今日の紅葉
朝日は見ることができたのにその後雲が多くなり寒いみかんもぎでした。雲間より太陽の光がかすかに漏れてくるだけです。
日の出
天使の梯子 (ヤコブの梯子)
今日のみかんもぎ
今日の紅葉
朝日は見ることができたのにその後雲が多くなり寒いみかんもぎでした。雲間より太陽の光がかすかに漏れてくるだけです。
日の出
天使の梯子 (ヤコブの梯子)
今日のみかんもぎ
今日の花
シクラメン 濃い赤色のシクラメンです。毎年この時期にシクラメンの鉢を持ってきてくださる友達がいます。シクラメンは花の咲く期間がとても長くて春まで楽しむことができます。そして、夏を越して二年目の春にも楽しむことができます。植え替えをすると3年目も大丈夫ですが段々私が飽きてきて手入れをしなくなり3年目の夏には枯れてしまいます。昨年いただいた株は元気ですが花が咲き始めるのは2月ごろです。
寒くなりましたね。飼育中の蝶の幼虫が元気がありません。餌のガガイモも残り少なくなって心配です。一昨日まではまだ飼育小屋で飛んでいたスジグロカバマダラは今朝姿が見えなくなりました。寒さとともに寿命が尽きたのかもしれません。アサギマダラのオス2頭はまだ元気です。
今日は最低気温8.6℃最高気温12℃と一日を通して寒かったのですがよく晴れて気持ちの良い一日でした。みかん畑の椿がよく咲いています。
午前10時ごろの風景
午後3時ごろの風景
我が家の椿園の花
白い椿-1 一重咲き
白い椿-2 二重咲き
赤い椿
今年は椿の咲くのが遅れています。昨年のこの頃にはもう5・6種類咲いていました。
これから花の少ない寒い季節に咲き続ける椿の花は私の写真のネタとして大事です。
今日の花
薔薇 もうこの秋には、この花で終わりでしょうね。今日は花もミカンもオレンジ色です。
11月17日にスペインからのお客様がありました。今までに何度も我が家に来られたことのある方ですので、「やあ お久しぶり!」てなものですが。今回は新しいみかんを持ってきてくださいました。前回来られた時に、その新種のみかんのことはお話で聴いていたのですが、この度初めて食べることができました。オログロッスはヨーロッパでたくさん作られているクレメンティンと言うみかんの変異種であり外観はよく似ています。果皮は赤みが濃くてきれいです。実の大きさは温州みかんよりもやや小さいのでしょうか。問題は味のことですが、3・4個食べてみましたが今年の温州みかんよりは甘いようでした。香りは普通のクレメンティンよりおとなしい感じで、強い香りに弱い日本人にも受け入れられるかもしれません。農家サイドから見れば栽培が容易か否かが大きな問題になりますので栽培してみて日本の気候に適しているかどうかを確かめる必要があります。スペイン側としては日本での特許を取ってパテント契約をした農家に栽培してもらいたいようです。オログロッスが優秀なみかんだとしても日本国内で知名度が上がるにはおそらく10年はかかるだろうと思います。
今年は夏に南アフリカ原産のジャクソンフルーツのことを紹介しました。そして、最近はオーストラリア原産のフィンガーライムについても書きました。昨年はネパール原産のジュナールのこともご紹介したと思います。本当にこの頃は世界が狭くなったなと感じます。
スペインの新しい柑橘 オログロッス(Orogros)
いま日本で一般に出回っている早生みかんと比較してみましょう。手前の2個が日本の早生みかんです。
皮をむいて食べてみましょう。
種はありませんでした。確かに甘みはあります。
糖度計で計ってみましょう。
糖度12.4度ありました。今のみかんとしては甘い方だと思います。
普通の早生みかんと比較してみましょう。
果肉の色は早生みかんの方が赤みがあります。
早生ミカンの糖度
今年は秋の長雨で糖度の低いみかんが多いです。
12月に収穫する普通のクレメンティンと比較してみましょう。
普通のクレメンティンは右側ですがオログロッスより果肉の色がよくないです。
