曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

オオムラサキ・ゴマダラチョウの越冬幼虫が起眠

2014年04月28日 | 日記

今日の花

庭のポピーが咲き始めました。沢山の蕾を付けています。

 


 久しぶりの雨で朝からのんびりしています。動画の編集でもしようかと最近撮った動画のファイルを出してみました。写真は写真で面白いのですが動きの面白さを表現するには動画にかないません。ただ動画の撮影技術がなかなか上達しないので出来上がったものについて満足できるものはありませんね。ゴマダラチョウやオオムラサキの幼虫が歩き回るのを見て写真だけでは物足りなくて動画に撮ってみました。

被写体が小さいので全画面表示で見てください。ピンボケが多いのはごめんなさい。

 

 


オオムラサキの越冬幼虫 脱皮直後

 

 

 

 

ゴマダラチョウの越冬幼虫 起眠直後

 

 


参考までに昨年の夏に撮影したオオムラサキです。

樹液に寄る オオムラサキ

 

オオムラサキの動画を紹介をしようと思ったら間違って私のユーチューブ動画リストを 載せてしまったようです。ほとんど誰も見に来ないサイトですから見る価値はありませんが暇な人は飛ばしながら見てください。

 


悲しい出来事 オオムラサキ幼虫の死

2014年04月25日 | 日記

 今日はとても悲しい出来事がありました。

「ばかやろー」と叫んでしまいそうな・・・・・

4月10日に越冬の眠りから目覚めエノキの木に登って来たオオムラサキの幼虫が今日の午後3時ごろ死にました。アシナガバチに食べられたものと思われます。

 

 地面に積もった落ち葉の中で眠っていた越冬幼虫は木の枯葉と同じような色をしています。木の幹を登って来ても最初は幹の途中に定位置を決めてほとんど動きません。時々新葉を食べに行くようで近いところの葉がかじられていました。地面から幹を登って来て2週間ほとんど変化がないので観察も飽きてきました。ところが昨日の朝8時過ぎにエノキの木を見ると緑色に変色したオオムラサキの幼虫が枝の上を歩いているのを見つけました。今まであんなにじっとして動かなかったのに脱皮したとたんに緑の新葉の所に来て歩き回っていました。緑になった幼虫はとてもきれいです。動き回るしその上きれいなので昨日はしょっちゅう見に行って写真を撮りました。この幼虫がこれから2・3回脱皮して蛹になり大きなオオムラサキになるのかと思うととても楽しみでした。オオムラサキの飼育は今回初めてなので一層期待が大きかったのです。なのに今日の午後見に行くと尻尾の部分の肉片が葉の上に残っているのが見つかりがっくり来ました。本当に残念です。「アシナガバチのバカヤロー。」そして幼虫を守りきれなかった私にも「バカヤロー」と言いたくなりました。幼虫が木に登って来てからすぐにエノキの木をこっぼり網で囲いました。これで小鳥に食べられることはなかろうと安心していたのです。もちろん小鳥対策ですから20mm目の粗い網でした。昨日の午後アシナガバチが飛んできて網をくぐって中に入るのを見てすぐに蜂を追いだしたのですがまさかこんなにすぐ食われるとは迂闊でした。やはり目の細かい網袋をかぶせるべきでした。目の粗い網なら写真が撮りやすいと思いましたがこの時期にはアシナガバチの被害のことは考えていなかったのです。このエノキの木には他にゴマダラチョウやテングチョウの幼虫が沢山いるのに何でオオムラサキを食べるんだと叫びたくなりましたが全ては終わったことです。オオムラサキはいるところに行けばたくさん見られますが全体的に見ればだんだん数が少なくなってきている蝶です。昨年の夏からいろんな天敵をかいくぐってここまで生き延びてきたのに私の不注意で小さな命を落としてしまいました。

 


オオムラサキの越冬幼虫

4月10日

 

4月14日

 

4月23日  久しぶりで写真に撮ってみると表皮の内側は緑色になって来ています。

 

4月24日  今朝脱皮したようです。

さあ 上の方へ登ってモリモリ葉を食べるぞ

ここはどうだろう

イナバウワーだってできるのだ

ん !  何か御用 ?

