快風丸

俺の船に乗らないか。

童夢とメロ

2006-02-14 15:59:48 | Weblog
 童夢とメロへ。

負けはしましたが、その戦う姿勢に、私は震える思いがしました。
相手が強いから負けたのだ。
4年後、私は待ってます。
必ず帰ってきてください。
がんばれ、サムライ。

ということで、ハーフパイプ、初めてちゃんと見ました。
予想外に面白かった。
演技そのものもエキサイティングですが、
勝つためには、難度の高い技を完璧にこなさなくてはならず、
かなり、リスクが高いようで、結構、こける選手もいるんですよね。
1ミスでドーンと減点されますし皆、ぎりぎりどころか、
限界を超えようと、飛ぶんですね。

4年後、また楽しみにしています。

次世代上方四天王の落語会

2006-02-13 18:48:37 | Weblog
 行ってきました。

いやあ、おもしろかった。
そして、やっぱ生が最高。
笑いながら泣いてました。笑いすぎて涙が出たというより、
笑いながら、深く感動していたのです。
ほんとに凄かったです。
ほんと、行って良かった。
これで2、000円でいいの?

 
四天王だから、4人なんですけど、遅れていったので、一人目はミスしてしまいました。

小春団治さん
 冷蔵庫の中の食品やなんかを擬人化して、喧嘩やら恋愛やら...。

小米朝さん
 年の瀬、家にやってくる借金とりを相手の趣味に合わせて、追い払う話。オペラ やら、芝居やら、また、それが、いちいちうまい。

文福さん
 この方は有名な相撲マニア。相撲の話。相撲甚句やら、小話も面白い。
 例えば、
  東山動物園に行ったら、ダチョウやらペンギン、孔雀なんかが走ってまして...とりのオリンピック

 例えば、
  朝顔と掛けて、新婚さんと解く、その心は、”よるはさかん”

おあとがよろしいようで。

五輪ピック

2006-02-10 16:19:39 | Weblog
 フィギュアスケートが好きだ。
といっても、ルッツとアクセルの違いすら分からない。
音楽に乗って、舞うのを見ていると、心躍るのです。

 童夢とメロが好きだ。
なんというか、プレッシャーみたいな、日本人的な、勝利にかける悲壮感のようなものがみじんも感じられない。大きな舞台を前にしてもただ楽しそうなのだ。素晴らしいぜ。待ってたんだよ、君たちみたいな奴を。



アルゼンチンの星

2006-02-09 11:13:53 | Weblog
 ずいぶんと昔のことのように思えますが、愛知万博、閉幕から半年もたっていないのです。

 夏の暑い日、アルゼンチン館を出たところで、後方から私を呼び止めていると思われる声がした。
 「チェ、チェ」
外人の女性のようだ。
海外といえば、ハワイにしか行ったことないし、英語は”a little”だし、
いや、アルゼンチン館の前ということはアルゼンティーナかもしれないということはアルゼンチンの公用語は???。

このタイミングで、私を呼び止めるということは、きっとアルゼンチン館を見学中に何か粗相をしたに違いない。
アルゼンチンの風習など全く知らないが、きっと重大なことなのだ。
踏んではいけないものを踏んだとか、お辞儀をしなかったとか、
一見些細なことが、国、宗教が変われば、一大事となるのはよくあること。
現に、今でも”たかが風刺画”で大変な暴動になってる。

また声がする。
「チェ、チェ」
 
怒っているようだ。
今、振り返ると、多分、女性の後ろに大男が立っていて、私は裏の小さな部屋へ連れて行かれ、
言葉も分からぬまま尋問を受け、麻袋に詰められ、穀物と一緒にアルゼンチンへ送られ、
裁判沙汰になり、そして、国際問題となり、アルゼンチンとの国交は途絶え、
日本でも大きなニュースとなり、小泉首相がTVで
”自己責任”
を唱え、誰も助けにもこれない、もう日本へ帰れない、そして、そして...。

しかし、日本男児たるもの、ここで引き下がるわけにはいかぬのだ。
サムライ・スピリットばみしちゃるけーのー。生き恥を晒すくらいならここで男子の本懐ばとげちゃるど。

振り向けば、プリティー・ラティーナが、ラブリースマイルだ。

「チェ、チェ」

ここで、重要なことを思い出した。今日のTシャツは”チェ・ゲバラ”の顔プリントだったのです。
これで、国交は正常化だ。
プリティー・ラティーナはゆっくりとした英語で、
「彼は、革命家であり、医者で、旅行家で、我々アルゼンチン人のヒーローだ。最近、映画にもなった。」
と言った。
僕は、彼がアルゼンチン人だということすら知らなかった。
最高の笑顔を作り、カタカナで「サンキュー」と言って別れた。

このプリティー・ラティーナはアルゼンチン館の職員さんでした。

早速、モーターサイクル・ダイアリーをレンタル。
さすがに、深く感情移入した。面白かった。

そして、この尊敬すべきアルゼンチンの星の日記を、今、読んでいます。






高山先生、お元気ですか?

