曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

我が家のジョウビタキ

2025年02月12日 | 日記

今日の鳥はアオゲラ

アオゲラ   キツツキの仲間でコゲラに比べると大型です。家の周りにある電柱のてっぺんでよく鳴いていますが、大きな声で鳴くので時にはうるさいです。家の近くには使われていない古い木製の電柱が何本かあるのですがそこでは虫を探しているのでしょうドラミングの音が響き渡ります。ドラミングとは嘴で木をつつくときに出る音ですごい速さの連打音です。今日の写真は逆光でうまく撮れていません。実はこの時ジョウビタキの写真を撮っている最中でしたが上の方でうるさく鳴くので見上げて撮ったものです。

 


 我が家の庭には毎年秋になるとジョウビタキがやって来ます。我が家の庭だけでは縄張りにするには狭すぎると思いますが隣接のお隣が空き家でしてしかも庭が広いので、二軒を合わせて縄張りにしているようです。よく観ていると毎年同じジョウビタキが帰ってくるわけではないようです。去年の冬はオスでしたが今年はメスのジョウビタキが暮らしています。去年の秋に渡って来たばかりの頃には何羽かのジョウビタキが争っているのをよく見かけました。やがて今いるメスのジョウビタキがここを縄張りとする争いに勝ち残ったようでオスなどほかのジョウビタキは見られなくなりました。その後は私が家に出入りするたびにこのメスとよく出会うのですがしばらくは警戒心も強く私に近づくことはありませんでした。ジョウビタキの普段の鳴き声を知っていますか。多くの小鳥が鳴くようなピーピーと延ばすような鳴き方ではなくチェッ チェッと短い音で人が舌打ちをするような音を出して鳴きます。比較的単純な音なのでジョウビタキが鳴くとそれに応じるように私も同じ音でまねをします。毎日のように庭で出会いますし相手が鳴くと私も同じ音で応じていますから少しずつ私に慣れてきているように見えます。本当の所慣れているのかいないのか分かりませんけどね。
この鳥は落ち葉の下にいる虫や土の中から出てくるミミズなどを好んで食べますので私が草刈りや落ち葉の清掃などをすると近くまでやって来て餌になる虫が出てくるのを待っています。私を認識して私にだいぶ慣れてきたのでしょう最近は1mくらいの近くまで寄ってくることもあります。そうなると写真は撮り放題です。カメラにはそれほど警戒心は持たないようで草刈りをしている私が近くにカメラを置いているとそのカメラの上に載っていることもあります。そんな時、カメラに乗ってもいいけどそこでふんはしないでくれよと心の中では願っています。

そんなことで我が家のジョウビタキさんをいっぱい写真に撮りました。すぐ目の前にとまっていろんなポーズをとってくれるので楽しいですよ。

 


人なつっこいジョウビタキ

何か餌を見つけたようです。

なかなか真正面は剥いてくれません。

後姿がいいでしょう。

飛び立つ瞬間はこれ一枚だけでした。この頃連写はあまり使わなくなりました。


小雪の朝 港で

2025年01月12日 | 日記

朝のひかり

朝一番カーテンを開いて庭の様子を眺めます。物干しざおには雨のしずくが見えました。水滴は一つ一つレンズとなり太陽の光を屈折させています。

何と美しいことでしょう、まるで宝石のように。

すぐにカメラを取りに行きましたが撮れた写真はあの神秘的な輝きをとらえきれず・・・・・  残念でした。

 


 年末から正月にかけて比較的穏やかな天気に恵まれ、冬と言うには暖かい日々が続いていました。でも冬将軍は寝てばかりで仕事をしないわけではなさそうです。
10日には一級の寒波が来ると天気予報は数日前から予告していましたので、9日には収穫できる柑橘は急いで取り入れをしました。10日を過ぎてみれば寒波は一級と言うほどではなく私たち農家にとっては助かりました。それでも少しずつ冬らしくなっていくようで今朝起きて外へ出てみると裏山の嵩山が今年初めての白いお帽子をかぶっていました。