 

こちらはゴマダラチョウの幼虫です

オオムラサキの角のほうがゴマダラチョウの角より長いですね

お目めが可愛いと思いませんか、目ではないけど。

 

とても面白い顔をしています。この姿から美しいオオムラサキの成虫を想像することができますか。

 

 

4月24日の午後 少し葉を食べてお昼寝です。

やはり最初に見つけたここを定位置にしよう。

 

 

4月25日  今日のことです

午前中強い風が吹いていて枝は激しく揺れきれいに撮れませんでした。

 

 

午後にはいるはずの所に姿がありません。代わりに小さな肉片が残っていました。30分前に見たときには何ともなかったのに・・・・・

 

10日ほど前には越冬し羽化できるはずだったカバマダラの蛹がヤドリバエに食われて死んでしまいとても残念でした。そして今日はオオムラサキの幼虫が命を落とし、ここのところとてもつらいことが続いています。

 

 


京都の花見 - 5

2014年04月24日 | 日記

 今日は花見旅行の裏話をいたしましょう。旅行の満足度をきめる要素のなかで重要なことの一つは旅館・ホテルの良し悪しではないでしょうか。私たちが毎年宿泊に利用している旅館の紹介をいたしましょう。それは「白河院」と言う宿で岡崎の平安神宮や動物園の近くにあります。庭園が素晴らしくて古い和風旅館の風情が気に入っていて、その上食事もとてもおいしくていつも満足しています。宿の由来や詳細については下の写真の中にありますのでここでは省略します。この仲間での集まりが始まって8年ですが6・7回はここに泊まっています。ここは私学共済の運営ですが関係の無い普通の人でも利用できますので皆さんも京都へ来た折にはいかがでしょうか。

 

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

シューマン 交響曲第3番 《ライン》 第1楽章

 


京都岡崎の白河院

立派な門構えです。

白河院の庭園は京都市の名勝に指定されています。

京都市バスの停留所「岡崎法勝寺町」のすぐ前です。

門から入ると道が玄関の方へ続いています。

私たちがよく泊めていただく「桂の間」です

古いガラスの入ったガラス戸越しにお庭が見えます。

庭木の向こうに見える大きな建物は蹴上の都ホテルです。

古い作りがそのまま残されています。

庭の右側の建物は新館で中は洋室になっています。

7代目小川治兵衛の作による庭園を紹介しましょう

この和風の建物の二階に私たちはよく泊まります。

希望ならばこの茶室も利用できるそうです。

 

こんな雰囲気の宿です。

お食事の良さは写真ではお伝えできないので申し訳ありません。

 


白河院の周りの岡崎界隈は名だたる別荘の集まった所で琵琶湖から引いた疎水の水を使った回遊式庭園をもつ広大な別荘が沢山あります。

いくつか紹介しましょう

 

 

 

 

 

森のような垣根は山県有朋の別荘 無鄰菴 です。

 

 


京都の花見 - 4

2014年04月22日 | 日記

今日の花

牡丹の好きな方がおられたので今日も牡丹にしてみました。今年は蕾が16ありましたのでしばらく楽しめそうです。

 


 蝶のことが忙しく、もちろんみかん畑も春の作業が山積みで一日が24時間では足りません。食事と寝ることは省けませんしカミさんにはブログをやめなさいと言われています。でも、人間は遊び心がないと生きてゆけません。こそこそとパソコンに向かっています。

京都の花見も4回目で読者の方も私もそろそろ飽きてきたかなと思っています。昨年も10回分くらい用意していたのですが途中で挫折して後半は没になりました。今年も残り5回分くらいあるのですがどうなることやら・・・・・

 


山科南の醍醐寺

醍醐の花見と言えば秀吉の豪勢な花見が有名です、当時の桜の木と今の桜は違うかもしれませんが何度来ても素晴らしいと思います。もちろん人気スポットですから人出もすごいです。

今年は少し時期が遅れたため霊宝館の周りの枝垂桜は盛りを過ぎていました。すべての桜が一時に咲くわけではないので遅咲きの桜は見頃でそれなりに楽しむことはできました。

夕方になりいい時間になりました。天気も回復したことで明日にまた期待して京都山科の花見を終わりました。仲間の一人から上醍醐へも行きたいねという意見も出ていましたが1時間も山登りをするのはちょっときついかなと言うことでまた何時かにしましょうということになりました。

今年は花見に小さなミラーレスを持ってゆきましたがうっかり予備のバッテリーを忘れて終いには電池切れになり写真が少なくなりました。

 

4年前にも醍醐寺に来ているのです。過去のブログを繰ってみましたがアップはしていないようです。その時の桜の方が見事でした。


ギフチョウの産卵が始まる

2014年04月19日 | 日記

今日の花

春はどんどん進んで行きます。庭の牡丹が豪華な花を見せています。

 


 昨日は午前中雨が残りましたが一日曇り空でした。それでも時間が取れたのでギフチョウの産卵状態を調査に行ってきました。空が曇っているため林の中は少し暗くて成虫を見ることはできませんでしたがいくつかの卵塊を見つけることができました。成虫の数が今年も非常に少ないのが気がかりですが産卵が始まっているのを見てほっとしました。