普通のクレメンティンの今の糖度はどうでしょう。
8.8度でとても糖度が低いです。
今の時点では、オログロッスが一番おいしいかもしれません。
オログロッスについての説明のある動画が見つかりましたので載せておきます。私もスペイン語はよくわかりませんので通訳することはできません。
興味のある方は見てください。
Orogros: Clementina extratemprana - Citrus & Life
今日は徳山の眼科病院に2回目の治療に行きました。9月29日に初めて徳山の病院で目の病気を診ていただきましたが、その時はまだ秋と言っても夏の名残りと言った方がいいような街の雰囲気でした。
目の病気は加齢性黄班変性症でした。治療方法としては、月に1回ずつ3回ほど眼球内に注射をすることになりました。10月の半ばに1回目の注射をしたので今日は2回目です。そして、今日の徳山の街はすっかり秋になっていました。もともと今回は治療のついでに街路樹の紅葉を楽しんでこようと期待していたのですが、まさに紅葉真っ盛りで天気も良く病院から徳山駅までの道のりを十分に楽しむことができました。目の治療は結構大変なことですが、転んでもただでは起きあがらない根性で街の写真を撮って来ましたのでご覧ください。
目の病気「加齢性黄班変性症」についてはまた何時か詳しく書こうと思っています。
徳山の街には通りごとに違った街路樹が植えてあります。
病院を出て駅までの道順に写真を並べました。
1.プラタナス
2.イチョウ
3.タイワンフウ
4.ナンキンハゼ 残念なことに丸坊主に切られていました。一番きれいな紅葉を期待していたのに、とても残念。
少しだけ残っていました。
ナンキンハゼの枝が切られずに残っていたら、こんな風に色付いていたはずなのに。
5.駅前の大通り イチョウと中央分離帯はクスノキです。
6.桜並木
7.落ち葉、銀杏
8.駅前の紅葉
ようやく徳山駅に着きました。秋の落日は早く、駅の向こう西に隠れていました。
改装された徳山駅入口
クヌギの虫こぶ
クヌギハケタマフシ
昨日は港の公園でどんぐりのことだけに絞って書きましたが、 今の時期には樹木の紅葉もきれいです。街路樹などによく使われるタイワンフウ(台湾楓)が特にいい色になっています。タイワンフウには丸くてとげとげの実が枝からぶら下がってなりますが、鈴をぶら下げたような感じなのでスズカケともいわれます。それで別名にスズカケフウと言う言い方もあるようです。
また私がカメラを持って公園をうろうろしていると、例によって鳶が私のことを見にやって来ました。あまり高くない高度で私の真上を何度も旋回するのです。こちらもタイミングが分かっていますので、旋回に合わせて鳶がこちらを向いているときにカメラを向けてシャッターを切ります。タイミングが合うとこちらを見ている鳶の写真がうまく撮れます。
それから、どんぐりを探しているときに上を見上げると、クヌギとアベマキの葉に何やら赤い粒々が付いているのを見つけました。近いところの葉に粒々が付いているのを見つけてそれが虫こぶであるのは分かりましたが、何という虫による虫こぶか分からなかったので家に帰って調べてみました。クヌギハケタマフシとと言う虫こぶでクヌギハケタマバチと言う虫がクヌギの葉に産卵して作るものだそうです。木全体からすると、おびただしい数の虫こぶができていました。
紅葉したタイワンフウ
いつもの鳶
旋回してまた近づいてきます。
高いところにも別の鳶がいました。
街路樹のケヤキ
今日の猫
港の公演には猫がたくさんいます。 昨夜動物写真家岩合さんの猫番組をテレビで見ました。慣れていない猫をどうやって撮るのだろうと試してみました。被写体はおっとりした雌猫でした。野良猫ですが右の耳先にVカットがされていたので避妊手術がしてあるのですね。