雪国の人たちには笑われるかもしれませんがこちらでは雪の降ることも少ないしましてや積もることはめったにないことです。
なんだかうれしくなって朝食も食べずいそいそとカメラを持って港へ行きました。港の海を前景に嵩山の写真を撮るのは以前からずっと続けています。季節ごとの定点写真としてカメラを始めたころからずっと続けています。今朝の嵩山の様子は残しておこうと考え出かけたわけです。

所が港には面白い光景が見られました。一つは、こんな寒い早朝なのに港の内側に向かって投げ釣りをしている人がいたのです。もともと釣り好きの私ですから釣り人にそっと声をかけてみました。
「何が釣れますか。」と聞いてみると、「キスを釣ってます。」との返事がいただけました。私を含めて釣り好きの人は自慢話が好きです。そこで今日の釣れ具合から始まって釣りの話はだんだん深まってゆくのです。こんな時釣りの邪魔をしているのですから私の方は話は聞き上手に進めなければなりません。相手の話に相槌を打ち、次の話を引き出すための些細な問を入れて行きます。

そんなことをしていると少し離れたところにアオサギが一羽佇んでいて、こちらには関心が無いようなそぶりで海の方を見ています。こんな光景は釣り場ではよく見かけることなのですがアオサギは釣り人から何か小魚などをもらおうと待っているのです。海で働く漁師さんでも要らない小魚などをアオサギやカモメに投げてやることはよくあります。長い年月を生きて行く野鳥は人間との付き合いの中で時には餌をくれることを学習しているのでしょうね。でも、釣り人がなかなか餌をくれなかったりすると時には強硬手段に出ます。釣り人が海の方を向いてそちらに気を取られているすきに釣った魚を入れたバケツなどから中の魚を勝手に銜えて持って行くのです。気づいてドロボーと叫んでももうだめです。空を飛んで逃げる鳥を追いかけることはできません。私にもそんな経験はあります。

瀬戸内海の大島にはアオサギは沢山います、彼らにとって生息環境がいいのでしょうね。そんなことでアオサギの写真はよく撮るのですが今日見たアオサギは胸毛が立派で堂々としている姿から大分お年寄りではないかと想像しました。若いアオサギにはあんなにふさふさした胸毛は無いような気がします。それとも単なる冬毛なんでしょうか。鳥の生態についてはよく知らないのでもう少しお勉強してみましょう。

釣り人と話をしていると港なのにジョウビタキがやって来ました。こいつは山だけでなく何処にでもいるんだなと思いながら写真だけはとりました。

 


寒い朝


家から見た嵩山

 

港には釣り人が

 

 

釣り人とアオサギ

 

釣り人に声をかけてみました。「アオサギが待っているけど何か小魚は無いの」と。するとクーラーボックスの中から小さなアナゴを取り出してくれました。

アナゴをもらいました。いま日本ではアナゴは激減して貴重品となり鰻と並んで高級品になりつつあります。おご馳走をもらいましたね。

 

ジョウビタキは港で何を食べるのでしょう。

 

 

もう一度アオサギ

 

あの眼付、なぜか賢そうに見えませんか。    本当は餌のことしか考えていないのに。


2025年 お正月

2025年01月01日 | 日記

今日の花

水仙とネリネ   今は花の少ない時期です。水仙はこれから始まりますが、ネリネは11月の末頃からずっと咲いています。もう終わりでしょうね。

 


 皆様 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

元日の日には年賀状を作るのが長年の習慣でしたが今日はどうも気がのらないので山歩きに出かけることにしました。
山歩きと言ってもできるだけ近くがいいし、何も目的が無いのもつまらないので、大島で最も高い山である嘉納山に登ることに決めました。
そのついでにアサギマダラの越冬幼虫を見に行くのです。

元日から山歩きをする人はそれほどいないようで道中人ひとりにも出会うことはありませんでした。
そしてなぜか森の中には小鳥の声もなく風もなく静けさだけで、聞こえるのは私の落ち葉を踏みしめて歩く足音だけの世界でした。
町に出ても正月は何となく静かなものですよね。でも今日の山の中は町の静けさとは比べようもない静けさでした。
人の全くいない世界は静かなんだなあと感じつつ楽しく歩きました。

