今日の蝶
モンキアゲハとナミアゲハ アゲハチョウの仲間は高い空中でオスがメスをしつこく追い回すのがよく見られます。時にはオスが3頭も1頭のメスを追いかけていることもあります。もちろんこのような求愛行動は同種のアゲハ同士で行われるのですが、今日空を見上げると大きな黒いモンキアゲハが小柄な黄色いナミアゲハを追い回しているのが見られました。求愛行動ではなくただの威嚇だったのかもしれません。空高くどこまでもどこまでもしつこく追って行きました。
先月の28日に屋久島の知人から珍しい果物が届きました。今まで食べたことのないトロピカルフルーツです。私自身果物屋ですからどんな果物にも大いに関心を持っています。出来れば世界中の果物を食べてみたいほどです。多くの方は果物と言えば食べなれているものを好むようですが、私は珍しいもの大好きです。うちのカミさんなんかトロピカルフルーツにはほとんど手を出しません。美味しいから食べてみてと勧めても一口食べてあまりいい顔をしません。ドリアン・マンゴスチン・チェリモヤ・ライチー・マンゴー・パパイヤ・パイナップル・ドラゴンフルーツ・挙げればきりがないほど南国の果物は沢山ありますよね。みんな好きです。私の友人の一人は東南アジアの国々が大好きでしょっちゅう出かけています。日本に輸入されるトロピカルフルーツは未熟果を収穫して送ってきますので追熟しないと食べられないし完熟のおいしさはありません。彼は現地で本当に完熟になった南国の果物のおいしさを味わっていますのであちらの果物が大好きです。私は東南アジアへ行ったことがないので日本国内で売っている者しか食べたことがありません。ごくまれなことですが東京の果物屋さんが今日はいいドリアンが手に入ったので送りましょうなんてこともありました。
今回いただいたエッグフルーツは自宅で採れたものだそうですからいただいた時にすでに十分に熟していました。見た目は良くなくても完熟の果物は最高に美味しいものです。初めて食べる果物ですが、ねっとりとした食感に癖のない甘さでした。北の方にできる落葉性の果物とは違います。りんご・梨・桃・あんず・葡萄・キイチゴ・・・・みんな甘さとジューシーさが特徴ですね。柑橘でもそうですが食べる人はきまってジューシーさを強く求めますよね。でもこのエッグフルーツの食感は焼き芋かゆで卵の黄みのように水分は少なくてねっとりしています。その辺が果物感としては失格だったのか昔日本に移入されたころには人気がなかったそうです。でも、最近は栄養価の点で評価が高くなっているようです。借り物の情報ですが、エッグフルーツは栄養価が高いことが知られています。アンチエイジングに効果的なカロテンや、代謝を促すナイアシンが特に多く含まれています。ほかにもタンパク質の生成に不可欠なビタミンC、抗酸化作用のあるポリフェノールだけでなく、果物には珍しく炭水化物も多いという特徴があります。栄養満点で老化防止にもなる、今注目のフルーツです。という情報がありました。バナナよりいいかもしれませんね。
またこのエッグフルーツは料理に使ったりお菓子の材料にも使えるそうなので果物としてこれから有望かもしれません。果実の中に入っていた種を早速撒いてみたいと思います。ただ大島の冬の寒さに耐えられるかどうかが心配ですね。アボガドも植えていますが何年に一度かは冬の寒さで枯れてしまいます。今回いただいたエッグフルーツの種が育って実がなり始めるのに約10年くらいかかると思いますが我が家の畑でたわわに実ったときには皆さんにもおすそ分けしますので10年待ってください。その間ひどい寒波が大島に来ないようみんなで祈っていてくださいね。
エッグフルーツが届きました。
果皮がひび割れてきたら完熟だそうです。
よくひび割れたものからいただいてみましょう。美味しそうですねー。
皮は簡単に剥けます。初めての果物ですからどうやって食べたらよいかわかりません。とりあえずスプーンですくって食べてみました。とても柔らかいのでスプーンですくうのは簡単です。
少し崩してみました。
種らしきものが見えてきましたがパパイヤのようにいっぱい入っているのではありません。
どんどん食べてゆきます。想像以上に甘いですね。でも食感はお芋を食べているようです。
種は簡単にとれます。空洞に入っているのですね。種の数は少なくただの2個だけでした。
4日目です。だいぶ食べなれて来たのでワイルドに手で持ってゆで卵の殻を剥きながら食べるようにそのままかぶりつきましょう。
がぶりと一口、栄養分は老化防止になるそうなのでこれ一つ食べると何日か長生きができるかも。初物ですしね。
この実は大きかったので立派な種が2個入っていました。すぐに鉢に植え付けます、きっと大きな樹に育つことでしょう。命の始まりですね。
屋久島のKさん珍しいものをありがとうございました。