もう一つ、我が家の飼育室で3月に生まれたカバマダラは羽化不全で翅がくしゃくしゃですがまだ生きています。毎日少しのスポーツドリンクを与えています。

 


ギフチョウの卵


林の中は暗くて露光不足でした。

 

保全飼育のためこの卵を少し家に持ち帰りました。自然の中では100個の卵から成虫になれる確率は良くて1~2パーセントですが室内飼育では9割以上成虫にすることができます。飼育で増やすだけでは生存にはつながりませんが、絶滅しかかっているギフチョウが何とか生き残れることを考えてやらねばなりません。

 

保全活動として昨年はむしの会の会員で卵を持ち帰り家で育てて終齢幼虫にして山に放つことをやってみました。自然界では若齢幼虫が肉食昆虫に食われたり雨や低温で死滅したりで成長の途中でどんどん数が減って行きます。それを避けるために終齢になるまで安全なところで育てて故郷の山に放ち自然の中で蛹になるようにしました。あとは自然の環境の中で春までの一年を過ごさせる方法をとったのですが期待したほどの成虫は出てきませんでした。私たちがやった飼育による効果は全くなかったと言ってもよいほどです。同じ飼育幼虫の蛹を室内で越冬させた一群は9割以上が成虫になりました。何が失敗の原因なのでしょうか。今進んでいる温暖化が大きな原因になっているのなら絶滅に向かうのも仕方のないことかもしれませんが、それでも今年は何かもう少し工夫をして見たいと思っています。

 


越冬したカバマダラ

こんな姿でも這うことはできます。


京都の花見 - 3

2014年04月18日 | 日記

 前回に続き京都山科のお寺毘沙門堂門跡の桜を紹介します。このお寺は山科の北の方で山の裾にある山寺で歩いてゆくとかなり登って行くことになります。幸いなことに車の私たちは本堂のすぐ横に駐車場があるので参道にある長い石段も登らずに拝観ができました。この日はお寺で観桜会が催されていて抹茶のふるまいやお琴の演奏会があり花見も一層盛り上がっていました。前回この日は天気があまり良くなかったと書きましたがここへ着いた時には雲が切れて青空がのぞき少し日も差してきました。やはり青空を背景にした桜は薄いピンクに輝いて美しさが増すような気がします。見る方の気持ちの違いかもしれません。

 


毘沙門堂門跡の観桜会

とても便利な所に駐車場があり助かりました。

「花より団子」の方も多いようです。着物姿の女性による接待もいいですね。みんな春らしい着物でした。

 

本堂の前には立派な枝垂桜があり周りの人はみんなカメラを向けていました。

 

お琴の演奏会が始まった所でラッキーでした。

皆さんみんなお師匠さんと言った雰囲気の方でしたが一人だけ若い方がいて我々オジサンたちの目を引きました。

ヴァイオリンと尺八も入りました。桜の花の下で琴の音に聞き惚れる人たちです。

 

 

本来ならこの階段を上ってお詣りするべきところでしょう。他のみんなは行きませんでしたが私はカメラを持って下まで一度降りてみました。

 

 

この宸殿は御所にあった後西天皇の旧殿をその第6皇子が拝領して元禄六年に移築したものです。

樹齢百数十年の枝垂桜はその枝を30m以上にも広げています。

庭園(晩翆園)にある観音堂

庭園の池ではアオサギが観光客を全く気にせず餌を探しているようでした。何を探しているのでしょうね。

 

次回は醍醐寺の予定です。

 


京都の花見 - 2

2014年04月15日 | 日記

 4月6日、この日はとても肌寒く天気も不安定で降ったりやんだり、青空がのぞいたかと思ったらまた降り出すと言った日和でした。普段のみんなの行いが良いのか車で移動している時には雨が降るのに拝観場所に着くと雨が上がるといったパターンを繰り返し、ついに傘なしで一日花見をすることができました。今日は第2弾として山科の勧修寺を紹介します。西暦900年に醍醐天皇によって創建されたお寺です。庭園がなかなか素晴らしいですよ。

 


勧修寺門跡 (かじゅうじ)


宸殿は明正天皇から賜って御所から移築されたものだそうです。

よくわかりませんがこの石は「さざれ石」だそうです。

三戸の黄門様の寄進された灯篭

借景庭園として周りの山や景色がうまく取り入れられています。

 

氷室の池 と 観音堂

庭園は「勧修寺氷池園」と呼ばれています。

古く平安時代には毎年1月2日の朝この池に張る氷を宮中に献上して、その氷の厚さで五穀の豊凶を占ったと言われていていて京都でもとても古い池だそうです。水面に桜の花びらが浮いていていい感じでした。

 

 

京都の春はいかがですか ?

