快風丸

俺の船に乗らないか。

社会人失格

2007-07-05 20:12:54 | Weblog
 今日、ひげをそり忘れました。

「そり忘れ 梅雨の晴れ間も なさけなや」

というわけで、久しぶりに自転車で来ました。梅雨がもう明けるんですかね。
すがすがしいお天気です。

 スポーツ・バイシクルには、水筒がセットできるようになっています。
走りながら水分補給をするためです。これを自転車にセットするための、ホルダー
をボトル・ケージと言います。ロードレーサーなら最近は、カーボン製が主流で
す。軽量化ですが、価格が張ります。安くても¥3,500-程度。
高いです。
 プラスチック製を試しに買ってみました。これがとんだ食わせ物でして、半年ほ
ど自転車につけてましたが、実際にボトルを装着したのは数えるほどです。たった
半年で、なんと、割れてしまったのです。安物はこわい。皆さんもプラスチックは
やめときましょね。

これが、スモールパーツなんですが、実は重要な部品でして、仮に、ボトルをセッ
トして、走行中に、壊れたとしますよね。後続の人が、踏んだら落車の危険があり
ます。そして、その後、水分補給ができなくなります。街中ならコンビニですが、
トレーニングや、レースは山中だったりします。脱水症状は時に死をもたらす、恐
ろしい状態です。

しょうがないのでまた買いに行きました。今度はオーソドックスなアルミ製。
たまたま、セールやってて安く買えました。
まだまだ買い物王、衰え知らずでございます。

憧れの江戸

2007-07-04 08:32:45 | Weblog
 江戸時代に行ってみたい。

なんにでも影響されやすい体質の私。江戸時代の絵画を見るうち、こんな願望にと
りつかれている。さりとて、ドラえもんはいない。いてものび太しか助けない。の
び太になるのもいやだ。さて、どうしたものか。

 学生のころ、ガロという漫画雑誌が好きでした。
杉浦日向子さんは漫画家にして、江戸風俗研究家。2005年に47歳の若さで癌で他界
している。
思い出した。さ、図書館へレッツゴー三匹。

 ありました。漫画全集。第一集は”ふたつ枕”。江戸情緒たっぷりで、タイトル
のとおり、おとなの話。吉原の遊郭の花魁たちが主人公の短編集。なかなかウィッ
トが効いていて面白い。艶っぽいお話でもいやらしくならない、品があって、格調
高い。浮世絵を下絵にしているとのこと。やっぱ江戸だな。江戸。

 そして、もうひとつエッセイ集も。これは、「東京イワシ頭」。東京で民間信仰
の、それも怪しい俗なものを探しに行くというもの。視点と解釈が面白い。

 なんかとてもしっくりときています。

水の中で

2007-07-03 08:47:31 | Weblog
 久しぶりにプールに行った。

僕は、泳ぎが堪能ではありません。得意な泳法は「ブロークン・クロール」、どの
くらいブロークンかというと、かつて友人に
「溺れているのかと思った。」
と言わましめたほどだ。
したがって、水泳は有酸素運動になりにくい。最近、なまったカラダを引き締める
には、不向きな泳法だ。

初めて水中ウォーキングしてみた。これなら、長時間の継続が可能だ。
結構歩いている人がいる。皆、真っ直ぐ前を見て無表情のまま、一心不乱に歩いて
いる。その姿は行者だ。そのまなざしの向こうにきっと何かがあるのだ。

 歩き続けた。水に入ると、思考が停止する。浮力によって、体が軽く感じる。だ
んだん自分の体じゃないような感覚に囚われる。軽いトランス状態だ。
 生き物がかつて水中で暮らしていたのは、大気中よりも水中のほうが、状態が安
定しているので、生きやすいからだ、と高校時代、生物の授業中、半分居眠りしな
がら聞いたような気がする。
 
 そうか、今、生命の起源をたどる旅をしているのだ。自分は、単なる生命体に過
ぎず、また、水によって生かされている、あやふやで不確かな存在なのだ。

 まだ歩く、皆歩く、一列になって、もくもくと歩き続ける。

プールから上がった。
これはなかなかいい運動になるぞ。水中で姿勢を安定させるために、体幹の筋肉を
使うようだ。続けると腹が引き締まるぞ。
そして、サトリが開けるぞ。

白痛

2007-07-02 13:06:53 | Weblog
 壁が白なら服も白、器具も白。白が清潔だと言いたいのはわかる。しかしどうし
て医者っつーのはそろいもそろってこんなにインテリアセンスが悪いんだろう。
もっとこうアジアンリゾートテイストにしてみるとか、ジャパネスク風とか、TE
XMEXとかいろいろ浮かばんか?客商売だろ。おかげでこっちは「白=痛い」っ
つーネガティブ連想回路ができちまったじゃねーか。

 なーんて、ぼんやり思っていると、呼ばれた。女医さんだ。
今日は久しぶりの歯医者。検診とクリーニング。優しそうな先生でよかった。
歯科大学=裏口入学。なんかいい加減な先生がたくさんいそうなイメージが。
マシーンはすごい回転数で、ロニージェイムスディオでも届かない声域のシャウト
を続ける。はっきり言って怖い。全身が硬直している。

全然痛くなかった。先生の技術の高さなのだろう。
歯が綺麗になった。なかなか気持ちのよいものです。

 こんな話を聞いたことがある。
「医者に行って、痛いのはあたりまえ。だって先生は痛くも痒くもないのだか
ら。」

 やっぱ「白=痛い」、正解です。