曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

八月も終わりですね

2024年08月31日 | 日記

今日の花

キツネノカミソリ   今朝庭の片隅に咲いているのに気づきました。彼岸花の仲間です。もっと早くから咲いていたのでしょうが台風10号の騒ぎで気が付きませんでした。彼岸花の仲間の多くは9月になって咲きますがキツネノカミソリは開花が早いのです。野山を歩いているとふと草むらの中に見つけることがありますが、どこにでも見られる野草ではないので見つけるとちょっと嬉しい気がします。

 


 今日8月31日は立春から数えて210日目ですね、二百十日は二百二十日とともに昔から台風の来やすい時期に当たり農家などでは厄日とされてきました。私が子供の頃にはその厄払いの行事がありましたがまだ幼過ぎてその行事には参加したことがありませんでした。 

早くから気をもませた台風10号が通り過ぎて行きました。九州に上陸してからは急激に勢力が落ちてきて大島の上を通過したときには普通の低気圧と変わらぬほどになっていましたので風の被害もなく適度の雨をもたらしてくれてとても助かりました。でもまだ安心はできません。例年ですと台風の数は20を超えるものです。この度の台風が10号ですからまだこれから更に10個くらいはやって来るのを覚悟しておかねばなりません。日本列島は中緯度にあり大陸の端っこにもあたりますので気候的には地球の中でもとても恵まれた位置にあり大変住みやすい所だと思います。そんな良い所ですが地震の発生しやすい所だし台風も毎年必ずやって来ます。大地震・大津波・大風・大雨などによる自然災害の多い国でもあります。しっかりした準備と対応が必要ですね。

ホッとしたついでに山へアサギマダラの様子を見に行ってきました。キジョランの大群落のある志度石神社の谷です。谷間はやはり涼しいですね。沢のせせらぎの音、数は少なくなったもののミンミンゼミやツクツクホウシが夏の終わりを惜しんで鳴いています。今日は残念ながらアサギマダラが飛んでいる姿は見られませんでしたが幼虫が食草のキジョランを食べていた様子はありました。アサギマダラの活動はまだこれからでしょうか。

台風通過の間は気温も20度台で涼しかったのですが今日はまた夏の暑さが戻ってきました。暑い夏に似合うのはやはりスイカですね。今日はラグビーボール型スイカを食べました。

(お気づきの方もおられるかもしれませんが今日8月31日をもってこのブログ「曜日のない暮らし」の閲覧数が300万回を越えました。つまらない記事ばかりですが多くの方に読んでいただいて本当に感謝しています。年を取るにつれて体力も気力も落ちてまいりましたが季節折々のことをこれからも書き続けて行こうと思っています。ありがとうございました。)


志度石神社の谷

この神社参道の石段は500段ほどあります。ここにはよく来ますが本殿までお参りすることはめったにありません。

ミズヒキの花がもう咲いていました。

この谷間がアサギマダラと一緒で大好きです。

 

 

帰り道 大島オレンジロードから海を眺めると素敵な海岸を見つけました。

小さな砂浜がありますね。今度はあの砂浜に泳ぎに行って見たいと思います。

岬の沖に小さな岩礁が見えますね。私の子供の頃にはあの岩礁に松の木がたくさん生えていました。今は枯れて1本もありません。

 

 

ラグビーボール型スイカ このスイカは小玉スイカですから食べるのには手ごろかな。

少し熟期を過ぎていますね。

昨日切った黄色スイカとの食べ比べです。

 


夏の果物 スイカはお好きですか

2024年08月24日 | 日記

今日のスイカ

赤いスイカ 黄色いスイカ

 


 今年の夏はいつまでたっても暑いですね。ということはいつまでたってもスイカが美味しいとも言えます。

私は子供のころからスイカが大好きでした。スイカには桃や梨のような上品さはありませんが夏の季節のワイルドな雰囲気とよく合うような気がします。
昔は海水浴場でよくスイカ割りというのをやりましたね。でも最近の子供はスイカ割りというものを知らないのではないでしょうか。
また最近はスーパーなどの果物売り場で黄色のスイカをあまり見なくなったような気がするのですが、黄色のスイカは人気が無いのでしょうか。
そして、スイカが店頭に出るのがずいぶん早くなっていてスイカは夏の果物という感覚がなくなりつつあるのではないでしょうか。
近年家族の数が小さくなったことと大きなスイカは丸ごとでは冷蔵庫に入らないことなどが理由で切り売りが一般化していますよね。
更に生ごみが大量に出るのが嫌がられるのでスイカの皮を取り除いた中身の赤い果肉の部分だけをパック詰めして売っているものもあります。

