曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

大島にも 紅葉が始まりました

2024年11月24日 | 日記

今日のアサギマダラ

アサギマダラ♂  11月の下旬になってもまだアサギマダラが飛んでいるなんて初めてのことです。吸蜜に来ている花はヤマヒヨドリです。フジバカマの花はもう終わりました。

 


 今年は暑い夏がなかなか去って行かず秋の訪れがずいぶん遅れましたよね。それでももう11月も下旬になり日差しは傾き日の出は遅く日の暮れる間は早く、冬が近づいているのをひしひしと感じます。それでも例年に比べると暖かいような気がしますが皆さんどう思われますか。

今朝少し早めに家を出たので思い立って紅葉を見に行ってきました。今年の暖秋ではやはり木々の色づきはまだ早かったですね。こちらの紅葉の盛りはもう一週間先でしょうか。
今朝の予定としては周防大島の山を三座(嵩山・嘉納山・文殊山)登ってみるつもりで出発したのですが嵩山と文殊山だけにしました。嵩山は普段から度々登っているので様子はよくわかっています。
予想していた通り山頂付近のイロハモミジは紅葉が始まっていました。でもまだ少し早かったですね。文殊山には半年くらい行っていないので様子はよくわかりませんがもしかしたら文殊堂の大イチョウが色づいているかもしれないと期待したのですが残念ながら黄金色のイチョウには早すぎました。
周防大島はもともと温暖でしかも穏やかな気候ですから北国のような素晴らしい紅葉は望むべくもありませんが山の中を探すと人知れず秘かに美しく紅葉している巨木があります。普段から私はよく山歩きをしますのでそのような木のある所を覚えておきます。紅葉が美しさを発揮するのはほんの数日間ですからその時に合わせて山の中に観に行くことはなかなかできません。今回も少し早すぎたのは残念でした。

11月24日の日曜日京都の嵐山はすごい人出だったそうですね。私の今日の紅葉狩りは山の中ですから人っ子一人出会いませんでした。山の林道は落ち葉が敷き詰められ車のわだちの跡すらありませんでした。少し早かったのですけど、山の中の紅葉を皆さんにもお届けします。

 


周防大島の紅葉

帯石観音

 

嵩山

 

 

文殊山

ウリハダカエデ

 

文殊堂

私の軽トラが見えますか、他に誰もいません。

 

ついでに、今日のアサギマダラの幼虫です。このまま越冬して来春蝶になります。

近年アサギマダラの数がだんだん減っていますが、今年の秋のアサギマダラは極端に数が少なかったようです。このまま絶滅に向かうことは無いと信じますが今年は幼虫の越冬のお手伝いをしてみようかと考えています。大量飼育が可能かどうかやってみます。

 

 


雨上がりの嵩山山頂

2024年11月11日 | 日記

今日のキノコ

名前は分かりません、食べられるかな、止めた方がよさそうです。でも何か虫が食った跡がある、きっと食べられるのだ。

 


 昨夜からの雨は朝には上がっていました。畑はしっとり濡れて仕事はできそうもありません。嵩山を見上げると雲がかかっていますが青空になりそうです。山頂駐車場のフジバカマを見に行ってこよう、アサギマダラはまだいるかもしれない。と思い立って嵩山に登ってみることにしました。雨上がりだしついでにキノコ狩りもできたらいいなと欲張っています。

山頂は気温が低くアサギマダラの姿はありませんでしたが、前回来た時に見つけていたイケマに産み付けられたアサギマダラの卵がどうなっているのか気になっていたので見に行きました。秋も深まりイケマの葉は黄色くなり落葉寸前でした。アサギマダラの卵はすでに孵化していて初齢の幼虫が黄色くなったイケマの葉を食べているのを見るとかわいそうでした。このままではイケマの葉は落葉しアサギマダラの幼虫は餓死してしまいます。帰りにふもとまで連れて行ってあげようね。ふもとにはキジョランが沢山あるので春までの餌に心配はありません。

いつも歩く嵩山の山頂付近の森ですが朝霧に包まれてとても爽やかで気持ち良かったです。特に太陽の光が木々の間から森の中に差し込む様子は何とも言えませんでした。次々と変わる光のショーはカメラのシャッターを切らずにはいられませんでした。たくさん撮ってきましたのでつまらないかもしれませんがご覧になってください。森の写真の中に気に入っていただいたものがありましたらパソコンの背景画面にしていただけたら嬉しいです。そして飽きたら捨ててください。写真て素敵な一瞬を保存できるところがすごいですよね。そしてこのブログ(ネット)を通じて皆さんにも嵩山の山頂付近の森を感じていただけるのはいい時代ですね。

 


嵩山の山頂付近の森の中

朝の光が斜めに差し込みます。いい日の予感

 

紅葉の見ごろは今年は遅いでしょうね

 

10月16日に埼玉からやって来たアサギマダラ友達とこのイケマに卵が産み付けられているのを見つけました。

 

展望テラスは光に満ちていました。

 

