快風丸

俺の船に乗らないか。

シャガール

2007-05-01 19:15:50 | Weblog
 29日にメナード美術館に行ってきました。
小牧市、近い。車で15分くらい。
シャガール版画展。正直、あまり期待していなかったが、結婚祝いに姉から
もらったのがシャガールのポスター額なので、なんとなく気になった。

 エンターテイメントって何でも、期待していなかったのに、面白かった、
この”発見”こそが醍醐味であろう。

 シャガールの版画って、線が単純で、素人っぽいというか、稚拙な感じが
したんです。これはあくまでも”印刷された版画”の印象、本物は始めて見
たのです。石版画で、25回、版を重ねているそうだ。単純ではない。

 その色の美しいこと。
版画だから、油絵と違って、印刷と大差なかろうとタカをくくっていた。
間違ってました。本物、やっぱりすごいです。
版画集として出版されたもので、面白かったのは、「ダフニスとクロエ」の
物語。作品の隣に物語も書いてある。絵本なんですね。
3世紀のギリシャで生まれた愛の話だ。あらすじは
捨て子の男の子と女の子が恋におちて結婚する。(あらすぎ)
そこには、いろいろな苦難やら、紆余曲折があるわけですが、3世紀も21
世紀も愛の物語はいっしょだな、なんていう感慨が。
このお話も、はじめて知りました。

 化粧品会社の美術館だけあって、内外装も美しい。
なかなか豊かな時間が過ごせました。