再々掲:ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」シリーズ記事の目次ですよ
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2b680910fc0d58497ba6e371f165236b
どんど焼き=賽の神火祭」は新百合ヶ丘エリアの正月の風物詩。今年も新百合エリアの12箇所で行なわれました。今回紹介するのは、その内、金程地区と栗木地区のどんど焼き。KABUのお気に入りのウォーキングルート散策を兼ねて私も参加してきました。尚、散策経路は下記の地図画像をご覧ください。
http://www31.ocn.ne.jp/~matsuo2000/dondomapa.jpg
ところで、「What is どんど焼き?」とお思いの方も少なくない、鴨。
説明させていただきましょう。←少し偉そう?
◎どんど焼き 一年間の無病息災と五穀豊穣を願って
どんど焼き(サエノカミ)は小正月に行なわれる火祭で、正月飾りやしめなわ、お札などを一カ所に集めて焼く行事です。古くは平安時代から宮廷行事の一つとして行なわれていたようです。村の境、峠、橋のたもとなどにあって、村と村の境界を守り悪い霊が村に入らないようにする「道祖神」のあるところや、神社などその土地によって決められた祭場で行なわれてきました。
この火で焼いたダンゴや餅を食べると風邪をひかない、火にあたると若返る、残った灰を持ち帰って家の周囲にまくと火事にあわない、火が高くあがるほど吉兆などといわれ、災難を追い払う大切な行事として今なお続けられています。豊作を願う行事でもあったサエノカミは、麻生区内でも続けられています。
【出典:メディア・あさお No.97, 2010年1月号】
б(≧◇≦)ノ ・・・なるほど!
小田急新百合ヶ丘駅北口から「麻生消防署→麻生警察署→麻生郵便局」を経て平尾方面に向かいます。徒歩10分足らず、上の画像は麻生区と東京都稲城市の県境あたり。そこから千代ヶ丘方面に麻生川に沿いながら緩やかに右折。fukufukimama女史! ちなみに参考画像の暖色系の丸印辺りの麻生川は鴨の名所。早朝には大概20羽近くのコロニーと遭遇できますよぉー。
と、右折してから約5分、最初の目的地、金程小学校に到着。開始時間の10分前には到着したのですが、もう、どんど焼きの依代「賽塔」(≒賽の神:障の神・道祖神の依代)からは薄っすら煙が出ていました。
下は、太陽を背にした「賽塔=賽の神様」。
なんか、
キングギドラというより八岐大蛇という雰囲気だと思われませんか。
と、お父さんどんど焼き賽塔の隣には可愛いプチ賽塔が。お父さんどんどは底辺の直系が約16メートル、高さは12メートル。子供どんどは「6×5」メートルといった所でしょうか。小学校の運動場にあるからそうは感じませんでしたが、普通の休耕田とかに鎮座ましましていたとしたら子供どんどでもかなりの迫力だと思います。
親子の賽塔の周りには来訪者のために暖を絶やすまじと気遣う金程町会の方々の心尽くしの焚き火。北条時頼に愛蔵の松竹梅の鉢の木を燃やして暖を勧めた佐野源左衛門のエピソードを連想してしまいました。
そこに通りかかった民主党衆議院議員、笠浩史氏。
流石、民主党内保守派のエースだけのことはある。
ちゃんと背広襟元には拉致問題解決を訴える「ブルーのバッチ」が。
б(≧◇≦)ノ ・・・頑張れ、笠浩史議員!
而して、上は金程小学校の運動場で見かけた蛇口。なんか、初春の陽光に映えて「健全で朗らかな地域の小学校!」という雰囲気が柔和に炸裂しているように感じました。
そうこするうちに、深く静かに潜行していたどんど焼きの炎もそろそ賽塔の表層に到達したようです。
まずは、プチ賽の神様。
で、校庭全体の様子はこんな感じ。
そして、
そう、
б(≧◇≦)ノ ・・・真打登場!
