本音の桜

　満開の桜と桜吹雪はあまり好きではない。

ソメイヨシノが一斉に咲いてきれいというのは、少し視点を変えると圧力である。

これをキレイだと感じなさい、それが日本の価値観であるという圧力。

　その絶大な力がその短命を終えようとする姿こそが桜の美しさの本命であると感じる。

　その力が圧倒的であるほど、はかなさは美しく輝くのだろうと思う。

　春の花　残るか散るか　雨に陽に

今池の歴史

 江戸時代、このあたりに池があったらしい。

農耕馬を沐浴させたことから、「馬池」、それがなまって「いまいけ」らしいです。

　ちなみに「池下」の由来は、そのあたりが昔、池の底だったかららしいです。

平安時代には陰陽師・安倍晴明が住んでいたらしいです。

 

今池ガス灯のデザート

　ビル８Ｆ、ロケーションも良く、リーズナブルで個室もあり、店員もプロフェッショナル。

料理のクオリティも高く、ほどよいボリューム。

デザートとコーヒーもおいしかった。

 

後悔と懺悔

夜上がり

　少し早足で帰ろう。

生きるとは放浪なのだろう。

ほんとうのところ、行くところはあっても帰るところはないのだから。

　昨日もおとといも、何年か前も同じ道を同じ時間に同じ方向へ歩いただろう。

向こうから来て、こっちから行って、そんなことをくりかえしているに過ぎない。

良いも悪いもない。

ただそれだけのこと。

ただそれだけのこと。

アーム空へ

たたずまい

残り桜

 投票の帰り道、ローソンでコーヒー買って石のベンチに座った。

曇り空の夕方、まるでアリバイのようなお花見をした。

 

ナイトゲーム

　夜に外にいる機会もめっきり少なくなった。

久しぶりにナイター。

桜もまだ残っている。

雨の金曜日

　さえない週末は夜の雨。

傘と靴を濡らしながら暗く湿った電車に乗る。

何も始まらない終わりの夜。