曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

10月の花

2021年10月31日 | 日記

 長かったような短かったような10月が終わりました。

楽しませてくれたアサギマダラも行ってしまいました。

来月は霜月、少しづつ寒さが身にしみてきますね。

紅葉が最後の命の輝きを見せてくれます。でもあっという間に枯葉となってゆきます。

しかし季節が移り替わっても次の楽しみがやって来ます。

みかんが美味しくなります。新しい品種のみかんができてきます。

椿の花が咲き始めます。初めての花が、見たこともない花が咲きます。

時計は反対向きには回りませんよね。

 


今月の花はやはり少なかったですね。

 

今夜も遅くなりました。おやすみなさい。


今日も又何もせぬ間に日が沈む

2021年10月29日 | 日記

今日の花

椿

 


 この頃日が短くなっているのはよくわかっているけど、何とも一日の終わるのが早いです。
10月は31日もあるのだから今月は少しゆっくりできるかなと感じていたのは月初めだけでした。20日を過ぎるとあっという間に晦日はやって来ます。
一年のうち10月は5月と並んで最もすごしよい季節ですが今年は前半気温が高すぎでした。それでも今はいい季節であることは確かですね。

明後日は衆議院選挙の投票日です。先日9月26日にドイツの総選挙がありましたが投票率76.6%でしたね。8割近い投票率は素晴らしいです。
私たちの選挙もこれくらいは行きたいものです。ドイツに負けないくらいみんなで投票に行きましょう。

 


今日の夕焼け

少しくらいはアサギマダラがいてくれないかと期待していましたが、1頭もいませんでした。

地球の回る速さを感じます。

 

 

日が完全に沈むと東の空から雲が赤く輝き始めます。

 

ここらで、山のお寺の鐘が鳴る・・・・・となればしんみりしてくるところですが、現実には傍で子供たちが「幸せの鐘」を激しく半鐘のように鳴らしていました。

 

 

 


リュウキュウアサギマダラは南の島へ

2021年10月23日 | 日記

今日の花

白椿   椿の花がちらほら咲き始めました。白い椿の方が早く咲き始めるようです。赤い椿はまだほんの少し。

 


 世間では旅をするアサギマダラのことがテレビや新聞で報道され、この頃多くの人が一目見ようと満開のフジバカマ園に訪れます。今日は天気も良く駐車場には入りきれないほどの車がやって来ました。10月の初めから毎日毎日アサギマダラを見ている私なんかもう飽き気味ですが、今年初めてアサギマダラを見たという観光の方々は感激の声をあげられていました。


このように公園の一部や休耕田にフジバカマ園を作りたくさんのアサギマダラを一か所に集め花と蝶の両方を楽しむやり方がいま全国各地で行われているようです。アサギマダラにとってフジバカマの蜜は絶好のご馳走ですから、野山で苦労していろんな花の蜜を探すよりフジバカマ園ができたことは大変楽ができることになったわけですね。人間が秋のひと時を楽しむためにフジバカマ園を作ったことは自然のアサギマダラの旅するコースを変えたり、植栽されたフジバカマの花の時期に旅する時期を合わせたりするようになるかもしれませんが、これは人とアサギマダラの両方にプラスになっているのでしょうか。人という生き物は何事にも飽きやすいものですからフジバカマ園を作ることにもじきに飽きてくるかもしれません。そうなるとまた元の自然に戻りアサギマダラの旅は一人旅に戻るのかもしれませんね。

