気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第1回 みちのく津軽ジャーニーラン ~その2~

2016年07月26日 13時22分31秒 | みちのく津軽ジャーニーラン


行けども行けども・・・



行けども行けども・・・
同じ風景が続く



こういう面白掲示板でも発見しながらじゃなきゃやってられない。



やっと到着

79.4km 第4チェックポイント「亀ヶ岡遺跡」
関門は18時 到着16時18分
この辺りから関門時間は緩くなってくる。

ここのエイドではうどんをいただく。
おかわりオッケーとのことでおかわりもいただく。
綺麗なトイレもあったので、身軽になっておく。

再スタート



町もちらほら現れ、風景にも少しの変化が・・・



神社でお祭りをやっている。
ここの祭りではやっぱりねぷたを奉納している



農村らしく、時々大きな溜池が現れる。

この先で私設エイドを出してくれている方がいた。
ちょうど90km地点だそうだ。
手持ちの塩飴にも飽きてきていたところなので、
フルーツ味の飴ちゃんをいただく。
この長い退屈な道で変化をもたらしてくれた私設エイドの方
ありがとうございました。



少し陽が陰って来た。



水門らしきものが遠くに見える。
もしかして、十三湖か?



水田の間から湖面がちらっと見える。
やった!十三湖に到着だ!

とはいえ十三湖は広い。まだ入り口にかかっただけだ。

陽が沈み、急速に暗くなっていく。
ライトを取り出し点ける。

二股に分かれた道に来る。
この道はどちらに進んでも良いとのこと
右側の道を進む。



十三湊遺跡の看板



暗くなってきていて、遺跡がどこかも分からない。



100km地点の十三湖大橋
約14時間半かかった。



日本海の沖には漁火が灯っている。



中の島を過ぎると外灯が無くなる。
無くなると聞いてはいたが、まさかここまで1本も無いとは思わなかった。
他のランナーも遠くのほうでライトがちらっちらっと
揺れることで存在が分かる程度。

しばらく真っ暗な中を走っていると、
ライト無しで歩いているランナーを発見する。
「ライト無いんですか?」と聞くと
この先の鰊御殿に送ったトラバックの中に間違って入れちゃったとのこと。
予備でハンドライトを持っていたので、貸してあげることにした。
ゼッケンNoを伝え、「気をつけて」と言い、
次のCPでリタイアするという男性とお別れし先を急ぐ。

真っ暗な中、先がぼぅっと明るくなる。
長かった県道12号の終点
国道339号への合流だ。

この道は少し外灯があるのでほっとする。
この区間はすれ違いゾーンなので、時折前からランナーが帰ってくる。
エールを掛け合う。



脇元の町の保険代理店でこんな応援メッセージが。
暗く心細かったところに、とてもうれしかったです。

看板に従い分かれ道を下ると

第5-1チェックポイント「鰊御殿」 20時36分到着

久しぶりにシューズを脱ぐ。
あう、靴下に穴が開いてる・・・。
食堂に入ると何人かのランナーがくつろいでいる。
皆カレーを食べているので私も食欲をそそられる。
が、カレーは復路のランナーしか食べられないそうだ。
往路のランナーにはシジミ汁が用意されている。
ご飯は食べ放題らしいので、シジミ汁とご飯、筋子で軽くお腹を満たす。

ここではお風呂に入ったり、仮眠も出来るが、
ここから小泊まで約10km往復しなければならない。

いってきま~す。と言いながら鰊御殿を後にする。

小泊までの山越えがあるとは聞いていたが
海岸沿いの道にもアップダウンがある。

小泊の町に入り、細い道をクネクネ曲がる。

112.5km 第6チェックポイント 「小泊津軽の像」21時32分

賑やかな女性スタッフに元気を貰う。
もう少し早ければ、津軽の像記念館を観る事ができたのだが。

今来た道を引き返す。
道が分かっている分、気が楽だ。
往路のランナーも次々やってくるので、エールを交わす。

海岸沿いの道に出ると、幻想的な漁火に見とれてしまう。

再び鰊御殿に戻ってくる。

117.7km 第5-2チェックポイント「鰊御殿」22時24分

このチェックポイントは午前2時までに出発しなければならない。

預けていたトラバックを回収し、少し待ってお風呂場に入る。
トラバックを開けてみると、見慣れぬ荷物が・・・。
「ありがとうございました」とのメモ書きと、さっき貸したハンドライトが。
そして1000円札。
あわわ、そんなつもりは無かったんだが・・・。
まぁ、本人の気持ちだろうから、ありがたくいただくことに。

なんだかんだで、身体も物凄い異臭を放っていたので
シャワーを浴びる事が出来たのはありがたかった。
湯船に浸かると疲れそうだったので、身体を洗っただけで上がる。
新しいウェアに着替えると、すっきりとする。

皆が雑魚寝する大広間の横を通って食堂へ。
さぁカレーだ!
と、思っていたら、ちょうどご飯が切れて炊いている最中。
とりあえずノンアルで喉を潤していると
他のランナーがご飯食べられそうに無いと言い、カレールーだけで食べている。
それを見て、私を含め他のランナーもルーだけを貰う。
特別にシジミ汁も貰い、ゆっくり味わう。

ここまででスタートから17時間以上経っているので、
GPSをガーミンからエプソンへチェンジする。

出掛けに水のペットボトルを1本貰い、23時20分頃、再スタート。

まだまだ鰊御殿を目指しているランナーも沢山いる。
エールを掛け合いながら進むと、県道12号との分岐点へ。

再び、外灯が1本も無くなり、暗闇が襲ってくる。
前にも後ろにもランナーは見えない。
そのうち歩道も無くなり、時折走り去る車はビュンビュン飛ばしてくる。

しばらく行くと市浦の町へ向う分かれ道。
この道もバイパスと旧道どっち通ってもいいことになっている。
町中なら外灯もあるだろうと、迷わず旧道へ。

外灯はあって安心感はあるが、町の中人っ子一人居ない。
そんななか、とぼとぼ走っている姿は変質者そのもの。

旧道が終わり、再びバイパスと合流。
又、暗闇との戦いとなる。
少し、雨も強くなってくる。

そんな時、場違いな着信音。
地元の友達がメールを送ってきてくれた。

ちょうど十三湖高原の道の駅に到着
屋根の下で休憩。しばしメールのやり取りで気分転換。
エナジードリンクを飲んでリフレッシュ。
0時をまわり寒くなってきたので、EXライト ウインド ジャケットを羽織る。

雨の中、再スタート

中泊に入り少し民家も見え出す。
外灯も見えてきて、思わずホッとする。
安心したからか、眠気が襲ってくる。
フラフラし始めたので、ヤバイヤバイとゆとりの駐車帯に避難。
東屋にあるベンチに寝そべる。
雨は小雨になっていたので、格子の屋根でもほとんど濡れない。


すぅ~と、気を失うように眠りに落ちていく・・・。
コメント
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