快風丸

俺の船に乗らないか。

ドクターミュージック様

2015-04-10 00:14:49 | Weblog

 エフェクターボードの仕上げ。

パワーサプライから、各エフェクターへ電源供給するケーブルを適切な長さに切ってもらうことにした。

持ち込みケーブルを一本¥500で加工して頂けるという。

で、ボードごと持ち込んだところ、ケーブルを固定した方が良いとのことなので、その通りお願いした。

で、税込¥4,860で、こんなに美しい配線になった。

感動しました。

しかも、所要時間、たったの30分。

ドクターミュージックは、店というよりも、衆生の救済を与えて下さるお寺みたいな存在だ。

お布施を納めれば、幸せを約束して下さるとてもありがたい存在である。

 アクリル押し出し成型板は、けっこう、たわむ。

ゴム足は、最初の構想では、ネジ止めの物にしようと思っていたが、全体のサイズ極小化を考慮して、貼り付け式

を採用。

これは正解で、数を多くして、踏んだ時の変形量を抑制できた。

8個入り¥239を二つ使用。

 長いネジに交換して、このように固定。ネジを締めすぎると、その部分の板が変形するので、注意が必要。

エフェクターの足を付けたままなので、そんなに締め付けなくても、固定力に問題はなさそう。

 さあ、新曲つくろう。


透明エフェクターボード

2015-04-05 22:34:24 | Weblog

 では、透明エフェクターボード、いよいよ大詰めです。

何でエフェクターを固定するか、迷い悩みましたが、ネジ止めを選びました。

エフェクターの裏フタを外して、穴の位置をマーキングします。

 

で、買い間違えた六角軸のドリルビットを手に持って、ポンチ穴を空けます。

 ドリルを使うのは、人生初かもしれない。

では、丸軸をハンドドリルにセットします。

出来るだけ垂直に。

下に板を敷いておかないと、アクリルの場合、貫通した時に、裏側が欠てしまうらしい。

 で、4mm穴に対して6mmのボルトもあるので、これは、テーパーリーマーで。

リーマーを使うのは人生で初かもしれない。

 

さて、ここで、アクリル板をカットします。

普通のカッターでは、まったく切れないらしいです。

専用品。

アクリル板を切断するのは人生で初めての出来事かもしれない。

 

 何度も繰り返し、掻き切るのです。

糸のようなクズが出ます。

 

 厚さの半分まで切り進んだら、手で割るらしいのです。

5mm厚なので、2.5mmまで行くために、切削油として、食用油を。

だいたい半分かな、と思ったら、さして力を入れずに、スカッと割れた。

パキッではなくて、スカッ。

手ごたえ無い感じ。

硬い素材はもろいのでしょう。

  布ペーパー60番。荒目で角を落とします。

 

 

では、重量を図ってみましょう。

けっこう、重い。

洗います。

 

 

 エタノールで、レイアウト用の枠を消します。

アルコールってすごい。マジックインキが、まるで無かったかのように消えてしまう。

マジックの上、イリュージョンだ。

かつて、こんなすごいもの飲んでたんだなあ。

遠い昔のことのようだ。

 では、ネジ止めしていきます。

 ボードの裏に足を付けます。

これも、ネジ止めにしようかと迷いましたが、貼り付け式にした。

これは正解。

というのは、アクリル板、けっこうたわむのです。なので、数を配置しないと、強度を確保できないとわかりました。

 

 

できた。

美しい。

ネットの情報が最大限に生かされた。

適切な素材の選定、ネジ選び、工具の選定。

最小の投資で最大の効果を。

手間を惜しむべからず。

そして、たくさんの人生初がここに結実した。

 クリスマスみたいだ。

 今回、導入した、右上の小さなPURETONE。

バッファーです。

これ、すごいです。

ギターのピックアップから出る電流は、ハイインピーダンス、すなわち、とても弱い電流。

水道で例えると、水道管の中をチョロチョロと流れる細い水流。

これを、バッファーを通すことで、流れの勢いを増してやるのです。

そうすることで、電気抵抗となるトゥルーバイパスのエフェクターを並列に通ってきても、一定の水流を

維持して、音質劣化が少なくなるというもの。

いままでは、そんなの、オカルトの類いだろうとタカをくくってきた。

 

 この10Wのアンプを小さな音で鳴らしても、その効果は、はっきりと確認できた。

バッファを通した方が、高音域が出る。

音がはっきりとする。

耳栓を外したような感じ。

これは、スタジオで鳴らすのが楽しみだ。

これでたったの¥7,000。

ライバルにはだまっておこう。

 


透明ボード

2015-04-01 23:28:53 | Weblog

 ギタリストたるもの、エフェクターというものは、できれば使わないのが望ましい、やむを得ず使わざるを

得ないとしたら、極力、数を少なく、効果は薄く、控え目な使用を心がけるべし、と信じて生きてきた。

 

しかし、どこで演奏するにも備え付けのアンプを使う以上、アンプより前段で音を作る必要がある。

自前のアンプを持って回れるならベストだが、サイズが大きく、重い機材は保管も移動もままならない。

ライブハウスのアンプ、イベント会場のアンプ、出たとこ勝負なので、経年で劣化している場合が多い。

いわゆる「ヘタっている」という状態。

それをセッティングで抑え込むような時間的な余裕もないことがほとんど。

 

なので、アンプはナチュラルクリーン、すなわち普通のなんの変哲もない音にセッティングし、アンプにプラグ

インする前、すなわち、エフェクターで基本的な音を作っておくのである。

 

あと、最低限の飛び道具、ワウとディレイ。料理で言うと、オーバードライブは塩、ワウは味噌、ディレイは、

醤油のようなものである。塩だけでもおいしく頂けるが、味噌と醤油があれば、さらに多彩な味付けができる。

料理をするのは、お客様においしく召し上がっていただくため。楽しんで料理をして、ゆっくりと味わっていただきたい。

 

で、必要最小限のエフェクター群を、今までは、購入した時の箱に入れて運搬し、現場で箱から出してセッティング

していた。ボードにすりゃ楽なのはわかっているが、それを持つことが、すなわち積極的にエフェクターを肯定する

ことを潔しとしてこなかった。

 

しかし、どう考えても、この運搬、セッティングは合理的ではない。限界だ。

これ見よがしのアタッシュケースではない、なんか良いエフェクターボードはでき無いかと日夜考えてきた。

ネットには、これでもかとばかりに情報がある。

ペダルトレインという製品がかなり魅力的だったが、まだ、それでも大げさなのだ。

 

 近くの楽器屋が、全国に名をとどろかす、エフェクターボード作成のオーソリティーであることもわかった。

ドクターミュージック。

美しい配置、配線処理、芸術的ともいえるこれらは、見ているだけでも楽しい。

http://www.doctormusic.co.jp/effectboard.html

しかし、その手を煩わすほど複雑なシステムでもない。

 

で、アクリル。5mm厚。3mmじゃダメみたい。

最小のサイズ、配線もフットスイッチの間隔も無理の無いように配置する。

パワーサプライとバッファーを追加した。

で、マーキングします。

さあ、面白くなってきたぞ。

今日はここまで。