霧が流れてくるとこんな景色が見られます。森の木々と微かな霧と太陽の光が織りなす風景です。

 

森の中の小道で出会った外人さんを写真に撮らせていただきました。

 

みかん畑のフジバカマにはまだ数頭のアサギマダラが吸蜜に来ていました。

 

 

山頂のイケマから連れ帰ったアサギマダラの幼虫はふもとのキジョランで育てます。

 

 


思い出画像 5年前の10月

2024年11月01日 | 日記

5年前の10月

 

子ヤギが生まれました。

 


 10月が終わってしまいましたね。10月は5月と並んで一年の中で最も気候の良い月です。八百万の神様たちが留守をしていますので叱られることもなく気兼ねもなく私たちは十分に羽を伸ばせると言ってもいい時節です。国会議員たちも神様たちのいないスキをついて選挙を行いましたが神様よりも国民の審判がおおむね厳しかったようです。1強の時代が終わりましたので政党や議員個人が本当にみんなで話し合いの出来る民主主義的な国会ができることを望みたいと思います。

11月になりましたがこの月はなんだか物寂しい感じがしませんか。秋のお祭りやイベントも大方10月末までに終わり、冬のやって来るのをいろいろ準備しながら静かに待っているような月ではないでしょうか。今日は朝からしとしと雨が降り続いています。思い立ってパソコンを開いて古い画像を引き出してみました。昔だったらアルバムを開いてみると言ったところでしょう。

とりあえず五年前の10月の写真フォルダに飛んでみました。外入の磯兼屋敷の跡にフジバカマ園ができたころです。フジバカマ園は道路沿いの一段だけのオープンでした。たった一段だけでもすごい数のアサギマダラが集まって来て当時みんな驚きで感嘆の声を上げました。

その後フジバカマ公園は管理人の山本さん夫妻によってどんどん拡張されました、そして以前からある地域の活動グループ「花の咲く夕日の里つくりの会」のたゆまぬ努力によって周辺の荒れ地が次々と整備され、春の桜・花桃から始まって、連休ごろのの春季アサギマダラに初夏のホタルなど一年中観光客の絶えぬ大きな自然公園となりました。今では秋のアサギマダラを一目見ようと駐車場が満杯になるほどのお客さんでにぎわっています。さらに晩秋を彩るモミジが次々と植えられていますのでいつの日かここらは紅葉の名所にもなることと思います。

今日は、5年前の外入フジバカマ園をご覧になり当時を思い出してください。

 


5年前の外入フジバカマ公園

 

フジバカマの植栽はこの一段のみでした。アサギマダラの密度がすごく濃かったです。

沢山のアサギマダラに囲まれて山本さんご夫妻も満足げです。

 

フジバカマに群がるアサギマダラは5年前こんなに多かったのですね。

 

 

下の写真は5年前の写真ですが、今年は10月中に一度も快晴の青空がありませんでした。秋には天高くと言われるように晴れ渡り濃い青空の日が多いものですが今年はどうしたのでしょうか。

 

フジバカマ園にはアサギマダラの他いろんな蝶が集まります。


アカタテハ

 

ヒメアカタテハ  このチョウも旅をする蝶と言われています。ヒメアカタテハはほとんど世界中に分布していますがアフリカ大陸の西海岸から風に乗って飛び立ったヒメアカタテハ数頭が大西洋4000㎞を飛び越えて南アメリカの東岸に移動したことが確認されました。日本のヒメアカタテハはまだ研究が進んでいなくて移動のことはよくわかっていません。

 

イシガケチョウ  今のように温暖化が進む以前にはこのチョウは本州にはいませんでした。沖縄などの亜熱帯に行かなければ見られない蝶でした。今ではこの辺のごく普通の蝶です。

 

ウラナミシジミ  この小さな蝶も冬を暖かい地方で過ごしますが、夏以降にこの辺でも見られるように北上してきます。

アサギマダラの移動は有名ですね。

ツマグロヒョウモン   すみれの仲間で繁殖しますので家庭の庭によくやって来ます。

 

カバマダラ   アサギマダラと同じ仲間の蝶でアサギマダラと同様毒蝶として知られています。蜘蛛や野鳥は食べないようにするそうです。

普段本州にはいませんが台風の風などに乗って周防大島や本州迄北上してくることがあります。何年に一度かは我が家の周りでも沢山飛び回るのが見られますが冬になって南へ帰ることはしません。

 

5年前のマーキング蝶

このように下側の翅に裏表両側に分けてマークしてくださると再捕獲がしやすくて捕獲率が高くなります。上側の翅の空欄は次にマークする人のために空けておくといいですね。
このような書き方だとアサギマダラが休む時翅をしっかり閉じても字が読めてマーキング蝶だとはっきりわかります。

 


5年前のこの頃、木村さんちに子ヤギが生まれました。

今では子ヤギもすっかり大人になってどれが母さんか分かりません。

 

今日は一日中どんよりとした天気で何もネタがありませんでした。暇だったのでこんな写真で記事を作ってみました。