 


山にはいつも四輪駆動の軽トラで入ります。

林道わきには銀杏の落ち葉がまだ生々しく積もっていました。

杉やヒノキの林が続きます

道のそばにはキジョランが生えていてアサギマダラが越冬しています。

さらに登ると舗装道路は無くなり敷き詰めた落ち葉道となります

楓の大木です。秋には誰にも見せることなく見事な紅葉に色づいていたことでしょう。今年の秋には見に来るからね。

またヒノキ林になりました。道は狭くなり歩いて登るしかありません。

尾根に出るとすくに頂上です。周りが一気に開けてきました。

ここに来るのは何年ぶりでしょう

 

帰り道にはまたキジョランを探してアサギマダラの幼虫を探します。

こんな森の中にキジョランはあります。アサギマダラの幼虫は山の中で春を待ちます。けっこういましたよ。

 

夕方みかん畑に登ると四方が良く晴れ渡り、四国が良く見えました。四国で一番高い山石鎚山とそばにある瓶ヶ森が夕日に白く輝いていました。

 


2024年 最後の夕日

2024年12月31日 | 日記

今日の花

冬の花椿   我が家のオリジナル椿2種

 


 いろんなことのあった2024年も今日で終わりですね。明日から新しい暦が始まって2025年がスタートします。

今年一年間このブログへ訪れてくださった方々にまずお礼を申し上げます。ありがとうございました。
この頃なかなかブログの更新ができずカレンダーの空白が目立ちますよね。それだけ年とったということでしょうか。記事の更新をするためにはやはり少しばかりの気力と体力が必要です。
以前は夜更かしダイスキ人間だったのに最近はだんだん睡魔に勝てなくなってきました。それならば頭すっきりの朝の目覚めたときにやればよいのにそうも行きません。朝は朝でパソコンの前に座っているなんてできませんからね。
言い訳はこれくらいにして、今日は4時半ごろ西の空を見てはっと気が付いたのです。何を思いついたかと言うと、今年最後の日没を観に行こうと思いついたのです。時間は日没にまだ間に合うし、幸運にも西の空には雲一つありません。ためらうことなく西側の開けた海の見える外入の海岸を目指して出発しました。日没まで10分くらいの余裕を持って到着しました。この時期には海水温が高くて外気の気温が低いと海と空の境目に温度差による蜃気楼のような現象が起こります。そして、更に風が無くて凪で海面が鏡のようになっていると、海上にある太陽の姿が海面上にそのまま写って沈みつつある太陽が二つあるように見えることがあります。だるま太陽と言って写真愛好家にとってとても珍しい光景なのでぜひ撮りたい写真なのです。私も撮ったことが無いのでだるま太陽の出現を期待していましたが今日は風が強くて海面が波立っていました。海面に太陽の姿が映ることはなくだるま太陽は見られませんでした。

それでも2024年最後の夕日はそれなりにきれいでしたので満足でした。皆様も九州の国東半島の上に沈んで行く夕日をご覧になってください。

 


瀬戸内海の夕暮れ

 

今日の撮影場所はこのあたりかな。

なんだか美味しそうではありませんか。

国東半島の山々が太陽に影を作っています。

2024年の太陽が私たちの所から沈んで行きました。今は中国やインドなどなどを照らしているのでしょうね

ここから観る西は 九州・大分県の方角です

右の方にわがふるさとの山 嵩山 が見えます。

東の空から夜のとばりが降りてきます。

 

来年も今年同様 よろしくお願いいたします。


ウリハダカエデの紅葉

2024年12月08日 | 日記

今日の花

椿   我が家のオリジナル椿です。

 