こうしてみると私の子供の頃と今の子供たちとではスイカへのイメージが全く変わってしまったことでしょうね。
先日から、年配の方に黄色いスイカをおご馳走するとこんな黄色のスイカを食べるのは何十年ぶりだろうかと言っておられました。
皆さんはどうですか、やはり赤いスイカがお好きですか。それとも黄色も好きだけど売っていないから食べられないとお考えでしょうか。
黄色のスイカはシャキシャキ感がいいと思います。甘みも赤に劣るとも思いませんがどうなんでしょうね。

今年は春に久しぶりでスイカの苗を買ってしまいました。子供が小さい頃は毎年作っていたのですが山の畑で作ると鳥や動物に取られるので守るのが大変でいつの間にか
作るのをやめました。昔はスイカでも大型種を作るのが好きで1個が15㎏以上にもなる枕型のスイカをよく作っていました。最大で18.5㎏のスイカを作ったことがあります。
大きいから大味という訳でもなく甘みも結構強い品種でした。今ではもうその品種は手に入れることができなくなりましたがその頃は20㎏オーバーを目指していました。
お店にスイカの苗は4品種売っていたのでそれぞれ1本づつ買って植えてみました。その中に黄色のスイカもあったようです。私も黄色のスイカを作るのは久しぶりでした。

そんなわけでスイカが大量にできてしまいました。毎日頑張って食べています。
今年のように暑いとスイカも悪くないです。スイカは体を冷やしますからね。

 

今日のヤフーニュースに、黄色スイカについての記事がありました。興味がありましたら下のアドレスをご覧ください。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/551521dcf688f0ab12bbb6578af909e4a3a89b5b


黄色のスイカ

私としては黄色のスイカは好きです。この軽い色合いが赤スイカより好きです。

 

赤いスイカ

黄色でも赤でも結局すべて食べてしまいました。スイカはスイカ

 

 


お盆も終わりましたね

2024年08月16日 | 日記

今日の花

向日葵の花を見かけました。  こんな所で待っててもカマキリさんお仕事になるのでしょうか。

 


