曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

みかんの接ぎ木

2016年02月25日 | 日記

今日の花

Fier Dance と言う洋種の椿です。春咲きの椿だそうで12月に買った時には蕾が3個付いているだけの苗でした。花を見ずに買うのは少し冒険ですが安かったのでまあいいかと衝動買いをしました。初めて1輪咲いたのですが御覧のように赤みの濃いいい花です。

 


 今日は少し変わった写真をご覧に入れます。やや専門的なことで面白くはありませんが、こんなことでも将来世の中の一部が変わるかもしれないということです。世の中が引っくり返るようなことではありませんし、ノーベル賞につながるような人類に貢献するようなことでもありません。でも将来の人々が美味しいみかんを食べられるか否かのきわどい瀬戸際なのです。一粒の雨は大河になって大きな力を持って行くこともありますが、そのまま乾いて蒸発して消えてしまうこともあります。そんなことは誰にも分かりませんが同じようなことが一粒のみかんの種にも当てはまります。雌蕊に付けられた花粉の遺伝子と胚細胞の遺伝子が融合して新しいみかんの種ができます。その種に私が少しばかり手を貸してやって成長を助けてやるとします。芽が出て何年かかかって成長し1本のみかんの木になり、新しい今までになかったような実を付けるようになるとします。そのみかんは美味しくて誰からも好かれる果物になるかもしれません。本当においしい果物ならやがて世界中の人たちに好んで食べられるようになるでしょう。一粒の種から育ったみかんの木にはそんな可能性があると思います。そんな夢のようなことが起こる確率は宝くじに当たるより難しいかもしれませんが誰かが手助けをしてやらなかったら夢はすぐに消えてしまいます。

そんな夢への手助けを40年近くやっていますが夢が実現されたことはありません。それが普通ですね。先日、そんな夢の一つが消えそうになって私はあわてました。今年の秋に実った新しいみかんの一つですが少し気に入っていました。春になったら苗木を作って保存しておこうと考えていたのですが数日前に畑の中にそのみかんの木を見に行って驚きました。葉が萎れて木全体が枯れそうになっているのです。まだ完全に枯れているわけではなく枝は緑色で生きているはずです。このまま春まで放置すれば木全体が死んでしまいこのみかんの木の遺伝子は永遠に失われるのです。枝はかろうじて生きていますからこの木を救おうとすれば健康な樹に接ぎ木するしか方法はありません。気温の低い時期だし生きているとはいえ枝の水分はかなり失われています。接ぎ木をしても活着するかどうか可能性はとても低い状態です。でも遺伝子を残すためにはやってみるよりほかにはありません。少しでも条件をよくするためにハウスの中のみかんの木に接いでみました。春になって芽が出れば成功です。生きた枝を少しでも確保できればクローン的に増殖することはできます。

ということで、生き残ってくれよと願いながら季節外れの接ぎ木をしました。

 


急に枯れそうになったみかんの木

このみかんの木は種から発生した木でこの遺伝子を持つ木は世界に1本しかありません。枯れたらこの木の遺伝子は永遠に失われます。
育種の世界では良い性質をもつものはすぐに複製を作っておく必要があります。

この枯れそうな木の枝を取って健全な木に接ぎ木をします。

台木となる木の幹に形成層まで切り込みを入れます。

枯れそうなみかんの木の比較的健全そうな部分からとった枝です。

切り口に差し込み形成層を合わせて固定します。血管と血管がうまくつながれば生命の維持ができます。

傷口がお互いに癒合するまで乾燥しないようビニールテープで保護します。

安全を期して何本も接ぎました。

台木は弓削瓢柑です。植物の移植手術は人間の移植手術ほど難しくはありません。近縁のものであれば何でも活着します。

 

安全のため別の木にも接いでおきました。

みかんの木の接ぎ木の時期は4月になってからが最適なのですが枝が弱っているので寒くても今すぐに接ぐしか方法がありません。はたしてこの枝は生き残ることができるでしょうか。もしも生き残ったなら皆さんは将来美味しいみかんが食べられるかもしれません。