用事で港の方へ出かけたので、久しぶりで港の公演に寄ってみました。紅葉もかなり進んでいましたが、地面に落ちているどんぐりが気になりました。今年はどんぐりの実がずいぶん多いようです。豊作なんですね。多くのどんぐりは花が咲いて実るまでに2年かかります。今年のように豊作なのは今年の天候がよかったのか、去年の天候が良かったのか、どっちでしょうね。地面とその上にかぶさる木とを見比べながら公園を一回り歩きました。7種類のどんぐりが見つかりました。クヌギ・アベマキ・コナラ・アラカシ・ウラジロガシ・ツブラジイ・マテバシイの七つです。
クヌギのどんぐり
アベマキ
コナラ
細長い実がコナラ
アラカシ
ツブラジイ
小さいほうの実
ウラジロガシ
マテバシイ
今日の紅葉
ツタ みかんの作業場の壁にツタが張り付いていますが、夏には室内の暑さを和らいでくれます。秋にはこのように紅葉が見られます。
今日は柿のお話ですが、その前に、今年の異変について一言触れたいと思います。どこにでも見られるカラスのことですが、今年は群れカラスが安下庄にいません。例年ですとみかんの熟するこの時期に数百羽のカラスが何処からかやって来て安下庄に住みつきみかんや柿を食べます。我が家には小さな富有柿の木が1本ありますが例年なら網をかけてカラスから防がないとほとんど食べられてしまいます。ところが今年はカラスが食べに来ないのです。でも油断はできませんけどね。
本題の柿のお話です。私は以前、柿はあまり好きではなかったのでほとんど食べませんでした。最近は食べるようになったのですが大好きと言うほどではありません。あれば傷ませないように食べるだけです。先頃には西条柿の熟柿を毎日食べていましたが、今は平核無と富有柿です。この2品種は日本で1・2の代表的な柿ですが、富有柿は西日本に多くて生産量は日本で一番多い品種で、平核無は東から北日本で栽培されて生産量は2位です。産地が分かれているのは適地の問題なのでしょうね。福島の知人から毎年平核無をいただいて食べていますが今日は富有柿と食べ比べてみました。皆さんはどちらが好きですか?
もう一つ、フィンガーライムのことです。この柑橘は我が家で初めてなったのでいつ熟するのかよくわかりません。木から取って来ては次々と試食しています。今日はお魚と合わせて食べてみました。確かに合いますね。
最後に、蝶の飼育のお話です。10月の半ばに北から南下してきたアサギマダラが我が家の庭にあるキジョランに卵を産んでゆきました。その卵を取って飼育室で飼っているのですが、順調に生育して今日蛹になりました。この調子だと年内に羽化して、お母さんの後を追って南へ飛んで行けるかもしれません。
柿の比較 富有柿と平核無
左のやや四角い柿が平核無です。右のやや丸いのが富有柿です。
富有柿
平核無
名前にあるように種はありませんが、元来渋柿なのです。お店に出てくるときには渋抜きしてあります。
比べてみると
左が平核無で右が富有柿
まず富有柿を食べてみます。
肉質が固くてしっかりした歯ごたえです。もちろん甘いです。
平核無です。
いただいて日数が経っているせいか、とても柔らかくジューシーでとろけるようでした。
人によっては好みが分かれるでしょうね。
フィンガーライム
ピンク系ですがまだ未成熟でしょうか。
中の粒々を押し出したところです。種が混じっています。
種を取り除きました。
種はすべて鉢に撒いておきました。
どんな子供が生まれるのか楽しみです。
アサギマダラとスジグロカバマダラの幼虫
朝起きた時には前蛹でしたが、午後には蛹に変わっていました。
午後
スジグロカバマダラ
脱皮して3齢になりました。
今日の樹木
色付いてきました。
晩秋の今日、10時頃から午後3時ごろまで空には雲ひとつありませんでした。
見上げると、突然真っ青な空に一本の白線がひかれました。 今日の出来事は、ただそれだけのことです。
今日の音楽 (らんらんさんより)
Luciano Pavarotti - Volare
Volare oh oh (さあ、飛ぼう)
Cantare oh oh oh oh (さあさあ、歌おう)