2006-02-08 10:29:54 | Weblog
 ジャパネスク特集、第3弾でございます。

 こうざん先生は尺八の演奏家です。

思えば、一期一会でございました。
あれは数年前の春の宵のことでした。
高蔵寺に住んでいたころ、新しく始めたバンドの練習の帰り、仲間と2人、小さな居酒屋に立ち寄ったのでございます。
カウンターのみ10席ほどの狭い店でした。
常連らしき客が数人すでに居りました。ちょっと酔ってるご老人が声を掛けてきました。

「演奏の帰りですか?」

「練習の帰りです。」

「ギター、見せていただけませんか?」

 ケースを空け、赤いセミアコ(エピフォン リヴィエラ)を取り出した。

 音を聞きたいとおっしゃるので、少し弾いた。

 常連さんから先生と呼ばれていた。推定70歳。
尺八の演奏会の帰りだとおっしゃる。黒いハードケースを開けて、楽器を見せていただいた。無造作に数本、入っていた。

 「どれが一番高い楽器と思いますか?」

見当もつかなかった。
”一節(ひとふし)”といって、竹の一つの節で出来ている物らしい。

 「30万くらいですか?」

笑われた。はっきりとは教えてくれなかったが推定数百万、長い節というのは珍しく、希少価値だそうだ。ひとしきり尺八話を聞く。
最も聞かせたいところは最も音を小さく吹くところで、それを表現できるマイクが存在しないとか、いろいろな楽器と共演するのが面白いとか。

先生が、
 「せっかくなので、ここでなんかやりましょう。」


ギターを手に取り、ゆっくりとしたテンポでクラプトンのリトルウィングを弾いた。先生はアドリブでメロディーをつけてくれた。
狭い店内で、ロックと日本の心が溶け合って行った。

先生は名刺をくれた。
「演奏会やるときは是非呼んでください。」
とおっしゃっていただいた。

そのバンドは程なく活動停止したので、ステージでの共演は夢のままでございます。

高山先生、お元気でしょうか。

落語ライフ

2006-02-07 18:21:12 | Weblog
 最近、図書館で落語のCD借りて聞いてます。

私が今更、言うことでもないですが、素晴らしいです。多くの登場人物とその関係性など、一人でやってるんですよね。

父が落語好きで、子供のころから、テープレコーダから聞こえる名人芸をなんとなく聞いて育ちました。
そんなある日、多分、小学校の高学年のころと記憶していますが、地元に桂米朝一門が来まして、父に連れられ、見に行ったのでした。
もちろん、生で見るのは初めてで、今でも印象に残っています。

それ以来、あまり、積極的に聞いてませんでしたが、いつか聞こうと思ってました。図書館には、そんなに豊富にあるわけではないですが、古典落語傑作選的なものを聞いてます。

 古典落語って、時々、オチの意味が分からないときがあるのですが、それをあとで調べたりして、なるほど、というのもまた、楽しみの一つですな。

 子供のころから”まくら”から、いつ本編に入ったかがよく分からなくて、今でもですが、気がついたら話に引き込まれている、この
”騙された感"
がまた、心地よいわけですな。
 
 私としたことが、落語の話をしておきながら、締めの”オチ”が思いつきませんなあ。
なんか居心地が悪いと申しますか、

 落ち着きませんですな。

おあとがよろしいようで。

 


木乃下真市

2006-02-06 17:49:19 | Weblog
 2/4にこの人のライブに行ってきました。
津軽三味線。
”百年に一度の天才” 
といわれている人です。

2年前に一度、見たことがあって、なんと言うか、圧倒されました。
独奏、たった3本の弦で雪を降らせたり、風を吹かせたり、海に、山に連れて行かれたり、心の底から感動しました。今年41歳だそうです。

今回は”オーケストラアジア”とのジョイント。こちらは全く知りませんでしたが、日本、中国、韓国の民族楽器で構成された楽団です。琴、三味線、尺八、二胡、など、私が常日頃聞いているロックと違って、耳に優しいがとても力強い音楽でした。あまり期待していなかったけど、素晴らしかったです。