全ての枝が枯れてしまったら無かったものと諦めてください。

 

 

 


2月22日はニャンニャンの日

2016年02月22日 | 日記

今日の花

薄寒桜

カンアヤメ

暦はどんどん過ぎてゆきますがなかなか暖かくはなりませんね。

 


 朝食を食べながら新聞を読んでいると2月22日つまり今日のことですが猫の日だそうです。誰が言い始めたのか知りませんが11月1日はワンワンの日で犬の日だそうです。きっと365日すべて何の日と言うのがあるのじゃないでしょうか。夕方仕事をしながらラジオを聞いていたら2月22日はフーフーでおでんの日だと言っていました。こじつければ何の日にでもなるのですね。

夜、テレビのニュースを見ているとペットとしての猫が経済効果に貢献していると真面目な顔で話していました。ネコノミクスと言う言葉まで作っているし、猫関連産業は今や2兆3000億円だそうです。我が家も猫のエサ代で少し貢献しているわけです。日本には今飼いネコの数が推定960万匹あまりいるそうですが野良ネコの数を入れたらどれだけいるのでしょうね。「猫の手も借りたいくらい忙しい」と言う言葉がありますが猫は本当に何の役にも立ちません。昔は猫は家の中の鼠を捕ってくれるということもあったそうですが今時の猫は我が家の猫を見ていても何の役にも立ちません。それどころか私が仕事をしていると手元や足元へ来てじゃれ付き回り邪魔ばかりしてくれます。猫は人間の心をいやしてくれると言われますが、そうかなあと思いながら諦めています。

今日は猫の日にちなんで我が家の猫どもを撮ってみました。我が家には餌を与えている猫が3匹います。その他勝手にやって来て我が家の猫の餌を横取りしている猫も何匹かいるようです。見つけたらただでは置きませんが、なかなかずるがしこいやつです。

 


我が家の猫1. シロ ♂

 

昨年の夏に喧嘩で傷付けられたところがいまだに治りません。半分くらいは皮膚が戻ってきているのですがまだ表皮の出来ていないところがあります。瘡蓋が固くなると自分で剥がしては血だらけになっています。以前、自分で取れないようエリザベスカラーを首に付けてみたのですが一日しか持てませんでした。どこではずしたのか気に入らないものは捨てて来たようです。

 


我が家の猫2. ホワイトソックス ♂

 

 

一番人なつっこい性格で、人には誰でも遊ぼうって寄って行きます。まず最初に足元にすり寄って来て抱っこを要求したり頭をなでなでしてくれと要求してきます。我が家の来客にも遠慮なく寄って行くのですが猫になれている人なら問題ないのですがたまに猫嫌いの人がいてびっくりすることもあります。みかんを買いに来た年配のおじさんがソックスを抱いてみて「猫というものを初めて抱いたが温いもんじゃねー」と感激していました。ソックスは満足げな顔で抱かれています。

 


我が家の猫3. ビビリ ♀

 

猫は以前みんなみかんの作業倉庫に住んでいました。その頃はシロが一番威張っていたのですが数年前から黒い野良がやって来るようになってその野良と何度も何度も喧嘩をしてついに負けてしまい倉庫に居着けなくなってしまいました。今は我が家の母屋の方にいます。このビビリとソックスは野良がやって来ても喧嘩はしません。野良が餌を欲しがるとどうぞとばかり引いてしまいます。だからここに住んでいても何ら問題はありません。そして最下位にいたビビリがいつの間にか名主となっていつも私の側にいます。どこの世界も女はやはり強いですね。

 

最後にシロの敵 野良のクロ

この百戦錬磨の面構えにたいして我が家のシロは勝てませんね。かっこつけて顎鬚まで生やしちゃって。

今日はぴっこを引いていました。今は恋の季節ですのでニャーゴニャーゴ鳴きながら家の周りを歩くのでうるさいです。

 

 