次回は毘沙門堂門跡の予定です。 


京都へ花見に

2014年04月13日 | 日記

 今年も学生時代の仲間と春の京都に集まりました。今年で8回目です。仲間みんなが還暦を迎えた記念に青春を過ごした京都に集まったのが始まりで、みんな20歳の頃に戻ってとても楽しかったので毎年やるようになりました。最初は40年ぶりの京都で学生時代の懐かしいところを訪ねて歩いていましたが次第に慣れてきてこの頃は昔出来なかった花見の会となってきました。京都に住んではいても学生の身には花見などの余裕はありませんでした。京都には花の名所が数えきれないほどあるのに誰も花を見に行ったことはないのです。いま、人生のたそがれを迎えて気の置けぬ友と昔の思い出に浸りながら花見をして歩くのはとても心安らぐ旅となっています。

私自身は他人の旅行ブログがそれほど好きではありません。同様に私の旅の紹介はあまりしたくはないのですが知人の中には大いにやってくれとのリクエストもありますので京都の穴場紹介を兼ねて何度かアップする予定ですので今年も花見旅行にお付き合いをお願いします。

昨年は西山方面が中心だったので今年は東の山科と琵琶湖の周辺に絞りました。1回目は山科の随心院門跡を紹介させていただきます。小野小町で有名です。

 


今日の音楽 (らんらんさんより) 

Cinema Paradiso - Yo-Yo Ma and Chris Botti

 

「ニュー シネマ パラダイス」この映画も残念ながら見たことがありません。エンニオ モリコーネによるこの曲は聴いたことがあるような気がしますがヨーヨーマの唄うようなチェロとクリスボッティの透き通った音色のトランペットはいい組み合わせですね。 

私たちの青春回想旅行に合わせてくださったのでしょうか、ありがとうございました。


少年の旅行のように心わくわく

いつもひっそりの新岩国駅

懐かしい京都駅

京都駅8条口 昔の面影はありませんがわくわくします。

地図は見なくとも土地勘は残っています。

 


随心院 (山科小野にあります)


境内のこのテントにはちょっと驚きましたが地域おこしに一役買っているようなのでしかたありませんか

今はこの水で顔を洗う気にはなれませんね

小町さんの有名な歌  花のいろは ・・・・・・

静かなお庭にシャクナゲがぽつりと咲いていました。

真言宗善通寺派の大本山で門跡である格式の高いお寺です。桜の名所ではありません。むしろ梅が有名です。

 

書院造の建物はそのままお家にしてみたいです。ちょっと広すぎるかな。

車のウインドウには花弁がいくつもついていました。


オオムラサキ・ゴマダラチョウの越冬幼虫が出てくる

2014年04月10日 | 日記

今日の花

牡丹の花が咲き始めました。

 


 今日は春らしい天気でいろんな写真がいっぱいありました。特に今日是非に載せたいのはオオムラサキとゴマダラチョウの越冬幼虫がようやく出てきたことです。エノキの新芽がだいぶ広がってきたことだし今日あたり出てくるころだと期待していました。4匹の幼虫がエノキの木に登ってきました。

それから、3月の12日に蛹になったカバマダラが緑から色が変わり始めました。羽化は数日内に始まるものと思われます。カバマダラが大島で初めて越冬することになるのです。南方の蝶なのに冬の寒さをよくしのぎましたね。

 


オオムラサキの越冬幼虫


 

ゴマダラチョウの越冬幼虫


ゴマダラチョウの幼虫はかわいいでしょう。マクロレンズならかわいい顔のアップが撮れるのですが少し物足りないですね。

 


4月10日 今日のカバマダラ

いつ羽化するかとても気になります。 


山でイタチに出会いました。


 

 


春の蝶たち

2014年04月09日 | 日記

今日の花

 


 ギフチョウばかり撮っているようですがそうでもありません。射程に入った蝶は一応撮っています。春らしい蝶をアップしてみましょう。

 


菜の花にモンシロチョウ

どちらが雄と雌かわかりますか???

 

キタキチョウ

 

ルリタテハ

 

アカタテハ

真正面が撮れました

アカタテハを追ってゆくとツマグロヒョウモンの雌に出会いました。最近私はカバマダラばかり見ていますのでこのツマグロヒョウモンが一瞬カバマダラに見えました。

 

生まれたばかりのきれいなツマグロヒョウモン

 

今日のギフチョウ

今日のギフチョウはなかなか出てこず、待って待ってようやく 遠くをとんでゆくのを見つけました。しばらくすると地面を這うように飛ぶメスにも出会いましたがまだ産卵には至りませんでした。

 


4月9日 今日越冬したカバマダラの蛹に変化がありました。全体緑色だったものが赤く色づき始めたのです。あと数日で羽化するかもしれません。