今日の蝶
ホシミスジ 我が家の庭にはよくホシミスジがやって来ます。県内ではとても珍しい蝶です。
もうすぐ梅雨に入るので弓削瓢柑の最終の収穫をしました。何故梅雨になるから収穫をしなければならないかというと、梅雨になるとナメクジが弓削瓢柑の樹に登って来て弓削瓢柑の果皮を食べるのです。果皮は穴だらけになってそこから腐り始めます。それからもう一つ害虫が樹に登って来ます。コウモリガという蛾の幼虫が同じように弓削瓢柑の果皮に穴をあけて実の中に入って果肉を食べます。日本ではこの時期つまり梅雨の時期には柑橘の果実が木になっていることはないのでこのような被害の報告はありませんでしたが、我が家で完熟栽培をしていてこれらの害虫は大きな問題となりました。対策としては梅雨に入るまでに収穫するしかないことが分かりました。
ということで今日、弓削瓢柑の最後の収穫をいたしました。
これからの暑い季節に弓削瓢柑はとても美味しく食べることができます。生でそのまま食べても美味しいですが、ジュースにするとまた素晴らしくおいしいです。
弓削瓢柑は加工品の材料としてもすぐれた性質を持っています。
弓削瓢柑の収穫
貯蔵庫へ
弓削瓢柑は全国での生産量がとても少ないので、街の中でもお店に出ることは稀です。なかなか味の良い優秀な柑橘なのに生産量が少ないことはとても残念なことです。
弓削瓢柑にはもう一つとても優れた特徴があります。世間にはグレープフルーツや八朔・文旦類などのさっぱり型の柑橘を好む方がいます。そのような方の中には高血圧などでお医者さまから薬をいただいて飲んでいる方があると思います。薬の種類によってはお医者さまからグレープフルーツやはっさく・文旦類と薬を一緒に飲んではいけませんと言われている方があると思いますが、柑橘の中で多くの文旦類は果汁の中にはフラノクマリンという物質を含んでいてそれが肝臓に働きかけ、薬との相性を悪くすることになっています。弓削瓢柑は文旦類になりますが果汁の中にフラノクマリンを含んでいません。それで先に書いたような薬を服用している方でも一緒に食べても問題がないのです。安心して食べられる柑橘です。