 あまりの暑さにみかん畑に仕事に行く気がしません。海へ行くのが一番近くて確実に涼しいのですが毎日海ではカミさんに何と言われるか。

そうだ今日は山へ行こう。周防大島の山はそれほど高くはありませんが周りが海のせいか思ったより涼しいのです。今日も家では33℃を越えていますが山頂付近の森の中に入れば27~28℃くらいではないかと思います。何の目的もなく涼しさを求めて山へ行くわけではありません。山へ行ったらアサギマダラに会えるかもしれないという楽しみがあるのです。午後3時を過ぎていましたが周防大島で最も高い嘉納山へ行って見ることにしました。最近はアサギマダラを見に行くと言っても最も近くにある嵩山がほとんどです。先日10日に嵩山に登ってみましたがアサギマダラの好きなフジバカマやヒヨドリバナがすべて管理人さんに刈り取られていて餌となる花が無くなっているものですから1頭も見ることができませんでした。
嘉納山に着いたのは4時過ぎでまたもやアサギマダラの姿は見られませんでした。その代わり、アサギマダラが卵を産み付けるキジョランの葉を調べたらなんと卵がたくさん見つかりました。今がこんなに暑くても秋が近づいたのを感じたアサギマダラの♀はもう3化の卵を産み始めているのですね。来週には卵がみんな無事に孵化したかどうか見に来なければいけません。これからあちこちのキジョランに卵が次々と産み付けられてゆくことでしょう。今産み付けられたアサギマダラの卵は9月の下旬には蝶になり10月中に交尾して10月の末から11月にかけて越冬用の卵をキジョランに産みます。その卵は年内に孵化して小さな幼虫になって寒い冬を越します。そして3月の末に蛹となり5月の連休ごろには春のアサギマダラとして皆さんの前に姿を見せるようになります。
そして6月ごろになり気温が上がると一部は夏の涼しい北日本へ移動し、また一部は西日本の山間部の高い所に涼しさを求めて移動します。今年のように日本全体が気温が高いとアサギマダラたちは北海道まで移動したものも多いようですね。でもアサギマダラたちは北国に定住することはできません。9月になって気温が下がり始めると北国を追われるように南へと移動を開始し始めます。この季節になると日本列島にはうまく季節的な北東風が吹くようになります。アサギマダラたちはこの風に乗れば自然に南の地方に運ばれてゆきます。毎日同じ北風が吹くわけではありませんので蝶たちは本州沿いにあっちへ行ったりこっちへ行ったりを繰り返しながら気温の低下に追われながら次第に南へと下ってきます。もともと夏を南の方で過ごしたアサギマダラたちは気温が下がってくると山の高い所から餌の多い平地へ降りてくるようになります。そして10月ごろには北から下ってきた蝶と南で夏を過ごした蝶とが合流して過ごすようになり交尾のチャンスもきっと多くなって、来年の世代のための産卵が頻繁に行われるようになることでしょう。交尾を済ませたオスはもう役目を果たしていますので何処へ飛んで行こうと何の問題もありませんよね。冬が近づくと陸を離れ更に風に乗って南へ向かいますが南の島々へ運よくたどり着けるのは何パーセントでしょうか。もしも運良く島にたどり着いたとしてもその島で寿命が尽きるわけですから渡り鳥のように春になったら日本に帰って来るということはありません。オスはそれでいいとしてメスは翌年の子孫を残さなければならない宿命を持っています。メスは南下の途中で交尾をする若い蝶や北の生息地ですでに交尾を済ませている2化の蝶もいます。これらのメスはオスの南下の群れとは全く別行動で本州や四国九州に自生しているキジョランに産卵しながらオスよりも遅れてゆっくり南下して行きます。12月の末にもまだ本州にいるメスが見られますのでできうる限り冬が来るまでに産卵を済ませておこうとしているのでしょうか。もちろん早々とオスと一緒に本州を離れ南へ向かうメスも沢山いることでしょう。南の島々に運よくたどり着けたメスはその島で卵を産むことができるに違いありません。でも南の島で産み付けられた卵は春の早い時期に羽化してしまいます。本州がアサギマダラにとって良い気候となる4・5月ごろまで待って本州に戻ってくることは少し難しいことになるかもしれません。3月・4月の早春の頃には南の島から本土に向かって吹く風はほとんどありませんし、そんなことを考えると翌年の子孫を残すことが使命のメスは運よく南の島にたどり着けたとしても役に立っていないことになります。確かにアサギマダラの♂♀は晩秋から冬にかけて南の島々や台湾などで見つかりますがたまたまその季節の風が北東の風が多いので運よくたどり着けたアサギマダラがいるということだけではないでしょうか。日本で繁殖しているアサギマダラ(Parantica sita japonika)の生息・繁殖は移動の仕方を見ても殆ど本土内で完結しているような気がします。台湾や香港で見つかったアサギマダラはただの迷蝶であって生態研究の中では大きな意味は無いと感じています。今日嘉納山で見てきたことと話がそれてしまいましたが私はアサギマダラが気に入って生態の観察や研究を趣味としている者ですが、何処へも観察に行くこともなく地元の周防大島で一年中のアサギマダラの姿を観て想像しているだけです。アサギマダラの学術的な生態研究とかではありません。今日も私の勝手に思い付きを書いただけですから読んでくださった方には反論してくださっても結構ですがそのまま忘れてくださった方が嬉しいです。そんなええ加減なことは書くなとおしかりをいただくかもしれませんが誠にごもっともです。年寄りの暇つぶしかもしれませんが中には真実もいくらかは含まれていますのでお許しをくださいませ。