木乃下真市、登場。
バチが皮を叩く音がナチュラルリバーブに乗って場内に響き渡る。
スローハンド(音数が多い割りに右手の動きが少ない)だ。
ものすごい動きのあるフレーズなのに弾き姿が優雅に見えるのです。
右手1つ打つ間に8つくらい音が鳴る。左手でも弦をはじいているようだ。
前から2列目はよく見える(名古屋市民会館中ホール、全席自由!!)。
魂を全部持っていかれた。空っぽになった自分がいた。

興味のある方は
http://homepage2.nifty.com/king-of-tsugaru/

そして、本来、小学生対象で、オーケストラアジアのメンバーによるワークショップを開催。関係ないと思っていたら、参加希望者少なく、大人もokとのこと。
となりの音楽ホールに数々の楽器がおいてあり、それぞれ、担当の方が教えてくれるという。
迷わず三味線コーナーへ。初めてなんです。3人ずつで教わりました。とてもいい音がしました。感動しました。
「世界の音楽研究者の間でも、三味線はとても難しいとされていて...」
なんていう小講義もあったりして。

ついでに尺八コーナーへ。プラスチック製の練習用で、持ち方、息の吹き方を教わる。音が出た。少し音階も教わった。

思わず、充実した1日となった。初めてのことを習う機会なんて年々少なくなっていくものだと思うのです。そういった意味からも貴重な体験をした。

楽器は楽しい。

まわってチン

2006-02-03 15:53:42 | Weblog
 電子レンジが壊れました。スイッチを入れると家中の電気が消える(ブレーカーが落ちる)という壮絶な最後でした。

なんと無く聞いてはいたんですよ。
「今のレンジって回らない。」
ってね。

電気屋に行ってみた。確かにターンテーブルが無い。
しかし電子レンジは回るものだ。

そういえば、かつてコンビニで弁当を温めてもらったとき、まわってなかったことを思い出した。そのときは
「コストダウンか何かで、特別にまわらないレンジを作らせているのだろう。そんなレンジだから、ちゃんとあったまらないんだぞ。」
ってね。ほんとにそう思ってました。

買って帰った。
マグカップの牛乳をイン。アーンド スタート。
緊張の瞬間だ。
あーーーっ、まわってねー。

絶対、ちゃんとあったまってないぞ。

ドアーオープン!!

ぬくぬく。しかも早い。

分かった。俺が間違ってたよ。


まわるまわる時代の中で、レンジはまわっていた。
お前は時代の中で、まわらない体を手に入れたんだね。
俺はずっと止まってながめていた。
今度は、俺がまわる番だ。
まわるまわる時代の中で。

新しいお笑い

2006-02-02 14:48:14 | Weblog
 今、気になるお笑い芸人、

  オリエンタルラジオ
  オオカミ少年
  小梅太夫

ふと気がついたことがありまして、この3組の共通点です。
音楽に乗せてしゃべっているのです。

今のお笑いブームの根底には、”安上がり”ということがあるようです。
例えば、かつて、学園祭のメインゲストといえば、若手ロックバンドというのが定番でした。しかし、今では若手お笑い芸人なのです。
バンドは、音響、照明など、大掛かりで金がかかる、お笑いはマイク1本でOKということのようです。

では、ロックバンドはどうなのか。
全世界的な傾向だと思いますが、HIPHOP、ラップ、やっぱ音楽にのせてしゃべってるんですよね。

つまり、我々はお笑いと音楽の融和点に立ち会っているということが出来ます。
お笑いと音楽のボーダーがなくなろうとしているのです。素晴らしいことではないですか。

この点を踏まえますと、クラシックの世界もお笑いと融合すると考えられます。
オーケストラは、楽器は打楽器のみとなり、あと数十名は指揮者の元、しゃべりを展開するのです。
ああ、早く見てみたい。
そして、オーケストラの名称も変わるのです。

”笑ケストラ”

おあとがよろしいようで。


雨降り

2006-02-01 17:27:21 | Weblog
 雨が続きますが、少し憂鬱でしょうか。
今朝の桜通りもまた雨の中。
幻想の世界が広がっておりました。

      雨の大通り

街路灯が霧の彼方へ続いています。
黄色信号は点滅を始め、
そこに向かって歩いてゆく。
光のいざなう彼方へ盲目のまま進んで行ったなら、
僕はどこかへたどりつけるのだろうか。