こもった。
TVを見て、新聞を読んだら、あとは音楽を聴きながら、ひたすら読んだ。
ほとんど外に出ない3日間を過ごした。
アルコール無くリラックスするには、これがいちばんかな。お正月も忙しかったから。
ずいぶん前に買った本をやっと読んだ。話題になったのは、6年前か。
就職難の時代にマッチして若者にウケたという風に記憶しているが、それは見当違いだと思う。
何も持たない、法律も整備されていない中で、如何にして団体交渉いう発想と行動が生まれたのか
という物語。映画にもなったようだが、これをそのまま映像で見せられないと思う。不潔で不衛生で
残忍であるから。ということは、キレイなお化粧がされた毒抜きされた映画になっているのだろう。
どのみち、映画はノーサンキューだ。
特定の思想や団体には興味すらないことを前置きしたうえで、無から何かが生まれるときのダイナミズム、
そして、闘い勝ち取ることの痛快さ。
サラリーマンもプロレタリアなのだなあ。基本的には、漁夫とかわらないな。
すんなりと腑に落ちる小説だった。