アサギマダラの仲間の蝶でリュウキュウアサギマダラと言う蝶がいます。このチョウは南の島々などに住み大きな季節移動はしませんので九州や本州ではめったに見られません。アサギマダラにかなり近い蝶なので比較実験のために毎年少しづつ飼育しています。今年は9月の産卵が多かったのか10月半ばに30数頭のリュウキュウアサギマダラが生まれました。アサギマダラなら飼育小屋から出してやれば自分の力で南の島々へ飛んでゆきますが、リュウキュウアサギマダラにはそのような習性がありませんので外に放っても私の家の周りにいてやがて冬の寒さがやって来てみんな死んでしまいます。
そこで屋久島の友達の所へ宅急便で蝶たちを送って外に放っていただくことにしました。もともとこのチョウたちの祖先は沖縄から宅急便で送られてきたものですから、子孫のこのチョウたちはまた宅急便で帰ってゆくことになったのです。昨日の夕方便で送りだした蝶たちは今日の夕方みんな無事に着いたとのメールがありました。少しほっとしています。

 


リュウキュウアサギマダラ

 

夜は集団でかたまって寝ます。

寝る準備

 

夜にそっと近づいてフラッシュで撮りました。

 

明日には屋久島の空を飛んでいることでしょう。

 


おまけに秋の空と雲

夏の雲冬の雲より秋の雲


嵩山の山頂のアサギマダラ 夕日の丘

2021年10月22日 | 日記

今日の夕日の丘

夕焼け空に雲がたなびいているのはとても良いのですが、今日の雲は多すぎました。

 


 気温が下がったせいでしょうか、嵩山の山頂のアサギマダラは数が減りました。みんな南を目指して飛んで行ったのかもしれません。

 


山頂のアサギマダラ

 

 

山頂のイケマにアサギマダラの卵がありました。

 

 

今日の山頂からの風景

 


夕日の丘にアサギマダラが帰ってきました。

2021年10月21日 | 日記

今日の柑橘

初なりの柑橘の実    実生の柑橘の木に初なりの果実がなりました。まだ未熟ですが中が見たくて切ってみました。種が多いですね。熟したら美味しくなるでしょうか。???

 


 寒くなりましたね。天気も悪いし昨日今日とアサギマダラの観察・調査を休みました。これだけ気温が下がって来ると蝶たちは急いで南へ下ってゆくでしょうね。

アサギマダラのシーズンも間もなく終わることでしょう。19日の天気の良かった日の写真が未発表なので今日の穴埋めに使いました。

 


夕日の丘のフジバカマにアサギマダラが戻ってきました。(ここ数年夕日の丘のフジバカマが白絹病に侵されてほぼ全滅しアサギマダラが見られなくなっていました。)

夕日の丘と瀬戸内の海

天気の良い日にはこんな状態です。朝早かったのでだーれもいなくて気楽に写真が撮れました。

 

 


熱燗の美味しくなるや後の月

2021年10月20日 | 日記

今日の花

ムギワラギク

 


 今夜は後の月満月です。

10月なのに毎日暑い暑いの日々が続きましたがようやく秋らしさがやって来ました。いつまでも引っ張っていた夏蒲団もようやく変えました。
ビールはやめて熱燗でもいただきましょう、と言いたいところですが10数年前に酒絶ちをして以来晩酌は一切していません。

 

お気づきかもしれませんが、最近ブログの表題や文中に五・七・五の言葉を意識的に使っています。数年前から俳句の好きな友人から俳句を勧められたり俳句の手ほどきを受けたりしていますがもともと文才のない私には気軽に入ってゆける世界ではありません。それでも五・七・五の言葉の並びはとても語感が良くリズムの良い言葉ですから努めて言葉の配置を考えています。ただ俳句にはいろいろ難しい縛りがありますが、私の場合それは気にしないことにしています。川柳になったり季語が二つも三つも重なったりしますが、季節感とリズムの良さだけは気を付けるようにしていますので大目に見てください。私のブログ自体が身の回りの自然と季節の移り変わりを写真に撮ったものですからその流れで見てくだされば嬉しいです。

 


薄雲に見え隠れするお月様

 

 

 

仕事場から帰る途中見上げると東の空に月が昇っていました。旧暦9月の満月ですね。秋の最後の満月です。

我が家から東の方を見ると低い丘のような山が連なり京都の洛中から東山を見た風な感じです。
平安時代に寝殿造りの広い縁側から東山の上にかかる月を眺めるにはまだ寒くはない今の季節が最後の月見となったのでしょうか。

