快風丸

俺の船に乗らないか。

ラスムッセンも?

2007-07-27 12:34:11 | Weblog
 昨日は、帰りが遅かったので、ピアノの練習もせずに、ツールドフランスを見て
寝ることにした。レースは終盤、どう様子がおかしい。ドーピングの話題に絡んで
解説者がこう言っている。

「こう言うと語弊があるかもしれないが、僕にとって去年の覇者はランディスだ
し、今年の覇者はラスムッセンです。」

解説しましょう。
 ランディスは、昨年総合優勝しながら、事後、ドーピング疑惑から権利剥奪とな
っている。ラスムッセンは今年、第16ステージで、今年の総合優勝を磐石とする
素晴らしい感動的な走りを見せてくれたニューヒーロー。
ということは、ラスムッセンも?

当たって欲しくない予想は、リザルト発表にラスムッセンの名が無かったので、間
違いない。第17ステージは出走していないのだ。すなわち、リタイヤ。
 
HPによれば、
「総合首位だったラスムッセン(ラボバンク)が規律違反を理由にチームを解雇さ
れ、マイヨ・ジョーヌ不在で走ることになった。」
マイヨ・ジョーヌとは、総合首位の選手が着る黄色いジャージのこと。

 ランディスのときも思った。あの感動した気持ち、純粋な感動をどこにもって行
ったらいいの?
 ヨーロッパではTV中継の視聴率は40%に届くという。ツールの覇者とは、日
本のスポーツで例えると、王、長嶋、川上、イチローのごとく、それ以上の偉人に
なる、歴史に名を刻むということなんです。

 世界中で見ている子供たちに、なんと説明するつもりだ?
来年はUCIのプロツールは全て中止にすべきだ。今一度、レースのあり方を考え
なおさなくてはいけない。

 もしくは、ドーピングを解禁にすべきだ。そうすれば、僕はスッキリした気持ち
で自転車ロードレースのことを忘れることができるだろう。