実は、嘉納山だけで済まないで嵩山へも登ってきました。もちろんもう夕方でアサギマダラには会えませんでした。
山頂の展望テラスには先客がいました。彼らは嵩山から安下庄湾で行われる花火大会を観たいという人たちでした。皆さん遠い所からわざわざ花火大会を見に来たということで大変ご苦労なことです。花火が上がるのを上から見下ろすというのは普通の場所ではなかなかできることではあませんよね。私も何年か前にこの展望テラスから花火を見たことがあるのですが花火が上がり始めて音が伝わってくるまでに開いた花火はもう消えてしまっているのです。そして尺玉でも距離があるのでそれほど大きな花火には見えません。長岡の花火大会でやるような三尺玉を打ち上げてくれたら目の真ん前でちょうどいい大きさに開いて素晴らしいかもしれません。そんなことで私が帰るまでに次々とやって来る車がありました。花火大会が始まるまでには山頂駐車場はいっぱいになるかもしれませんね。

夜になり花火大会は家の二階から眺めました。島外からわざわざ見に来られた方は花火が終わって島を出るのに数時間を要したと思います。ご苦労様でした。

 


嘉納山の山道

運がいいと夏でもアサギマダラがこの道を飛んでいます。

嘉納山の谷筋に生えているキジョランには真新しいアサギマダラの卵がありました。

アサギマダラの飛んでいる姿は見られませんでしたが近くにメスがいるのはいるのは確かです。

ヒヨドリバナはまだ咲いていませんでした。

 

嵩山の山頂へ回りました。

 

一番乗りの人は3時に来られたそうです。待つ時間は長いけどここは暑くありませんからまだましです。

次々と人が増えてきます。

嵩山の山道

駐車場にはまだ4台しかいませんでしたが登山道を私が下る間に6台の車が上って来るのに出会いました。時間的にはまだ早いので花火大会が始まるまでにはもっともっとたくさんの車が嵩山の山頂に来たかもしれません。

今夜はいい月夜でした。

 

山頂出てあった人の中には先日長岡の花火大会を見に行って来たんですと言う方がありました。規模からいうとけた違いだと思うのですが安下庄湾の花火大会を見て満足されたでしょうか。

 

毎年のことですが、お盆と共にこの花火大会が終わると今年の夏もお終いだなあ、と感じます。

 

 

 

 

 

 


あまりの暑さにまた海へ

2024年08月14日 | 日記

今日の浜辺

貝殻   過去の生命

 


 残暑は厳しいですね。皆さんどうしていらっしゃいますか ? 

昼間家にいるとエアコンのお世話にならざるを得ません。そうだ海へ行こう。

海が近くにあるものの特権ですね。

趣味のカメラを提げて海へ行ってきました。

 


夏の海と空

今年はいい入道雲ができません。なぜでしょうね。

人口の海水浴場です。庄南ビーチと言います。語呂合わせでしょうか。

 

こちらは自然の浜辺です。

私がよく泳ぐ砂浜ですがいつも誰もいません。

 

吉浦の海岸

ここはよくアジ釣りに来ます。

 

 

大泊の浜

向こうの端っこにひとが見えたので行って見ることにします。

ここで泳ぐのは久しぶりですが、潮は満ちていて水はきれいです。

磯の方から誰か帰ってきました。

皆さんご家族のようです。お父さんの獲物は何でしょう。

 

 

大泊の海岸にて

 

 


スイカの収穫 2回目

2024年08月14日 | 日記

今日の果物

スイカ  夏はやはりスイカが一番

 


 前回8月10日に一個目のスイカを収穫しましたが、残念ながら早すぎました。

あれから四日経ったのでもう食べられるかなと朝早くスイカ畑に収穫に行ってきました。たくさん実のある中でどれを取ろうかと迷います。

意を決してこれだと蔓から切り取ります。

今日は縞々スイカと黒スイカにしてみました。また外れたら辛いですね。

 


スイカの楽しみ

 

いざ、切ります。

包丁が入るとパリンと割れました。いい音です。もう食べごろの証拠です。

 

一個丸まるは食べられないので4分の1づつおすそ分けにすることにしました。

 

黒スイカはどうしたかというと箱詰めにして親戚の所に送りました。クロネコさんは何でもお届けしてくださるので助かります。しかも冷やした状態で運んでくれるのは何とも感謝・感謝ですね。