Nel blu dipinto di blu (青に塗られた青の中で)
Felice di stare lassu (この空にいられる幸せよ)
パヴァロッティの明るい声と、青空の中、飛行機雲の下を飛ぶ鳥。
らんらんさんと、秋の一日に感謝です。
飛行機雲
午後3時半
今日の花
みかん畑の椿 この椿は10月の中頃から咲いていますが、赤い椿で早咲きは少ないような気がします。
今日は予定か詰まっていてうまくこなせるか心配でしたが、何とか一日が終わりました。
朝早くからレモンの収穫に行き、朝のティータイムを挟んで次はみかんの収穫です。合間に海の写真を撮りに行き、みかん畑では椿の様子を見に行って、家に帰れば飼育中のアサギマダラの幼虫が順調に育っているか確認しなければなりません。実際今朝は1匹のアサギマダラの終齢幼虫がキジョランから脱走を図りました。一瞬しまったと後悔しましたがその幼虫は発見できたので元の株に戻してことなきを得ました。お昼ごろには遠方よりの来客があることになっていました。そんな一日の中に講演会を聴きに行こうとその時間を挟みこんだのです。まさに分刻みで動き予定はすべてこなしたのですがお昼ご飯を食べるのは忘れていました。この頃の若い人の言い方を借りれば「リア充」というのでしょうか。
レモンの収穫
まだ青レモンなのですが、緑のレモンがいるという注文が入りました。
初冬の海
この時期になると大洋の高度が低くなって来ます。夏の青い海は見られなくなって、光の輝く海となります。
みかん畑の椿園
みかん畑の一部に椿園を作っています。先々この山を全山椿の山にしたいなあと考えて椿1000本計画を実施しているところです。
講演会
「数学の演奏会」と名を付けた講演会で若い数学者の森田真生さんの公演です。演奏会と言うからには楽しく聴ける会だろうと期待し、また普段の生活に縁のない数学と言う分野でのお話とはどんなものか興味シンシンでした。数学と言う分野から遠ざかって久しいのですが、学生のころは大好きな教科でしたし、数学者になることをゆめみたこともあります。世間的には数学と言うと敬遠される方が多いようですが、今日の講演会には若い方が多く集まっていました。と言っても狭い会場ですからぐるっと見回せば全体がすぐにつかめるほどです。自分を振り返ってみるとこの中で私が一番の高齢者かもしれないと感じ、居心地が悪くなりそうでした。でも歳を取った分面の皮も厚くなっています、その場に溶け込ませていただきました。
演奏はなかなかのもので、立て板に水というか水道の蛇口開きっぱなしで3時間みんなを話の中に引き込みました。数学のことを分かりやすく解説しながら社会のこと人間のこととの兼ね合いを話していましたが、演奏会と名付けた意図が楽しく感じられました。初めに数と言う概念はどういうものかを数直線で分かりやすく説明し、結末はリーマンの複素解析のリーマン面にいたるまでのながーいお話でした。
リーマンと言うと多くの方はリーマンショックの方を思い浮かべる方も多いかと思いますが、19世紀のドイツの数学者ゲオルク・フリードリヒ・ベルンハルト・リーマン(1826-1866)のことです。そんな人は知らないという方も多いと思いますが、20世紀の数学の発展に大変功績のあった方です。
ということで久しぶりに数学の世界をのぞいてみることができました。
リーマン面と言うのはどんなものか下の図でイメージしてください。図の縁をどんどん歩いてゆくと2周目に元の位置に戻ってきます。
数学と哲学とは似たところがあるように思いますがどこが違うのでしょうか。普段の生活の中ではあまり縁のないことですが時には考えてみることはいいことです。
アサギマダラの幼虫は終齢になりました。
明日には前蛹になるでしょう。これからどんどん蝶の骨格ができてくるのですが、生命の成長と言うのは不思議なものですね。この幼虫が姿を変えて蝶になるのですから。
スジグロカバマダラは3齢でしょうか