曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

キアゲハとモンシロチョウ

2011年09月01日 | アサギマダラ飼育

今日の花


キツネノカミソリ


シュウメイギク

 

 


 

 9月になり、一年も残すところ3分の1となりました。
秋の蝶はやはり春の蝶ほど期待感とか希望とか夢とかそんなものを感じることが少ないような気がします。今日も感動も無く惰性的に庭のキアゲハとモンシロチョウを撮りました。

そろそろ南の方から迷蝶がやって来ても良い頃です。去年と一昨年の二年発生の続いたクロマダラソテツシジミはついに見つかりませんでした。越冬は出来なかったようです。今丁度台風が日本に接近していますがその風に乗って南方の蝶が大島にやって来て欲しいものです。どんな蝶でも熱烈歓迎いたします。

 

 


 

キアゲハ

きれいな個体だったので久しぶりで撮りました。

 

モンシロチョウ

今時分モンシロチョウは少ない気がします。秋になるとたくさん出てきますが、この蝶も久々だったので追っかけてみました。残念ながら暗いところばかり飛ぶのでうまく撮れませんでした。

 

 


 

我が家のネコ 

 

我が家の客人

 

 


コスモスにキアゲハ

2011年07月27日 | アサギマダラ飼育

今日の花

今日の花は何かないかと探しながら走っていると土井口の交差点の手前にあるパーキングの花壇にコスモスがちらほらと咲き始めていました。ここの花壇には毎年コスモスが植えられます。春は菜の花、秋はコスモスのパターンです。まだ花が少ないのでどの花を撮ろうかと悩まなければなりませんでした。

 


 

 まだコスモスは早すぎですよね。かと言って今日は朝からなにも撮るものがなくてこのままでは蝶も花も載せるものがない状態だったのです。3時ごろホームセンターへ買い物に行って帰りに季節外れのコスモスでも撮ろうかと駐車場へ入りました。道路の側なのでカメラを持ってうろうろするのも少し恥ずかしい気がしましたので、花だけ撮ってすぐに帰ろうとするとそこへキアゲハが現れました。コスモスとキアゲハの取り合わせは悪くないなと車の方へ行こうとしていたのですが向きを変えて花壇に戻りました。蝶自体は珍しい蝶でもないのでコスモスを主体に蝶を配して撮ってみました。

 

 


 

キアゲハとコスモス

狙いはコスモスだったはずなのにだんだんキアゲハが主役になってしまいましたね。

こんな時に広角レンズを持っているとまた違った感じで撮れるのですが、普段はレンズ一本しか持ち歩かないもので、残念でした。

 


キアゲハ・ルリタテハ

2011年06月16日 | アサギマダラ飼育

今日の花

崖の上にたくさん咲いている小さなかわいい花ですが花弁が5枚の花と6枚のが混ざっています。星を緑の草の上に撒いたようです。名前は知りません。

 


 

 今朝からずっと雨が降り続いています。今日は静岡からみかん農家の方たちが来られました。以前から決まっていた日程とはいえ、こんな日に当たるなんて皆さん付いてないですね。10人くらいだったのでみかんの作業場で丸く椅子を並べ話をしました。いつものようにネコのソックスが現れてお客さん達の周りをうろうろと付きまとっていましたがネコの嫌いな人もいるかもしれないのでちょっと心配でした。しかしなんという性格なんでしょうね、ソックスは人が大好きでみんなかわいがってくれるとでも思っているのでしょうか誰か尋ねて来るとすぐにすり寄って行きます。
 しばらくすると雨も小ぶりになって来たので畑に出てみました。雨もやんだわけではないので傘をさしてみんなでしょぼしょぼと畑を歩きました。静岡は昔からみかんの大産地でお茶と並んで全国的に有名なブランドの産地です。静岡の青島みかんと言えば特に有名で私たち山口の青島はブランドではかないません。瀬戸内の少雨気候と安山岩の赤土土壌に水はけのよい斜面にある畑の条件を考えたら品質的には絶対静岡に負けてはいないと思いますがいかがでしょうか。まあ、そんな産地間競争はどうでもいいことでわれわれ弱小農家は助け合っていかないと流通の大資本に食い物にされてしまいかねないのが現状です。
 我が家で作っている南津海や弓削瓢柑の畑を案内しました。専門家である彼らにはみかんの樹を見ればどんなものか分かるはずです。私も全国のみかん農家を訪ねて歩きます。情報交換をしたり・新しい技術や知識を教わったりするのは役に立つと同時に楽しいものです。

 

 雨のため新しい写真はありません、蝶々の部屋は昨日の続きです。白木山山頂にいた蝶をご紹介しましょう。

 


 

キアゲハ

 キアゲハは普通に見られるナミアゲハととてもよく似ています。キアゲハはアゲハの仲間の中でも特に世界中に広く分布するものだそうでヨーロッパから極東までの寒帯から温帯までと、また北アメリカにもいるそうです。草原が好きで山頂付近の草地は特に多いそうです。昨日行った白木山の山頂はこの条件にぴったりで何頭かのキアゲハがチガヤなどの多い草原を飛び回っていました。幼虫はニンジンの葉やパセリによく付いているので見たことのある人も多いかもしれません。ナミアゲハは人里に沢山いるのでよくご存じだと思います。比較のため山頂で撮ったキアゲハと麓の民家の庭で撮ったナミアゲハを載せます。

お気づきかもしれませんがキアゲハはどの写真もみんな左から右へ向かって飛んでいます。私が位置を変えなかったせいもありますが蝶の飛ぶコースが決まっていて、左側に現れて右側に飛び去るのです。この場合私が撮る位置を変えるべきでした。アザミの花に一度だけ止まりましたが良いアングルになりませんでした。草原を低く飛び回る蝶を想像して見てください。

 

ナミアゲハ

 白木山麓の民家にきれいな花をたくさん咲かせた庭がありました。花もきれいでしたが蝶が沢山いたので師匠と庭に入ろうとすると車の音に気付いたのか家の人が出てきて不審げな顔をしてこちらを見ました。仕方がないので「お花がきれいですね。写真を撮らせてください。」と言うと納得して家に引っ込んで行きました。もちろん言葉に偽りなく、蝶の写真だけでなく花の写真もしっかり撮りました。アゲハチョウは吸蜜に夢中で楽に写真を撮ることができました。

キアゲハは名の通り黄色が濃くて鮮やかですがナミアゲハも夏型の中には黄色の濃いのがいます。色だけで判断するのは間違いのもとです。模様の異なる所が少しありますので憶えておいてください。


ルリタテハ

3月のころから暖かい日には越冬成虫が飛んでいますがさすがに羽が破れていたり表面に傷があったりできれいな個体は見ることができません。昨日飛んでいたルリタテハは生まれて間のない個体とみえてきれいでした。この蝶も飛ぶのが素早くてなかなか撮りずらい蝶ですが面白い行動の癖があります。お気に入りの場所があると人の気配にびっくりして飛び立っても、しばらくすると必ず同じ場所に帰って来ます。そしてとまる位置も決まっていますのでそこにカメラを向けて距離も決めておけば飛翔も素早いけれど比較的うまく撮れるのです。


こちらを向いている飛翔はなかなか撮れません。

サルトリイバラの木がお気に入りのようでした。葉裏に隠れてこちらを見ている所がかわいいですね。

 

最近は3D写真の撮れるカメラがあります。蝶の飛翔写真はそうゆうカメラで撮ると楽しいかもしれません。