 


アサギマダラの乱舞2021

2021年10月19日 | 日記

今日の夕暮れ

海岸に出るのに数分遅れてしまいました。夕焼けは終わりつつありました。

 


 待ちに待ったアサギマダラの大群がやって来ました。

今年もこのフジバカマ園を管理されるYさんご夫婦のおかげで立派なフジバカマの花が咲き揃いました。10月になってアサギマダラが少しずつやって来るようになりましたが今年の異常な暑さのせいかなかなか数が増えずやきもきしながら蝶の来るのを待っていました。この数日ようやく1000頭を超えるようになり関係者の皆様と共に私もほっとしています。

今日は観光客の少ない早朝に写真を取りに行きました。動画でその様子をご覧ください。

 


蝶は小さいので動画は全画面表示でご覧ください。

 

アサギマダラの乱舞2021


冷え冷えと今宵の月は十三夜

2021年10月18日 | 日記

今宵の月

今夜は後の月の十三夜だそうです。左上に影が見えますね。十三夜は満月よりも早めに昇って来るのが良いそうです。十四夜もよさそうに思うのですがあまり人気がないのはなぜでしょう。

 


 三日ごとにアサギマダラの調査のために嵩山の山頂へ通っています。そのついでに展望テラスからの眺めを写真に撮っていますがなかなか良い写真が撮れません。

でもお客さんは多かったようです。気温が下がったせいかアサギマダラは少なくなりました。里の方へ下りて行ったのでしょうか。

山へ登る途中の道路に鳶が下りていました。チャンスと思ってカメラを向けたのですがこれもうまく撮れませんでした。

 


嵩山の山頂の展望テラスからの眺め

 

瀬戸内の海と島

 

秋の季節は空がいいですね

 

先日「飛ぶものが大好き」と言われた方がいましたが鳶も好きでしょうか。

 

今日のアサギマダラ

三日前の残留蝶(10.15)

 

今日のマーキング(10.18)

 

 


蝶渡るキリリと締まる秋の空

2021年10月17日 | 日記

今日の蝶

世の中アサギマダラばかりもてはやされますが私たちだってマダラチョウですよ。(リュウキュウアサギマダラ)

 


 この頃毎日アサギマダラの渡りを調査しています。

いろんな所でマーキングをしたり、北から南下してくるマーク蝶を探したり忙しい日々です。その間、いろんな人とも出会います。コロナが少し落ち着いたせいか旅する蝶アサギマダラだけでなく人もずいぶん旅していますね。今日はフジバカマ園で捕虫網を持ってマーキング調査をしているとマーキングに関心のある方と知り合いました。年配の男女なので何処かから来られたご夫婦かなと思って話していたらお二人の住所が違うのですね。お一人は長野県に在住の方でもうひと方は東京の方でした。そんな方がどうして遠方の大島のフジバカマ園でアサギマダラを見ていらっしゃるのか、私の頭の中はこんがらがってきました。少し深入りして話すうちに事情は納得できました。その上話が進むと長野県のアサギマダラ関連の私の知り合いの方が共通の知り合いであることもわかり、すぐに彼がその方に電話してくださり久しぶりのお話ができました。アサギマダラの話題から新しい三角形ができあがったわけです。社会は広いようですぐにつながりができるものですね。

異常に暑かった10月も今日は気温が平年並みに下がり、青空も引き締まって見えました。地球の空っていいなあーと一人悦に入っていました。
そして気温の低下でアサギマダラもたくさんやって来ました。マーキング調査には観光客の方もスマホ写真で協力してくださいます。

 


秋の空

 

こんな雲も好きですね

 

海岸で

 

夕方になると

日暮れ時はどんどん様子が変わります。

秋は夕暮れ、山の端に茜色の雲などたなびきたるはいとおかし。・・・・・

 

今日のマーク蝶

みなさんのおかげです。ご協力ありがとうございました。