曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

長野山ってどんな所 ?

2016年06月29日 | 日記

今日の花

鹿野町から長野山一帯にはアジサイがあちこちに植えられていてちょうど見頃でした。

 


 長野山は標高1015メートルもあり山口県では高い山と言えます。今日は曇りで眺めの方はさっぱりでしたが山頂には展望台もあり瀬戸内海から中国山地の方まで広く見渡せ素晴らしいロケーションです。山頂付近は70haのなだらかな丘陵となっていて長野山緑地公園となっています。宿泊施設やキャンプ場もあり泊りがけで自然活動をするにはとても良い所です。今回は虫の会の観察会があるので土曜・日曜泊りがけでチョウの観察をするつもりでしたが土曜日が天気が悪かったので中止しました。

長野山の自然の特徴は、ブナ原生林があることです。ブナ林と言えば北の方の山々にあるものですがここ長野山はブナ林の南限・西限になるそうです。100年を超す古い巨大なブナの木々が見られます。多くの種類のゼフィルスが見られるのもその素晴らしい環境のせいでしょう。今の時期のゼフィルスはアイノミドリシジミ・ジョウザンミドリシジミ・エゾミドリシジミ・ヒサマツミドリシジミ・メスアカミドリシジミ・オオミドリシジミ・フジミドリシジミなどが見られます。林道を歩くのですが距離が長くしかもアップダウンがあるので疲れました。

 

 


長野山緑地公園 キャンプ場

 

宿泊施設や食堂のあるロッジ

 

バンガローや炊事棟

月曜日だったせいでしょうか人はほとんどいませんでした。

 

周辺で見られる花

ササユリ なぜかこちらを向いてくれません。葉に斑が入っているのはこの辺りのものだけだとか。

 


長野山への道 木谷峡

2016年06月28日 | 日記

今日の花

セトウチギボウシ  ではないかと思います。???

 


 昨日長野山の蝶を紹介しました。こんな山奥までやって来るのはゼヒィルスと呼ばれる森の蝶を見るためです。天気に恵まれず晴れ間の出た午前中だけ蝶を見ることができました。蝶は少なかったものの深い森と渓流でしっかり森林浴をすることができました。私の住んでいる大島と違いこの辺まで来るとブナの林があります。植物相が違えばそこに住む虫や生き物も違います。ツキノワグマもいますので一人で山の中をうろうろするのはちょっと怖い気もしました。

今日は長野山への道で錦川の支流の木谷川沿いに登る木谷峡を紹介します。

 


木谷峡へ

 

今朝7時ごろです。5時に起きて、ここまで来るのに1時間半かかりました。残念なことに山はガスに覆われています。果たして蝶は見られるか心配です。

 

ここ木谷川は山口県で最も長い錦川の本当の源流ではありません。でも錦川の源流の一つとして地元の方が素晴らしい渓流を守って行こうとしているのがよく分ります。

上を見上げると青空が見えています。ラッキー! 蝶に会えるぞ。

梅雨で雨続きですが川の水はきれいに澄んでいました。

 

樹の葉が茂り滝はよく見えませんでした。落差40メートルは見事です。

赤い花は遅い山つつじでしょうか。

道路わきにはユキノシタが満開でした。大島では5月の初旬ですがさすが山奥では遅いですね。

 

分岐点です。今日は左に曲がりますが、まっすく行くと平家ヶ岳の方へ行けます。島根県との県境です。今度そちらの方へも行ってみたいです。

山口県内には壇ノ浦の戦いに敗れた平家の一門が隠れ住んだというところがたくさんあります。

 

 

家から約2時間で長野山の山頂に着きました。すぐにゼフ探しです。

 


長野山の蝶

2016年06月27日 | 日記

今日の花

ヤマアジサイ

 


 久しぶりで山へ蝶の写真を撮りに行きました。今年の梅雨は本当に晴れ間が少なくて出かけるチャンスがありませんでした。今日だって午後には雨になるのが分かっていても今日しかないと思って出かけました。今週はずっと雨か曇りの予報が出ているのです。

