今日の花
ギンリョウソウ
先日ギンリョウソウを載せましたが、友達にこの花のことを話すと意外に知らないことが分かりました。見たことがないとのことでしたのでもう一度登場させます。今回のギンリョウソウの花は山の斜面に生えていたので写真が撮りやすかったので様子がよくわかると思います。
ご覧のように植物のくせに緑の葉を持っていません。地上に現れるのは真っ白い花茎だけです。地下部では菌類と共生で菌根を作り他の植物から栄養をもらって生活しているそうです。
27日に梅雨入り宣言が出されましたが早すぎですね。28日は一日雨でしたが久々の雨でうれしい雨でした。昨日の朝は雨が上がっていたので山へギフ蝶の幼虫を見に行ってきました。ギンリョウソウはそんな山に生えています。
家に帰ってみると庭にアサギマダラが来ていました。この時期にはよくやって来ますが秋ほどたくさんは来ません。おもしろいことに花も咲いていないフジバカマに寄ってくるのです。フジバカマに止まっているアサギマダラを観察してみると新芽の若葉を吸蜜管でつついているのが分かります。花のような蜜は出ないと思いますが何か分泌されるものがあってそれを吸っているのでしょうか。朝から夕方まで庭で飛び回っていました。午後になってもまだいるので捕まえてマーキングをしました。マーキングについては賛否両論があります。この生まれたばかりのようなきれいなアサギマダラに字を書いて汚すのはちょっとかわいそうな気はするのですが今後どこへ行くのか気になったものですから標識を付けさせてもらいました。春のマーキング蝶は秋のマーキング蝶ほど再度見つけられる確率は高くないようです。でもこの蝶をだれか見つけてくださいね。この蝶は今日30日にはもう我が家へは来ませんでした。
今日の音楽
チャイコフスキー 「弦楽の為のセレナーデ」 サイトウ・キネン・オーケストラ
Ozawa / Saito Kinen - Tchaikovsky / Serenade for Strings
追悼の音楽(らんらん)
バイオリニストの潮田益子さん(うしおだ・ますこ)さん、
5/28 米マサチューセッツ州ケンブリッジで亡くなられました(71歳)
潮田益子さん…中国東北部(旧満州)生まれ。
1966年のチャイコフスキー国際コンクール第2位以来、世界的に活躍され、
ロンドン交響楽団やボストン交響楽団などと共演。
ニューイングランド音楽院教授として後進の指導にも尽力。
国内ではサイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団の中核メンバーとして活躍されました。
早朝の大島オレンジロード
いつも誰もオランジロードです。この辺は標高の高いところなので霧ではなくて雲の中だと思います。ひどいところは20mくらいしか視界がききませんでした。
庭のフジバカマに来たアサギマダラ♂
ここは我が家の玄関前なのですが秋のアサギマダラ南下の最盛期には20頭くらいのアサギマダラが舞うことがあります。朝家を出る時には飛び回る蝶をかき分けて出てゆくようなことがあります。そんな話を以前にも書いたら東京の人から「羨ましいですね」とコメントを頂いたことがあります。その東京の方はアサギマダラを見ようと思うと信州まで行っているとのことでした。
私がアサギマダラの写真を撮っているとシロがやって来て様子をうかがっています。「蝶を捕るんじゃないぞ」
新芽の所に何か分泌物があるのでしょうか。
アサギマダラ 春のマーキング
午後になってもまだいるので捕まえて標識を付けました。アサギマダラって飛び回るとき人をあまり恐れませんがマーキングをしてもそっと放してやると何ごともなかったかのようにそのまま庭で遊んでいます。普通の蝶なら一度捕まえて放したら一目散逃げてゆきます。
なんといっぱい書かれてしまってかわいそうにと思われる方もいるかもしれませんが、目立つように書いておかないと誰かに見つけてもらえないのです。それに最低限必要な情報は書いておかないと意味がありません。
書いた字を裏側から読む状態なので読みづらいかもしれませんが、「山口」・「O.S.」(大島の略)・「5月29日」・「K.Y.」(私のイニシャル)・「002」我が家で書いた2頭目です。
字を書かれてもそれまでと全く変わりません。相変わらず新芽を吸っています。鷹揚な性格なのでしょうか。
少し飛翔写真を撮ってみました。
こんなアサギマダラが飛んでいるのを見たらご一報ください。お願いいたします。
ギフチョウが蛹に
上の写真のように蛹になったばかりは黄色い色をしていますがやがて茶褐色になってゆきます。
下の写真の下側のほこりの付いた前蛹は前にも紹介した脱走経歴のギフです。