 秋の紅葉と言えばモミジそして仲間のカエデ、みんな同じ仲間なんでしょうけどね。今日は楓の仲間の中からウリハダカエデの紅葉を集めてみました。

この辺りではウリハダカエデの樹は標高400mから500mあたりにたくさん生えています。以前山の上から小さなウリハダカエデの苗木を持ち帰って庭に植えてみたのですがうまく育ちませんでした。
標高の低い所は合わなかったようです。秋になり気温が下がって来ると黄色から真っ赤までのグラデーションで色付いてきますが、庭によく植えられるモミジと違って山の中に自然に生えて人知れず好きな色に紅葉しているところが好きです。

 


ウリハダカエデの彩

 

 

 

我が家の庭にも1本植えたいのですがうまく育ちません。


帯石観音の紅葉

2024年12月02日 | 日記

今日の花

椿

 


 今年は秋の訪れが遅れていますね。夏が遅くまで頑張ったからでしょうか。

毎年この時期に、嵩山の中腹にあるお寺「帯石観音」へ紅葉を見に行くのを楽しみにしています。ただ年によってモミジが色づくのは早かったり遅かったりで、実際何月何日に観に行けば良いかは予測できないところがあります。今年は秋が温暖だったので紅葉が遅れそうだとは思っていました。

12月2日待ちきれないで観に行くことにしました。すべてのモミジの樹が一斉に色づくわけではなく早いものと遅いものがありますが、見ごろにはやや早めと言った感じでした。
遅れてみんな散ってしまっているよりはましで楽しく写真に撮って回ることができました。

 


少し早めの紅葉 帯石観音

 

 

 

 

 

 

 


大島にも 紅葉が始まりました

2024年11月24日 | 日記

今日のアサギマダラ

アサギマダラ♂  11月の下旬になってもまだアサギマダラが飛んでいるなんて初めてのことです。吸蜜に来ている花はヤマヒヨドリです。フジバカマの花はもう終わりました。

 


 今年は暑い夏がなかなか去って行かず秋の訪れがずいぶん遅れましたよね。それでももう11月も下旬になり日差しは傾き日の出は遅く日の暮れる間は早く、冬が近づいているのをひしひしと感じます。それでも例年に比べると暖かいような気がしますが皆さんどう思われますか。

今朝少し早めに家を出たので思い立って紅葉を見に行ってきました。今年の暖秋ではやはり木々の色づきはまだ早かったですね。こちらの紅葉の盛りはもう一週間先でしょうか。
今朝の予定としては周防大島の山を三座(嵩山・嘉納山・文殊山)登ってみるつもりで出発したのですが嵩山と文殊山だけにしました。嵩山は普段から度々登っているので様子はよくわかっています。
予想していた通り山頂付近のイロハモミジは紅葉が始まっていました。でもまだ少し早かったですね。文殊山には半年くらい行っていないので様子はよくわかりませんがもしかしたら文殊堂の大イチョウが色づいているかもしれないと期待したのですが残念ながら黄金色のイチョウには早すぎました。
周防大島はもともと温暖でしかも穏やかな気候ですから北国のような素晴らしい紅葉は望むべくもありませんが山の中を探すと人知れず秘かに美しく紅葉している巨木があります。普段から私はよく山歩きをしますのでそのような木のある所を覚えておきます。紅葉が美しさを発揮するのはほんの数日間ですからその時に合わせて山の中に観に行くことはなかなかできません。今回も少し早すぎたのは残念でした。

11月24日の日曜日京都の嵐山はすごい人出だったそうですね。私の今日の紅葉狩りは山の中ですから人っ子一人出会いませんでした。山の林道は落ち葉が敷き詰められ車のわだちの跡すらありませんでした。少し早かったのですけど、山の中の紅葉を皆さんにもお届けします。

 


周防大島の紅葉

帯石観音

 

嵩山

 

 

文殊山

ウリハダカエデ

 

文殊堂

私の軽トラが見えますか、他に誰もいません。

 

ついでに、今日のアサギマダラの幼虫です。このまま越冬して来春蝶になります。

近年アサギマダラの数がだんだん減っていますが、今年の秋のアサギマダラは極端に数が少なかったようです。このまま絶滅に向かうことは無いと信じますが今年は幼虫の越冬のお手伝いをしてみようかと考えています。大量飼育が可能かどうかやってみます。

 

 