山についたころには晴れていたのですがだんだん薄曇りになりお昼前には完全な曇り空となりました。ゼフの飛翔も期待できなくなったのであきらめてお昼には山を下りました。蝶の写真はとても少なく残念な一日でした。普段蛾はあまり撮らないのですが蛾の写真も数のうちに入れてあります。

 


長野山の蝶

 

ジョウザンミドリシジミ 雄がテリトリーを張っているのでやや高いところにとまります。それでなかなかいい写真が撮れません。

 

スジグロシロョウ 今年はどこへ行ってもスジグロシロチョウが目立ちます。

 

ヒメキマダラヒカゲ

 

ジョウザンミドリシジミ

 


数の多い蛾

 


弓削瓢柑の素敵な食べ方 5

2016年06月25日 | 日記

今日の空

降り続いた雨も夕方にはやみました。そして一面の夕焼けとなりました。

 


 ここのところ、弓削瓢柑のことばかりでもう飽きてしまいましたね。今日で終いにします。まだ食べ方はいろいろあるのですがそれは皆さんで考えていただくか想像にお任せすることにします。こんな食べ方の多彩な柑橘は他にはないように思います。

 

ところで、イギリスは国民投票によって国の方針を決めました。投票率72.2%は関心の高さを表しているようです。これからどうなるのでょうね。私らは国民投票というものをしたことがありません。日本では国民投票は憲法改正の時しか施行されないことになっています。普通の国の施政方針に対し個人が直接意思表示することはできないようになっています。近々ありますように、選挙によって代表者を選ぶしかないのですが我が国の最近の選挙の投票率は低いですね。関心が低いのか諦めているのか分かりませんが投票によってみんながもっと意思表示をすべきだと思いませんか。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 Prince : Purple Rain

プリンスさん、4月21日に死去されました。57歳
4月は爽やかな写真が多かったので、どうも、プリンスの音楽を載せることができませんでした。
梅雨真っ只中ですし、今日は紫の空の写真も載りましたから。
プリンスと同じ歳のマイケルが逝き(2009年6月26日歿)、
デビット・ボウイが逝き、今度はプリンス。
一時代が終わりつつあるような気がします。(らんらんさん)


弓削瓢柑の果皮を食べましょう

弓削瓢柑の果肉が美味しいのはいろいろご紹介しましたが、皮も捨てたものではありません。生でそのままかじっても決してまずくはありませんが少し手を加えることによって美味しいお菓子ができます。

1. ある人からいただきました。黄色い表皮はビーラーで取ってあり癖の無い味です。

 

2. これはあるレストランからいただきました。さすがプロの作った味でした。

しっとりとゼリーのように柔らかな仕上がりです。

弓削瓢柑の皮をホワイトチョコレートでくるんであります。美味しいですね。

 

3. 皮をココアでくるんであります。

 


 一番手っ取り早いのがジュースです。

ジュースとしてはグレープフルーツジュースに雰囲気的には似ていますが、味は全く違います。100%グレープフルーツジュースは苦味と酸味を強く感じますが弓削瓢柑のジュースは苦味と酸味は表に出てきません。甘さを先に感じます。そして爽やかです。

 

その他ジェラードやアイスクリームと合わせても美味しいです。 


弓削瓢柑の素敵な食べ方 4

2016年06月23日 | 日記

今日の空

今は梅雨の最中、束の間でも青空が見たい。

 


 東大みかん愛好会の皆さんが弓削瓢柑を使った料理教室を開きました。どんな料理ができたのだろう、上手くいったかなと少し心配していましたが、写真とレシピを送ってくださいました。レシピも紹介したいところですが今日は写真だけにします。

