快風丸

俺の船に乗らないか。

それがどうした

2006-03-30 16:22:48 | Weblog
 3/30雪がふった。
あっ”なごり雪”だ。

最近、TVでユーミンのインタビューを見た。
「詞とメロディーはどちらが大事か?」
すごい興味をそそられる質問である。
「メロディーの中にこそ真実がある。」
なるほど。
私にとってこの言葉が説得力をもつのは、この方は、詞のほうも
素晴らしいものを創造していると、認めているからである。
夢、憧れ、情熱、などを良く表現したクオリティの高い詩である。

雪を見ながら、”なごり雪”が頭の中で鳴っていた。
しかし、歌詞を思い出して、がっかりした。
センチメンタルないい歌だなと思ってたのに。

”今、春が来て君はきれいになった。去年よりずっときれいになった。”

それがどうした。

かつて、とある高名な作曲家が、”お猿の籠屋”の歌詞がけしからん、
と怒ったそうである。
”えーっさ えーっさ えーさほいさっさ”
子供だましにもほどがある、
こんな無意味な歌詞を子供にきかせるべきではない、
子供に聞かせるものだからこそ、きちんとしたものを。
と言うことだそうだ。

言葉の持つ力の話でした。