雨上がりの嵩山山頂

2024年11月11日 | 日記

今日のキノコ

名前は分かりません、食べられるかな、止めた方がよさそうです。でも何か虫が食った跡がある、きっと食べられるのだ。

 


 昨夜からの雨は朝には上がっていました。畑はしっとり濡れて仕事はできそうもありません。嵩山を見上げると雲がかかっていますが青空になりそうです。山頂駐車場のフジバカマを見に行ってこよう、アサギマダラはまだいるかもしれない。と思い立って嵩山に登ってみることにしました。雨上がりだしついでにキノコ狩りもできたらいいなと欲張っています。

山頂は気温が低くアサギマダラの姿はありませんでしたが、前回来た時に見つけていたイケマに産み付けられたアサギマダラの卵がどうなっているのか気になっていたので見に行きました。秋も深まりイケマの葉は黄色くなり落葉寸前でした。アサギマダラの卵はすでに孵化していて初齢の幼虫が黄色くなったイケマの葉を食べているのを見るとかわいそうでした。このままではイケマの葉は落葉しアサギマダラの幼虫は餓死してしまいます。帰りにふもとまで連れて行ってあげようね。ふもとにはキジョランが沢山あるので春までの餌に心配はありません。

いつも歩く嵩山の山頂付近の森ですが朝霧に包まれてとても爽やかで気持ち良かったです。特に太陽の光が木々の間から森の中に差し込む様子は何とも言えませんでした。次々と変わる光のショーはカメラのシャッターを切らずにはいられませんでした。たくさん撮ってきましたのでつまらないかもしれませんがご覧になってください。森の写真の中に気に入っていただいたものがありましたらパソコンの背景画面にしていただけたら嬉しいです。そして飽きたら捨ててください。写真て素敵な一瞬を保存できるところがすごいですよね。そしてこのブログ(ネット)を通じて皆さんにも嵩山の山頂付近の森を感じていただけるのはいい時代ですね。

 


嵩山の山頂付近の森の中

朝の光が斜めに差し込みます。いい日の予感

 

紅葉の見ごろは今年は遅いでしょうね

 

10月16日に埼玉からやって来たアサギマダラ友達とこのイケマに卵が産み付けられているのを見つけました。

 

展望テラスは光に満ちていました。

 

霧が流れてくるとこんな景色が見られます。森の木々と微かな霧と太陽の光が織りなす風景です。

 

森の中の小道で出会った外人さんを写真に撮らせていただきました。

 

みかん畑のフジバカマにはまだ数頭のアサギマダラが吸蜜に来ていました。

 

 

山頂のイケマから連れ帰ったアサギマダラの幼虫はふもとのキジョランで育てます。

 

 


思い出画像 5年前の10月

2024年11月01日 | 日記

5年前の10月

 

子ヤギが生まれました。

 


 10月が終わってしまいましたね。10月は5月と並んで一年の中で最も気候の良い月です。八百万の神様たちが留守をしていますので叱られることもなく気兼ねもなく私たちは十分に羽を伸ばせると言ってもいい時節です。国会議員たちも神様たちのいないスキをついて選挙を行いましたが神様よりも国民の審判がおおむね厳しかったようです。1強の時代が終わりましたので政党や議員個人が本当にみんなで話し合いの出来る民主主義的な国会ができることを望みたいと思います。

11月になりましたがこの月はなんだか物寂しい感じがしませんか。秋のお祭りやイベントも大方10月末までに終わり、冬のやって来るのをいろいろ準備しながら静かに待っているような月ではないでしょうか。今日は朝からしとしと雨が降り続いています。思い立ってパソコンを開いて古い画像を引き出してみました。昔だったらアルバムを開いてみると言ったところでしょう。

とりあえず五年前の10月の写真フォルダに飛んでみました。外入の磯兼屋敷の跡にフジバカマ園ができたころです。フジバカマ園は道路沿いの一段だけのオープンでした。たった一段だけでもすごい数のアサギマダラが集まって来て当時みんな驚きで感嘆の声を上げました。

