとは思ってもみませんでした。さぁて、どうしたものか!?
1投目はドット・ボウリングでスペアはスパット・ボウリングにするという虫の良い考えも過りましたが「
「無音リリース」を目指して(2) 」で仕出かした投法の混在といった同じ過ちは犯したくありません。
この際、スパット・ボウリングに戻すか、ドット・ボウリングを継続してスペアの精度向上を目指すか大きな選択をする必要に迫られております。無音リリースを目指すならばドット・ボウリングの継続しかありません。スパット・ボウリングにするならば無音リリースを当面諦めるしかありません。
う~ん、悩ましい!
<参 考>