名古屋の自宅で8:00に起きれば、13:00の練習に間に合うのだから、
大阪なんて近い近い。
ほんとうは福岡にいるべきなのだろう。
木曜日の深夜に親父が誤嚥性肺炎で緊急入院したという。
83歳。
近所に住んでいる親戚家族が搬送から、もろもろ、精神的な部分まで父と母をサポートしてくれている。
感謝してもしきれない思いでいる。
そして、偶然、台湾在住の姉が休暇で帰省中。その姉の判断で、今回は帰らなかった。
予定通り、バンドの練習に行った。
大学に進学するときに、卒業したらUターン就職すると約束した。そして反故にした。
都会で文化的な生活を続けたかった。それを両親が許してくれたことに深く感謝している。
母は、85歳。今回の件で少し取り乱している。
父は老衰で、いずれ天に召される日が来ることは自明。そして、それはあまり遠い日ではないだろう。
酒が好きで、いつも音楽か落語を聞きながら、本を読んでいるか碁盤に向かっていた。
小学校教師で、家事と名のつくことはどれもやったことはない。
そんな父の暮らしぶりには反発を覚えた。しかし、気が付けば、同じような生活スタイルであることに
気付いたのは、その後、長い年月を経てのことだった。
こんな一大事のときに、大阪で遊んでいるわけだ。親不孝、ここに極まれり。
しかし、心のおきどころがない。
さ、明日もスタジオだ。作りかけの曲を完成しよう。