気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第11回佐渡島1周エコ・ジャーニーウルトラ遠足208km~その2~

2016年10月08日 08時55分33秒 | 佐渡島一周エコ・ジャ...
第1エイドを出発

GPSのオートチェックによると6分30秒前後/kmとなっているが
なんかおかしい・・・
上り坂でも下り坂でも数値が変わらない
距離も30kmで3kmくらいずれている。
「こいつ・・・動いてないぞ・・・」
こういうことは過去にもあった。
ガーミンではGPS電波が途切れるとメッセージが出るが
エプソンでは表示無し。その際、加速度センサーのみで距離計測を行っているらしい。
結果、家に帰ってログをみて、ルート補足してなくてがっかり。
と、いうようなことが何度かあった。
今回もたぶんそれ。
一度停めて、電波拾いなおしても長いトンネルも多いこのコース、たぶん又途切れるだろう。前半のログはあきらめた。
この時点でGPSはただのストップウォッチと化す。





岬の形も様々

この辺りで同じようなペースで走っていたのは
花柄パンツの女性、Oさんと
前夜祭で木曽100kmのTシャツに反応したショートカットの女性、Uさん。
いずれも愛知県からの参加
スピードは私の方が速いが、ちょっとサボったりトイレとか行ってると
すぐに抜かされる。うかうかしていられない。
こういう人たちがいると、ただ走っているのにも張りが出る。
(男性も数人いたが、微妙に速かったり遅かったりで印象残らず)



跳坂(通称Z坂)が見えてきた。

手前の商店にランナーが数人たむろって入るのが見える。
必要なかったので寄らなかったが、後で聞いた話では
スイカをごちそうになったらしい。しまった~!!
常連さんは知っていたのね。
とてもありがた~い商店さんです。

向かいのトイレには寄って、出てきたところでショートカットのUさんとばったり。
「あれが噂のZ坂ですよね~」
なんでも、前に見た佐渡トライアスロンのテレビで見たZ坂を登って見たかったそうだ。



Z坂入り口にある滝に一抹の清涼感を貰う。
こんな機会も滅多に無いので、Z坂を走って制覇することに。
「お先にどうぞ~」というUさんに「また後で~」と言いながら
がしがし走っていく
実は、Z坂凄く見えるがZの最初と最後で1Kmくらいしかない。
男性ランナー一人抜き、途中にあるトンネルへ
現在トンネルは工事中。



佐渡限定モデルでしょうか?



Z終点辺りからの眺め、一気に上るため気持ちいい!



人が豆粒のようだ。
はるか下には花柄パンツのOさんの姿も・・・。

よしっ!Z坂制覇だぜ~~!
と思った瞬間、これは知らなかった・・・。
Zが終わった後にも登りが続くなんて~~~!
そこから約500m上りが続いてました。
こうなりゃ意地だ・・・と走りとおす。
未だ45km、この先163kmもあるのにこんなに体力使ってどうしましょ?



上った先には高~い橋



下を眺めるとヒィェェェ~!!
大ザレの滝が見える。

この先、細かいアップダウンが続く
Z坂を走ったツケか、腿前面が痛く重くなる。
足裏もなんだか痛い。
それに伴い集中力が無くなって来て、速度も落ちる。
台地を過ぎればZ坂で上った分を一気に下る裏Z坂。
うぉぉぉ、下りが腿に響くぜ~。
と、後ろから軽快な足音が近づいてくる。
思わず振り返るとZ坂で置き去りにしたはずのUさんがニコニコ近づいてくる。

いかん、このままでは抜かれてしまう。
坂を降りきったところで、さも水が切れました~という体で自販機にドロップアウト。(苦笑)
(男には意地と言うものがあるのだよ・・・)
と思ったら、Uさんもその先の自販機で休んでたけど。



なんか面白そうな磯辺。レースじゃなきゃ寄ってたな。



道も細くなり、トンネルも岩盤くり貫き系へ





大野亀が見えてきた。
思っていたより雄大でなかなか近づかない。

草原の中の上り坂を行くと



大野亀ロッジに到着。
ロッジのテラス席で先着していた鬼太郎さんが炭酸麦ジュースで乾杯中。
寄るつもりは無かったのだが、それを見てしまったらふらふらと中へ
大野亀をつまみに一人乾杯してしまった・・・。
Uさんが軽快に通り過ぎていく。

その間、花柄パンツのOさんが追いついてきて、ソフトクリームを堪能。
をを、その選択もあったか~。
ほぼ同時に出発。



「願(ねがい)入り口」と書かれた看板の下の矢印にしたがって
ダダ下り。



民宿の並ぶ小さな漁村を抜け、二ツ亀自然遊歩道へ



遊歩道と言う名の岩場



天然のトンネルも



当然、走れない。



賽の河原と呼ばれる、小さなお地蔵さんが並んだ空間を通り過ぎると



二ツ亀が目の前に
ここでトイレに入り、身を軽くする。
外で花柄パンツのOさんの声が聞こえ、先に行ったのが分かる。

すっきりしたところで再スタート。
しばらく海岸沿いを進み、上り坂へ



上りきったところで、佐渡島の北端 弾崎灯台。

佐渡一周線に復帰

この先、左折したところに第2エイドがあるはずだが、
なかなかたどり着かない。
初めて地図を取り出すが、わからない。
近くにいたランナーさんと「こっちかな~」と探していたところ



先に行っていたランナーさんが
「あったよ~!」と発見。



第2エイド 59.9km「鷲崎ふれあいセンター」到着。
スタートから8時間くらい

OverNight60kmで一緒だった兄ちゃん(めんどくさいので以下OverNight君)
が先着し、入れ替わりで出発していった。コース上では会わないのに
エイドでばかり会う。コース上で相方を見つけ一緒に走っているようだ。
この相方さん、前日に木曽100kmTシャツに反応した一人。

ごはんは第一エイドと変わらず、冷たいうどんとおにぎりでちょっとがっかり。
笹団子もあったのでそれはうれしかった。
足の裏の痛みが尋常じゃなくなってきたので、気休めにテープを貼る。
腿の痛みもあったのでバファリンも投入。
トイレを済ませ、お礼をいい出発。

漁村を抜け、佐渡1周線に復帰。




約10kmで内海府トンネル



これまた長い・・・



長い・・・



やっと出口。1759mあるそうだ。



遠くに見える両津の町



柳腰でセクシーな消火栓



両津港まで10km 



陽が傾いてくる。
85kmくらいから調子が戻ってきて
いいペースで走れるようになってくる。



真っ直ぐな虹が見えた。綺麗で見とれる。
彩雲というものらしい。タイミング悪く写真には収められなかった。
この辺りで花柄パンツのOさんをパス
「夕日が綺麗ですね~」などと話す。



太陽が沈むのは山を越えた向こう側。
燃えるような空。
ショートカットのUさんをパスするが、脚を引きずり歩いている。
ちょっと心配だ。



オレンジと薄紫が交じり合う。

ようやく両津の町へ



とたんに信号ストップが増える。

ここで安心してはいけない。
仮眠所のある寿月館は町外れにある。

フェリー乗り場を過ぎると街はさびしくなってくる。
路地も増えてきて前後にランナーは見え無いので不安がつのる。
何度も地図で確認をして

ようやく到着。

エイド&仮眠所 93.3km「住吉温泉 寿月館」
12時間ちょいくらい
コメント
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