2月18日は滝の観音様のお祭りです。

2016年02月18日 | 日記

今日の花

青木の実  何にも花の無い真冬の山の中で赤い実はよく目立ちます。

 


 今日は屋代の滝の観音様のお祭りの日です。今年も案内状をいただいていたのでお詣りしようかどうしようか悩んでいました。10時半集合と書いてあったので間に合うかなと思って参道入り口に行ってみると誰もいません。皆さんもう山に登ったようです。急いで追っかけて登りましたが急斜面を急ぐと息が切れます。歳かなと感じながらもどんどん登ってようやく滝に着いた時にはお祭りはすでに終わっていたようで帰り支度の方もおられました。私が最後に山の駐車場にたどりついて入り口をふさいでいるのでまた急いで帰らねばなりません。一応手を合わせるとすぐに下山です。

大島オレンジロードを帰途に着きしばらく行くと道の真ん中に犬のような動物が数匹いるのが見えました。急ブレーキをかけて車を路肩に止めてよく見るとイノシシの子供です。瓜坊と言うには少し大人びてはいますがまだかわいさの残るサイズです。チャンスとばかりにカメラを構えてシャッターを切りました。車から降りるとすぐに逃げられると思ってウインドウ越しの撮影です。じっとしていると先に道路から茂みに逃げ込んだイノシシもまた道路へ出て来そうでした。出てこい出て来いと車の中で待ち構えていたのですがそこへ別の車が後ろからやって来て私の車の横を通って追い越して行きました。その車にイノシシたちは驚いてまたみんな茂みの中へ逃げ込んでしまいました。アンラッキーです。車から降りて藪の中まで追いかけようかと思いましたが思いとどまりました。藪の中には子供たちのおっかさんが待ち構えているかもしれません。100キロもあるようなおっかさんがいたら私はどんなことになるやもしれません。一瞬でしたが数十枚撮ることができました。逆光だったのが残念です。

 


今日の音楽 (らんらんさんより) 

オカリナのアンサンブルグループ G.O,B
   Gruppo Ocarinistico Budriese(ブードリオのオカリナ合奏団)


オカリナのアンサンブルなんて初めて聴きました。オカリナって学生時代に少しだけ吹いてみたことがあります。楽器としては比較的易しいもので音はすぐに出せるし穴の位置を覚えれば音階も作ることができてやさしい曲ならすぐに吹けます。熱しやすく冷めやすい性格なのでオカリナもじきに止めてしまいました。当時のオカリナはいつの間にか無くなってしまいました。

オカリナ(Ocarina)はイタリア語で小さなガチョウというのだそうです。単純な楽器ですからずいぶん昔から世界各地に似たものがあったようですが今のようなオカリナはイタリアのジュセッペ ドナティが1860年ごろに改良して作ったそうです。楽器の分類としてはリコーダーやフルートなどの木管楽器に入るようですが音のできる様子としては管楽器ではなく空洞に共鳴するギターやヴァイオリンなどの仲間に入るようです。音ができる時はフルートやリコーダーと同じで息をパイプの中と外とに分ける尖ったところに吹き付けて空気の振動を作ります。それだけでは楽器にならないので振動を共鳴させて大きな音にしなければなりません。そして音階を作らねばならないのですが、管楽器は管の長さによって音程を調節しますが空洞に共鳴させる楽器は空洞の容積を変えなければなりません。オカリナは穴の面積を変えることにより有効な空洞の容積を変えています。縦笛や横笛のように穴の位置が問題になることはありません。また管楽器などは倍音を使って音域を広げますがオカリナは倍音が出にくいので一つの楽器としては音域が狭いのです。この演奏のように低音用の大きなオカリナから手の中に隠れるような小さなオカリナまでいろんなサイズの楽器が集まると幅広い演奏ができるのですね。勉強になりました。らんらんさん有難うございました。

またちょっとだけ吹いてみたくなりました。アマゾンへ注文しようかな。でもまたすぐに飽きるだろうな。



 

瀧の観音様への道

今日の目的にはアサギマダラの幼虫調査も入っていました。

越冬しているアサギマダラの幼虫は順調のようでした。

 