私のブログはもともと蝶のことが書きたくて始めたものです。最近蝶の写真を載せる機会が少なくて少し欲求不満です。弓削瓢柑と関係の無い写真ですが蝶の写真を少しアップさせていただきます。少し珍しい蝶でウラゴマダラシジミといいます。明るい林の中などを飛び回るゼフィルスと呼ばれる森に棲む蝶の仲間です。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 ブラームス「 ヴァイオリン協奏曲 第3楽章 」 violin:ハイフェッツ

予感的中、そろそろブラームスが来るのではと思っていました。1955年にしては録音がきれいですね。


弓削瓢柑を使った料理教室

 

                 

 

料理 1  スペアリブと弓削瓢柑の煮込み

 

料理 2  カプレーゼ

 

料理 3  ラタトゥーユ

 

料理 4  柑橘風味の冷たいパスタ

 

 


ウラゴマダラシジミ (森の蝶ゼフィルスの仲間)




美しい森の妖精です。



弓削瓢柑の素敵な食べ方 3

2016年06月21日 | 日記

今日の花

スカシユリ

 


 弓削瓢柑はお料理にも使うことができます。今日の写真は東京のあるイタリア料理のレストランで使っていただいているもので、先日写真をいただきましたのでご紹介します。

我が家でも普通の野菜サラダに弓削瓢柑の果肉を加えてフルーツサラダ風に食べることがありますが美味しいですよ。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 Bruch violin concerto (movt 1) violin: Joshua Bell 


連日のヴァイオリンコンチェルトありがとうございます。弓削瓢柑もさぞ喜んでいることと思います。(わたしもね)

演奏者のジョシュア ベルのことを私はよく知らないので調べてみました。1967年生まれのアメリカ人48歳で脂の乗り切ったお歳ではないでしょうか。調べた同じページにワシントンポストが行った面白い実験のことが載っていました。ジョシュアがメトロの駅でストリートミュージシャンのまねをしてみるのです。改札口の前で演奏しましたが、実験の約45分間でこの横を1,097人が通過したものの、金を置いて行った客は28人、ちゃんと立ち止まって演奏を聞いたのは7人、この人物がベルだと気付いたのはたった1人だった。そして、ベルが客から得た金は、ベルだと気付いた一人から得た20ドルを除けば、わずか32.17ドルだったそうです。

隠しカメラでとらえた様子がYou tubeに載っています


樹になっている弓削瓢柑   

弓削瓢柑をよく御存じない方のために

 

弓削瓢柑を使った料理とデザート

イタリア料理店で

弓削瓢柑とカンパチ・ブラックオリーブ・トマトのサラダ

 

弓削瓢柑のジュレとグラニータ ヨーグルト風味のパンナコッタを添えて

 

 

我が家の減農薬栽培レモンを使った「リモンチーニ」

イタリア料理の「アランチーニ」という揚げ物料理をレモンを使ってDolce(デザート)にしたものです。

 

田舎者にはよく分りませんが美味しそうですね。

 


弓削瓢柑の素敵な食べ方 2

2016年06月19日 | 日記

今日の花

スカシユリ 

 


 弓削瓢柑はそのままむいで食べても十分美味しい果物ですが、形も面白くなぜかひと手間かけて加工品として生かしてみたくなります。

今日は萩市のお菓子屋さんの作品をご紹介します。このお菓子屋さんは以前から萩の特産品である夏みかんを使って皮を容器としたゼリーのお菓子を作っていました。もちろん萩の名物としてお土産などに喜ばれていました。その技術を使って弓削瓢柑のゼリーをお中元用に作るようになりました。材料の弓削瓢柑は山本柑橘園で供給しています。夏みかんゼリーと弓削瓢柑ゼリーとでセットで販売していますがお客様にとても好評のようです。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 Mendelssohn Violin Concerto Mvt.2   violin:Shlomo Mintz

ヴァイオリンコンチェルトがまた届きました。美しいメロディに心休まる気がします。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と言えばニ短調が有名ですがこちらもいいですね。ありがとうございました。

シュロモ ミンツさんのヴァイオリンの響きも素晴らしいと思いました。次は誰だろう?  