 

 


ペルセウス座流星群 (星に願いを)

2024年08月12日 | 日記

今日の花

夏の花 と言えばあなたなら何を一番にあげますか。向日葵でしょうか、朝顔でしょうか、それとも百日紅、さらにノウゼンカズラ、などなど夏の花は夏の暑さに負けない強烈な個性を持っていますよね。

 


 8月12日の今夜から14日までの深夜から明け方にかけてペルセウス座流星群が見られるということです。

12日の23時半ごろからカメラを三脚に載せて玄関前に出てみました。空を見上げると天空の東側半分には雲が無く流れ星は見られそうで少し期待が膨らんできました。カメラを北東に向けてセットし傍に椅子を持ってきて空を眺めることになりました。椅子に腰かけた姿勢で上を向くのは頭を支える首がひどく疲れるのが分かりましたが今更姿勢を変えることもできず、つぎにやる時にはボンボンベッドを持ってこようと思いました。出来るだけ星空を広く写真に撮りたいので10mmのレンズで頑張りましたが、約1時間写真を撮り続けたのに結果として一個の流れ星も写っていませんでした。カメラを向けた方向が良くなかったのとシャッターを押すタイミングが合わず残念でした。私が外で星空を眺めていた1時間余りの間に流れ星は10数個流れたのが見えました。しかもその中の一個は光ながら流れる途中で小爆発が見られるほどの立派な流れ星でした。これが撮れていたらどんなに大喜びしたことでしょう。
流れ星が見たいのか、写真が撮りたいのかというと、私の場合流れ星の写真が撮りたかったのです。結果は散々でしたが明日の晩があるさと思って寝に行きました。

 


深夜の星空

 

 

時々映っている変な光跡は流れ星ではなく飛行機です。こうしてみると夜中に飛行機がたくさん飛んでいることが分かりますね。みんな西に向かって飛んで行きますがきっと海外行きなんでしょうか。
天の川も少し映っていますね。私たちの住む太陽系の属する銀河です。銀河などそんなに広い所を見ないで太陽系だけにしぼって今夜の空を見ましょう。私たちの乗っている地球は大昔から太陽の周りを円形に近い楕円軌道で回っています。地球が今夜から数日間通過する軌道にはとても小さなちりが沢山空間に漂っているところを通過するのだそうです。小さなちりは地球が近づいたため地球に引っ張られ落ちてくることになりますね。それが流れ星として光って見えるのです。なぜそこの空間に塵がいっぱい漂っているのかというと、そのあたりは昔々彗星が塵をまき散らしながら太陽の方へ向かって通過していった跡なんだそうです。毎年々々地球はそこを通過して行きますので塵の数はだんだん減ってゆくことでしょうね。

 

暑いですねー。この夏はもう何度言ったか分かりませんが、もう秋の気配が見えてきました。

今日の昼間にはこのような秋の雲が見られました。立秋を過ぎし今日も大暑なり 見上げる空の雲は秋めく

 

 


78回目の誕生日

2024年08月10日 | 日記

今日の大葉(青じそ)

昨日料理に使った残り物でしょうか庭から摘んできた青じそがテーブルの上に生けてありました。

朝食のため椅子に座って大葉を眺めると何の変哲もないただの大葉ですが何か隠し絵のような輪郭が見えました。

アルチンボルドの絵をご存じの方もおられると思いますが、ただの大葉の重なりがヨーロッパ中世の男の人の横顔に見えませんか ?

 


 私78歳の誕生日を迎えることができました。

よくぞ無事に元気で生きてこられたものだとわれながら驚くとともに感謝の気持ちでいっぱいです。多くの人がそうだったのではないかと思うのですが、子供の頃の誕生日というものは意味もなく嬉しいものでしたね。青年期になると嬉しさはなくなりますが特別の日であることの自覚はできて来たようです。そして中年になる頃には自分の誕生日を忘れることもあったような無かったような、誕生日について考える余裕がなかったこともあったようです。そして60歳になると暦も一回りしたことだし振り出しに戻ってみようと思うことにしました。それまで十分に見つめたことのない私たちの暮らしているこの地球の自然について見直してみようと考えるようになりました。私を含めて多くの人は人間社会以外のことは知らないことが多すぎると思いませんか。手始めにカメラを使って蝶のことを調べてみることにしました。そうして18年間蝶の生態を知ることに余暇を使いました。楽しかったですね。蝶のことを介して知り合えた人は今はもう全国にいます。これからも元気で動くことのできる限り蝶のことは続けたいと思っています。今日の誕生日にも時間を作って山へアサギマダラの調査に行ってきました。