瀧が見えてきました

今年は暖かいのでツララも雪もありませんでした。瀧は3段になっています。

 

帰り道

これは珍しいことです。川の中に梅の木が生えていて白い花を咲かせていました。

最後に着いた私が入り口をふさいでいるので車の人は誰も帰れません。

 

帰り道のオレンジロードにいたイノシシの子供たち

3匹ほど道路にいましたがカメラを取って構えたときには1匹しか見えませんでした。

一番とろいやつ

ようく見ると茂みの中に3匹います。

また出て来そうです。

この時別の車がやって来てイノシシたちの前をビューンと通り過ぎてゆきました。

一気に警戒体制になりました。よく見るとまだ瓜坊の縞模様が残っていますね。

先に逃げた1匹が上からみんなを呼んでいるようです。その後ろにはお母さんがいるかも・・・・・

最後の1匹が登って行きました。着いて行ってみたかったですね。でもここまで撮れたら良しとしましょう。

 

 


春一番が吹きました

2016年02月14日 | 日記

今日の花

薄寒桜

 

辛夷

 

馬酔木

 

カンアヤメ

 

牡丹の新芽

 


 もう春一番が吹きましたね。朝起きてみると、家の中より外の方が暖かいくらいでした。強い南西風が吹いていました。暖かい風に誘われたのかテングチョウが飛んでいました。飼育ボックスのアサギマダラも8時ごろから羽を開いています。でも騙されてはいけません、夜には冬の気温に戻っています。

庭の木々の花がもう咲き始めているので写真に撮ってみました。着実に春は近づいています。

今日の最高気温は朝5時11分に18.1℃を記録しています。そして風の瞬間最大風速は8時21分に18.8メートルでした。

 

 


港の公園 ネコ 2.

2016年02月13日 | 日記

今日の花

50数年前私が中学生だった頃、薔薇を一生懸命栽培したことがあります。お小遣いがそんなにないので値段の高い株は買えません。まず山へ行って野薔薇の根っこを掘り取って来て、よそからきれいな薔薇の枝をもらってきて接ぎ木をして苗を作るのです。なかなかうまくは行きませんでした。

 


 港の公園には猫が沢山います。公園の入り口には「野良猫に餌をやらないようにしましょう。」の看板がありますが猫たちは痩せてはいないし人を怖がる風もないのできっと誰かからえさをもらっているのでしょう。

写真を撮るためにはまずネコの警戒心を解かねばなりません。そしてできるだけ自然態で動いてほしいところです。しばらくはカメラを向けずに知らん顔して私が彼らに何もしないで安心できることを分からせねばなりません。

 


港の公園にて

 

チャトラン

まだ警戒心がいっぱいです。

そろりそろりとやって来ました。

いいきもちー。

 

もう1匹は洗い場でのんびり

うーん 暇だなあ !

 

穏やかな一日

 

家のネコを撮るより面白いです。 


港の公園の ネコ

2016年02月12日 | 日記

今日の花

家を売っても100万本はとても買えません。たった1本の薔薇に想いを込めて !

 


  出かける用事があったので港の公園に寄ってみました。こんなに天気が良いのに公園にはだーれもいません。猫たちがのんびりと陽だまりを楽しんでいました。岩合さんの気持ちになってそうっと猫に近づきました。意外に人になれているようで逃げることはなく写真を撮らせてくれました。

 


港の堤防の上にはヒジキが干してあり良い磯の香りがしていました。

 

公園の木々は葉を落とした冬姿でとても陽射しが明るく感じられました。

 

いました、いました。

そっと近づくと向こうから寄ってきました。

私のことは無視してごろんと横になりくつろいでいます。

下の先がちょっと出ているのはなぜでしょう???