お中元向きのゼリーのお菓子 弓削瓢柑ゼリー

 

 

蓋を取り除き縦にカットします。

 

四分の一ですが見た目にも涼しげでとても美味しいです。

 


弓削瓢柑の素敵な食べ方 1

2016年06月17日 | 日記

今日の花

スカシユリ 百合と言えば歩く姿の美しさに譬えられていますが、どうしてでしょうね。

 


 6月になってわたしは毎日まーいにち弓削瓢柑と南津海をながめて暮らしていました。この頃になってそのような日々からようやく解放されてきました。

6月の一日に弓削瓢柑の収穫についてブログを書きましたが、その時積み上げられていた弓削瓢柑の入ったコンテナは今はもうほとんどなくなりました。みんなどこへ行ったのでしょう。クロネコさんのトラックに乗って全国のお客様の所へ旅立って行きました。

お客様から弓削瓢柑の食べ方についての画像をいただきましたので何点かご紹介します。最初は銀座のある御料理屋さんでデザートとして使われた弓削瓢柑です。珍しい弓削瓢柑を見た目に楽しく、簡単でおいしく食べられる工夫がなされています。板前さんの手際はさすがですね。召し上がったお客様もたいそう喜ばれたそうです。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 チャイコフスキー 「ヴァイオリン協奏曲 第1楽章」  violin:五嶋みどり


 いい曲ですよね。みなさん弓削瓢柑に似合うと思いません。
ある方に弓削瓢柑を差し上げたところフランスのボルドーワインで五大シャトウの一つシャトウ マルゴーのようだと評してくださいました。らんらんさんは弓削瓢柑を音楽に譬えると
Tchaikovsky - Violin Concerto in D major, Op 35のようだと言ってくださったのかもしれません。
私の勝手な解釈かもしれませんがありがとうございました。中ほどのカデンツァをハイフェッツ以下いろんな人の演奏と聞き比べてみました。 ついでに2楽章も聴きました。また夜更かしです。


デザートとして出された弓削瓢柑

 

縦長の弓削瓢柑が横に三つに切ってあるのが分かりますか。

 

枝葉の付いた上部を取ります。するときれいな果実の切り口を見ることができます。

 

底の部分に対し輪切りの果実が蓋になっています。そしてその輪切りはそのままお客様に召し上がっていただきます。弓削瓢柑の果皮は癖が無くそのまま食べることができます。

 

お客様は皮ごと生の弓削瓢柑を味わわれたようです。

 

底の部分はどうなっているのでしょう。

下半分の果肉を取り出してそれでゼリーを作って、底の部分の果皮を容器にしてあります。

 

そのままゼリーを食べるのではありません。

上半分の果実を手で搾って生の果汁をゼリーにかけて食べるのです。

 

何と贅沢な食べ方でしょう。

ゼリーを作る時に熱を加えると弓削瓢柑の香りが飛びます。そこで生の果汁を搾り込んで香りとフレッシュさを補うのかもしれませんが一流の板前さんの工夫はさすがですね。私もこんなデザートを食べてみたいです。

 


弓削瓢柑の収穫

2016年06月01日 | 日記

今日の花

テイカカズラの花

今の時期に白い花はまだまだあります。


 いつもの収穫の手伝いの方5人に来ていただいて、昨日と今日で樹に残っていた弓削瓢柑をすべて収穫しました。弓削瓢柑は夏まで樹上に置いても味が落ちることはありませんが、これから梅雨に入ると病気の発生や害虫の被害が多くなるので仕方なくこの時期に残り物をすべて収穫します。南津海の小玉も今日すべて収穫しました。これで27年産の柑橘類は収穫をすべて終えたことになります。もちろん今の時点ですでに28年産のみかんの果実はなっています。木によっては27年産の果実を終えたと思ったらもう続けて今年の実を育てなければなりません。ご苦労なことですね。

 


弓削瓢柑

 

弓削瓢柑は爽やかでこれからの暑い季節に美味しい柑橘です。