それから、今年はみかん畑の空き地でスイカを作っています。何年ぶりでしょう。子供の小さいころには毎年スイカは作っていた経験があるので今年もうまく行くはずだと自信は持っていました。そして今日は自分の誕生日だから自分で作ったスイカでお祝いしようと考え、沢山なっているスイカの中でこれと思ったスイカを取って帰りました。スイカの栽培をすると家に持ち帰ってまな板の上で切る時が一番楽しいのです。ところが今日は切り目を入れてもスイカは割れませんでした。期待感が一気に下がります。二つに切り開いてみると見るからに未熟です。収穫日を間違えたようですね。もう五日から7日くらい待つべきでした。

この頃自分や家族で食べるものは野菜など作れるものはできるだけ作ろうと思うようになりました。年とってから始めた生き物の観察や研究をするようになってから、生き物と食べ物のことを深く考えるようになってきました。特に最近は人間の食べ物のことに関心が深まっています。誰しも美味しいものが食べたいという欲望があるのは仕方がありませんが人間が自然とバランスよく付き合いながら食物をとってゆくことがもっと大事なのではという気が強くしてきました。そこで自分と家族で食べる分はなるべく作ろうと最近は努めています。今日は畑に今シーズン最後のキュウリの苗を植え付けました。うまく行くと10月までキュウリは自給できます。以前書きましたが町に魚屋さんがなくなってからもうずいぶん経ちます。新鮮な魚が食べたいときには自分で釣りに行くしかありません。その時は必要な魚だけ釣って帰ります。お肉類は今の所自己調達できません。でも先日畑からの帰り道に道路上を歩いているイノシシを見かけました。この1匹を捕まえたらひと月以上肉が食べられることになるんだよねと。私は捕獲の免許も持っていないしイノシシはさばいたことはありませんが、人間は大昔からきっと捕まえて食べていたんだろうなとその時考えてしまいました。今の世の中では経済的な問題はありますがお店に行けば何でも手に入り調理して食べたり、すでに調理してあるものを食べることもできますよね。世界中の80億人の人間がこんなことをしているわけではありませんが、地球の自然はこれからもずっと人類を養い続けることができるんでしょうか。うまく言えませんが、今年の誕生日にはなぜか食べ物のことが気になって仕方がありませんでした。

 


誕生日だからと言って収穫してきたスイカ

今日も暑くなりそうですね。

さあ、ファンファーレの音と共に包丁が入ります。

がっかりでした。


片添が浜と入道雲

2024年08月08日 | 日記

今日の花

ディエゴの花

 


 午後になって入道雲の写真を撮りに行こうと出かけました。北の空にも南の空にもいい入道雲は見当たりません。片添ガ浜臨海公園に来てみると南の空に大きくはないが多少の入道雲は出ていました。久しくここにも来ていないので「まあいいか。」の感覚で駐車場に入りました。ほとんど空っぽです。海岸に出てみると砂浜にも海の中にもほとんど人影はありませんでした。

雲の写真を撮った後はすることが無いのでちょっとだけ海に入ろうかなと考えました。誰もいない海ですから爺さんでも遠慮はいりませんよね。

 


片添が浜と入道雲

 

 

 

動画で波の音を楽しんでください。

 


私の大好きな海岸

2024年08月06日 | 日記

今日の花

ノウゼンカヅラ  まさに夏の花ですよね。

 


 今年の夏の暑さは異常ですね。周防大島でもついに35℃を越えてしまいました。周防大島は瀬戸内海に浮かぶ島ですから周りを海に囲まれています。その海が気温を下げてくれるのか夏の間もそれほど気温が上がりません。例年の夏は最高気温で32℃~33℃程度で済むことが多いのです。そんなところに住んでいる私たちは35℃を超えるなんてあまり経験が無いように思います。大都市や内陸の町に住んでいる人たちにはまことに申し訳ないことだとは思いますが、私たちの島の暮らしは夏涼しくて冬暖かいという恩恵に慣れきっていましたが今年の夏はちょっと厳しいですね。