この後、金程小学校では近隣の同好会による和太鼓演奏や子供達のダンス、そして、よさこいソーラン踊りが披露されたのですが、先を急ぐ身、後ろ髪を引かれる思いで大好きな金程エリアを後にしました。次に目指すは、この連載でも何度か紹介した栗木御嶽神社。麻生区民の愛する桐光学園のお隣さんの神社です。ちなみに、金程小学校は道路1本隔てて、これまた麻生区民がこよなく愛する麻生高校に面しているのですよ。
尚、栗木御嶽神社については下記の過去記事も参照してみてください。
【栗木御嶽神社関連記事】
・ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」:小田急多摩線沿線-縦走編(五)
:麻生川花見&総合目次編参照
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/608a9c0e185fa7a994299f5dabae8483
歩くこと約2,500メートル(匍匐前進してもスキップしても2,500メートル)。小田急栗平駅を「北東→南西」に縦断して、目指す栗木御嶽神社に到着です。上の画像は何やら物々しげな消防団の勇姿。そうです、どんど焼きとは要するに火祭。麻生消防署と近隣の消防団(麻生消防団栗木班)の方々の備えに抜かりがあろうはずはありません。下はその消防関係者が暖かく見守る栗木御嶽神社とどんど焼き会場。
どんど焼きの日、神社境内は「縁日モード」。
団子が一袋200円、これは美味。
そして、温かい甘酒が参加者に振る舞われていた。私も2杯ご馳走になりました。
もちろん「You may have seconds.」と言われたからですよぉー。
下は、ちゃんと手を清めてお参りする躾の行き届いた栗木の子供達。
「躾=身(身振り仕草)が美しくなること」とはよく言ったものですよね。
そうこうするうちにどんど焼きの神事が始まりました。
そして、今や遅しとどんど焼きの点火を待つ栗木地区の人々。
そしていよいよ点火!
後は説明不要ですよね。
点火から賽塔の依代が燃え落ちるまで5分足らず。
けれど、栗木の青い空に映える炎が印象的でした。
ということで、『平家物語』は知盛の台詞「見るべきほどのものは見つ」ではないですが帰路につきます。上は帰路に通りかかった御馴染みの古沢の光景。過去記事の画像と比べて落葉する広葉樹の里山は太陽の陽射しが斜面に届く明るい森になっています。而して、子供たちが(チャンバラと凧揚げして)遊んでいる場所は、そう、過去記事で紹介した子供会の案山子コンクール優秀作品が展示されていた休耕田です。
【古沢関連記事】
・ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」:小田急多摩線沿線-縦走編(七)
:麻生川花見&総合目次編参照
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/608a9c0e185fa7a994299f5dabae8483
子供達が遊んでいる休耕田から新百合ヶ丘駅まではもう900メートル足らず。最後に新百合ヶ丘エリアの朗らかな子供たちを目にして気分もハッピーになった所で、今回の「ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」:どんど焼き de 新百合ヶ丘編」も終了です。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
■資料-新百合ヶ丘エリアの2010年度どんど焼き一覧
(01)山口台:9日午後2時:麻生中学校校庭
(02)王禅寺入口地区:10日午前10時:バス停「王禅寺口」近辺の通称「ちびっこ広場」
(03)王禅寺日吉地区:10日午後1時半:日吉会館の休耕地
(04)柿生:10日午後2時:柿生アルナ園
(05)岡上西地区:10日午後3時:和光大学横の田圃(←小田急小田原線から見えます!)
(06)真福寺:11日午後2時:白山神社前の田圃
(07)黒川:11日午後5時:上黒川の橋場、中・下黒川(東営農団地入口の高台)
(08)王禅寺谷戸地区:15日午後3時:琴平神社第1駐車場
(09)上麻生東:16日:午後2時半:麻生水処理センターみどりの広場
(10)金程:17日午前8時半:金程小学校校庭
(11)早野:17日午後2時:子ノ神社付近の田圃
(12)栗木:17日午後3時:栗木御嶽神社境内