別のネコがそばを通りかかりました。

それぞれ自分の好きな場所へと向かいます。

また、道の上で寝てしまいました。何と無防備な。

 


二日続けて布刈に

2016年02月11日 | 日記

今日の花

花の無い日のために薔薇の写真を撮りためてあります。

 


 昨日久しぶりでワカメ取りに行きましたが満足のゆくほど取れなかったので今日再挑戦することにしました。昨日は大畠瀬戸の大島側の海岸を歩いたので、今日は対岸の大畠側の大島大橋の下のあたりへ行くことにしました。昨日の干潮が4時だったので今日は5時ごろでそろそろ暗くなるので海の中がよく見えなくなり少し不利です。家を4時20分に出て5時ジャストに海に付きました。太陽は西の空に低くなりすっかり夕方になっています。急がなくっちゃあ。それでも好きな写真は撮りながら大島大橋の下へと急ぎました。海抜0メートルからの景色は好きなんです。なぜって、そこからは海と陸と空が一緒に撮れるからです。地球の表面の原点ですからね。

こちら側の岸にやって来てもワカメは非常に少ないようでした。磯にいたおばさんたちと話しても「わかめはないねー」と言うことでした。そこで私もワカメのことは半分あきらめて海の様子を写真に撮って楽しむことにしました。どんどん歩いているうちに日は沈んでしまいいよいよ夕暮れとなってきました。暗くならないうちに海から上がらねばと今度は帰り道を急ぐことになりました。

ワカメはほんのちょっぴりしか取れませんでしたが、本当に若いワカメできれいな上物でした。

 


夕方5時日暮れ前の海岸に着きました。

橋の下まではまだだいぶ歩かなければなりません。

夏にはこの辺りから海に入って潜ります。

 

橋の下は潮流の最も早いところですが潜ってみるとすごくきれいなところです。魚も沢山います。

もうすぐ日が沈みます。

この黒いぶつぶつは何だかわかりますか?

イソギンチャクです。潮が満ちてきて水没すると一斉に触手を出してとてもきれいですよ。踏まないように歩くのは大変です。

私以外にももの好きな人はいるものです。

ほとんど橋の下にやって来ました。この時にはちょうど潮止まりなのでご覧のように平らな海ですが引き潮の最も流れの速い時には川を激流が流れるような状態になります。そんな時にはとても泳げませんが潮止まりの時に潜るとすごくきれいです。

付着している海藻はヒジキです。

この辺りはヒジキの多いところです。

こんなかわいいワカメが少しだけ生えていました。

小さいけど何もついていないきれいなわかめです。

 

さあ急いで帰りましょう。

さすがにもう誰もいませんでした。

真夜中にここへ来たことも何度かありますがやはり明るい時の方が楽ですね。

 

今夜もまた海の幸(ワカメ)山の幸(酢橙)を楽しみました。この二つはなかなか相性がいいようです。

 


久しぶりで布刈に行きました

2016年02月10日 | 日記

今日の花

薔薇をまとめて豪華に

 


 昨日ニュースの中で中国の春節のお祝いのことを伝えていました。いわゆる旧正月のことですね。2月8日が旧暦での一月一日なら今日は1月3日でまだ大潮です。ふと昔のことを思い出しました。30代の頃にはこの時期にはしょっちゅう友達と夜漁りに出かけていたものです。夜漁りというのは旧正月頃の大潮の時に夜中の引き潮時(夜中の2時ごろから4時ごろで一年で最も潮のよく引く時期です)に磯に行ってアワビやサザエ、ナマコやウニ、ワカメにヒジキ等々海の幸を拾って歩くのです。蛸もたまに獲れます。寒風の吹きすさぶ中でも夜中の海へよく出かけたものです。さすがにこの歳になると夜中の海に行く気にはなれませんが昼間の海なら行ってみようかなという気になり午後の3時ごろから海へワカメ取りに行ってきました。ワカメは潮通しの良い所にしか生えません。大島大橋のある大畠瀬戸は潮流が早くてワカメもよく育ちます。瀬戸の海岸に来てみましたがワカメはなかなか見つかりません。どうしたことでしょう。12月・1月が暖かかったせいで海水温がまだ下がっていないのでしょうか。ワカメや海苔などの海藻類は水温が下がった方がよく育ちます。たまに見つかってもワカメはまだとても小さくて刈り取ってもほんの少ししかありません。今日は小さなバケツを持ってきて正解でした。それでも二・三度食べるくらいは取れたので良しとしましょう。