夏の島の暮らしにはもう一ついいことがあります。町のすぐ近くに海岸がありどこででも泳ぐことができます。どこでもは言い過ぎですが水のきれいな海岸はいたるところにあり泳ぐことは可能です。でも最近は海水浴というものはそれほど人気がないのか美しい砂浜でも泳いでいる人を見かけることは少なくなりましたね。島にも何か所かある公営の海水浴場を覗いてみると、海に入って水遊びをしているのは小さな子供ばかりで大人は砂浜にパラソルやテントを張ってその下で海の雰囲気を楽しんでいるように見えます。でも私は昔から海へ行ったら泳ぐことが目的で水の中にいることが楽しいと思っていました。若いころは遠くまで泳ぐことも楽しみの一つで沖ノ島迄のんびり泳いで行ったりもしていましたがもうそんな体力はないので海岸と平行に泳いでいます。
もう一つ海で泳ぐ楽しみはシュノーケルを使って海中の景色を楽しむことです。海の中の景色は普段体験できない景色ですからとても新鮮でその美しさは陸上の景色に勝るとも劣らない素晴らしいものです。海の中にそびえたつ奇岩や海藻の林、その間を縫うように泳ぐ魚たち。小鳥たちが森や林の中を飛び交うような感じですが陸上の景色は下から上を見上げるのに対して海では上から海底を見下ろす感じがまたいいのです。瀬戸内海には骨格のあるサンゴはありませんがその代わり海藻の種類がとても豊富です。そして海の生き物はなぜか陸上の生き物以上にカラフルです。以前は水中用のカメラも使っていたのですが壊れて今は使っていません。ブログでご紹介できないのは残念ですが海の中の美しさはまた格別です。世界中には海中の美しい所はきっと無数にあると思いますが瀬戸内海の海中だってそれなりに楽しむことはできます。
今日行った海岸は岬の先端に近い所でとても潮の流れが速く海水浴に適した場所とは言えませんが私の大好きな海岸で一年に一度は海中散歩をしてみたい所です。今日はみかん作り仲間の若者を誘って泳ぎに行ってきました。海の中は海藻が多く景色としては例年より良かったかなと思いました。それと、今年は新しいウエットスーツを買ったのです。最近のウエットスーツは紫外線除けになっていて体にぴったりフィットするようにできています。年とると強い夏の紫外線はとても怖いので泳ぎに行くのはいつも光線の和らいだ夕方にしか行けませんでした。でもUVカットの水着なら怖くないぞと明るいうちに海へ行くことができたのです。夕方の海は海中が暗くてよく見えないのですが太陽がまだ空にいるうちは海の中もたいそう明るくて良かったです。新しいウエットスーツは体温を保護するのにも大いに役立ちます。長時間海の中にいてもそれほど寒くはありませんでした。海の中ではほとんど無重力状態ですから海から上がってしばらくは重力をすごく感じます。また、今年のこんな暑さですから海の中の快適さは言うに及びません。昔使っていた足ひれが壊れてしまって最近は足ひれ無しで泳いていますがまた買おうかなと思ったりしていますがこの年でいつまで海で泳げることかと思ったりもしています。
岩についていた岩ガキを1個だけよばれました。海水で良く洗って牡蠣殻をよく落としてそのまますすりこみます。美味しくいただき自然の恵みに感謝しました。

 


海中の美しい海岸

潮の流れのはやい岬ですから砂は全くありません。

 

若者は先に行っちゃいました。

 

生き物が沢山いてすばらしい海です。

向こうに見える山がわが町の嵩山です。

 

私も支度をしていざ海の中へ

少し日が傾いてきました。

夏の季語 雲の峰

故郷の海より仰ぐ雲の峰

 

いつ来ても誰もいない海です。今日は海の中をご紹介できなかったのが残念ですが、今年の暑さではまだまだ海のお世話にならねばならないかもしれませんね。