その後フジバカマ公園は管理人の山本さん夫妻によってどんどん拡張されました、そして以前からある地域の活動グループ「花の咲く夕日の里つくりの会」のたゆまぬ努力によって周辺の荒れ地が次々と整備され、春の桜・花桃から始まって、連休ごろのの春季アサギマダラに初夏のホタルなど一年中観光客の絶えぬ大きな自然公園となりました。今では秋のアサギマダラを一目見ようと駐車場が満杯になるほどのお客さんでにぎわっています。さらに晩秋を彩るモミジが次々と植えられていますのでいつの日かここらは紅葉の名所にもなることと思います。

今日は、5年前の外入フジバカマ園をご覧になり当時を思い出してください。

 


5年前の外入フジバカマ公園

 

フジバカマの植栽はこの一段のみでした。アサギマダラの密度がすごく濃かったです。

沢山のアサギマダラに囲まれて山本さんご夫妻も満足げです。

 

フジバカマに群がるアサギマダラは5年前こんなに多かったのですね。

 

 

下の写真は5年前の写真ですが、今年は10月中に一度も快晴の青空がありませんでした。秋には天高くと言われるように晴れ渡り濃い青空の日が多いものですが今年はどうしたのでしょうか。

 

フジバカマ園にはアサギマダラの他いろんな蝶が集まります。


アカタテハ

 

ヒメアカタテハ  このチョウも旅をする蝶と言われています。ヒメアカタテハはほとんど世界中に分布していますがアフリカ大陸の西海岸から風に乗って飛び立ったヒメアカタテハ数頭が大西洋4000㎞を飛び越えて南アメリカの東岸に移動したことが確認されました。日本のヒメアカタテハはまだ研究が進んでいなくて移動のことはよくわかっていません。

 

イシガケチョウ  今のように温暖化が進む以前にはこのチョウは本州にはいませんでした。沖縄などの亜熱帯に行かなければ見られない蝶でした。今ではこの辺のごく普通の蝶です。

 

ウラナミシジミ  この小さな蝶も冬を暖かい地方で過ごしますが、夏以降にこの辺でも見られるように北上してきます。

アサギマダラの移動は有名ですね。

ツマグロヒョウモン   すみれの仲間で繁殖しますので家庭の庭によくやって来ます。

 

カバマダラ   アサギマダラと同じ仲間の蝶でアサギマダラと同様毒蝶として知られています。蜘蛛や野鳥は食べないようにするそうです。

普段本州にはいませんが台風の風などに乗って周防大島や本州迄北上してくることがあります。何年に一度かは我が家の周りでも沢山飛び回るのが見られますが冬になって南へ帰ることはしません。

 

5年前のマーキング蝶

このように下側の翅に裏表両側に分けてマークしてくださると再捕獲がしやすくて捕獲率が高くなります。上側の翅の空欄は次にマークする人のために空けておくといいですね。
このような書き方だとアサギマダラが休む時翅をしっかり閉じても字が読めてマーキング蝶だとはっきりわかります。

 


5年前のこの頃、木村さんちに子ヤギが生まれました。

今では子ヤギもすっかり大人になってどれが母さんか分かりません。

 

今日は一日中どんよりとした天気で何もネタがありませんでした。暇だったのでこんな写真で記事を作ってみました。

 

 


青空背景の アサギマダラ

2024年10月31日 | 日記

今日の蝶

タテハチョウ   この時期にはフジバカマの花にはアサギマダラだけでなくいろんな蝶がやって来ます。

 


 青空を背景にしたアサギマダラを撮ろうとすればカメラを上に向けなければならないので、私が地面に寝っ転がって空を向いてシャッターを押さなければなりません。リモートシャッターと言う手もありますがいつも持っているわけではありません。カメラを空に向けるとオートフォーカスがまた使えません。固定焦点で絞りをいっぱいに絞りあとは蝶が良い距離で飛んでくれるのを待ちます。

そんなことでなかなか思い通りの構図になりません。

 


青空を飛ぶアサギマダラ

 

 

 

太陽とアサギマダラ

 

 

 

飛行機雲とアサギマダラ