夕食には湯通ししたばかりの生ワカメを酢橙と醤油でいただきました。歯ごたえの良さと磯の香がして取れたての季節のものはやはり美味しいです。山のきのこと同じで自分で取に行かねば味わえないものですね。

 


大畠瀬戸の海岸

午後の4時はもう日が低くなっていました。でも春の日差しを感じます。

これだけあればいいでしょう。

もう4時半を過ぎました。向こうに見えるのは笠佐島です。

県道に上がりました。

瀬戸の灯台も満ち潮で磯は沈み始めています。向こうは琴石山です。この山はヤブツバキがとても多くて今頃登るときれいだろうと思います。

 


すぐにワカメの処理をしなければなりません。

まず塩水で洗います。

この褐色のワカメが熱湯に入れると瞬時に緑色になります。不思議ですねー。

私は10秒くらいで熱湯から上げてすぐに冷水で冷やします。

ざるにあげて出来上がりです。冷蔵庫のチルドに入れておけば1週間は美味しく食べられます。

酢橙をたっぷり搾り、お醤油を少し加えていただきます。酢の物と言うより和風のシンプルなサラダですね。茎がコリコリしてまた美味しいのです。小さな幸せをくれた海の幸に感謝しつついただきました。

 

 


日の出 一日の始まり

2016年02月09日 | 日記

今日の花と蝶

アサギ姫はヤブツバキもお気に召さぬようでした。

 


 今朝、窓から外を見ると東の山の端から朝の光が雲を照らし光の筋が空に向かって伸びている光景が見えました。風が強くて雲はどんどん流れています。思わずカメラをつかんで外へ出ました。最初のシャッターが8時2分です。そして山の端から太陽がのぞいてショーが終わったのは8時10分でした。

朝日が昇り一日が始まりました。

 


朝 束の間の空のショー

 

お日様が顔を出しました。きっと上空の氷の粒に光が反射しているのでしょうね。8分間の夜明けのショーはこれでお終いです。いつもと変わらぬ一日が始まりました。

 

朝日の当たる冬木立

 


カモ 鴨 Come on !

2016年02月06日 | 日記

今日の花

また薔薇の花です。変わった色の花でしょう。

 


 今日は午前中はみかんの配達に行き海岸の側の道を走っていると海に鳥の群れが見えました。最初近いところにいたのですがカメラの準備をしている間にどんどん沖に出てゆきシャッターチャンスを逃しました。鳥など撮るつもりがなかったので望遠も持っていなくて残念でした。

午後は柳井へ出かけての帰り道屋代川の河口で沢山の鳥を見かけました。またもや望遠はないし夕日の逆光で何の鳥かわからない有様でした。

どちらにしても鳥のことはよくわかりませんが鳥がいると撮りたくなります。鳥撮り県なんちゃって鳥取県の方に怒られますね。

 


海面にいるカルガモ

カルガモってオスもメスも羽が同じ模様なんだそうです。嘴の先が黄色いのが特徴です。

 


屋代川河口の鳥の群れ

拡大してシルエットを見て判断するとマガモのようです。

シンクロナイズトスイミングみたいですね。

逆光で模様が全く分かりません。手前の群れはカモですね。体が沈んでいて首だけ出しているのはきっと鵜です。

シラサギさんは泳げないのでしょうね。

鵜が浅瀬で起き上がりました。カワウの幼鳥のようです。

 


日が西に傾いてきました。向こうに見えるのは大星山でしょうか。風車が見えます。

 


安下庄湾に帰ってきました。

湾内はいつも波が静かなので船がよく停泊します。遠くに見えるのは練習船です。遠すぎて船名はわかりません。練習船の位置情報サイトを見たらただいま故障中だそうです。