気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第9回 神流マウンテンラン&ウォーク~その1~

2017年11月14日 09時34分15秒 | マラソン大会
村岡ダブルフルのレポまだだけど、先にこっちを書いちゃおう。

8年ぶりのトレイルランの大会に出ることとなった。

「神流マウンテンラン&ウォーク」

トレイルを走るのは好きだが、
大人数のレースで、細い道を譲り合いながら走ることに
ストレスを感じて今まで回避してきたが、
将来的にはロングトレイルにも挑戦してみたいかな~と思っていて
評判のいいこの大会に出てみることにした。

ところが大会2日前くらいから、まさかの歯痛発生!?
前日にあわてて歯科に駆け込み、応急処置。
噛むだけで激痛が走っていたが、とりあえず治まる。
しかし、鈍痛は残っていて、バファリン飲んでごまかす。

19時半頃、出発。
圏央道から関越道へ
途中、SAでカツ丼食べて、本庄児玉ICで降りる。
コンビニで翌日の朝食(おにぎり3個)買い込む。
児玉駅近辺で、曲がる道を間違えちょっと迷うが、
その後は462号線沿いにサクサク進む。
途中、メロディーロードなんてものもあって、道路に切った溝で
「こいのぼり」が車内に響きわたるもの。面白い!

23時頃、真っ暗な神流の町に到着。
河川敷に作られた駐車場に駐車する。
後で聞いた話だが、数日前までここは水没していたのだとか。
土砂で埋めて、前日に作業が終わったそうだ。
神流の人のこの大会に掛ける意気込みが分かるエピソードだ。

車外に出ると寒い!!
道路にあった温度計は7℃とかだったっけ。
空には一面の星空!!

神流川に掛かる吊橋「こいこい橋」は幻想的なイルミネーションで出迎えてくれる。

(フラッシュかかって、ちょっと失敗写真・・・)

23時半頃、車内で就寝。
春秋用の寝袋に毛布を挟んで、寒くも無く暑くも無く、ぐっすり眠れる。

4時30分アラームで目覚める。

当日受付に行き、ゼッケン、チップ、参加賞を受け取る。

暗い車内でゼッケンを付けるのに手間取り、気が付くと5時。
慌てて着替えがなら、おにぎりを頬張る

ちゃんとしたトレラン装備なんて持ってないので
ウェアはいつものウルトラ装備。
インナー、ノースリーブシャツ、ハーフタイツ、カーフガード、ハット
先日、もろやま仰天ハーフのボラで貰ったカモッシーアームガード。
EXライトウインドジャケット

シューズは手持ちで現在唯一使えるトレイルシューズ、
HOKAoneoneスティンソンATR

バックパックはドイター。ちょっと大きいけど、これしか持ってないので

あれよあれよとスタート20分前
あわてて吊橋を渡りスタート地点へ
しかし、まだ閑散としている。
しばらくすると、徐々に人数が増えてくる。


知った顔発見!
おっさんランナーズのさりー夫妻だ。
今回はスーパーペアでの出場
隣にははじめましてのももさん夫妻
ロングクラス出場で、スーパーの見送りに来てくれたようだ。



周りを見廻すと、皆さん荷物が少ない!!
中には水すら持ってないんじゃなかろうかってくらい小さいバックパックの方もいる。

私は慣れないトレイルなのでのペットボトル500ml2本(水とOS-1)
行動食、ファーストエイドキット、ポイズンリムーバー、サバイバルシート
ヘッデン、長袖のインナー等々、結構ずっしりと持ってます。

隣でさりーさんが「あ~!?チップ付け忘れた!!」と騒いでいる
(スーパーペアは一人がチップ付けていればいいので、勘違いと判明)
アホやなぁ~・・・と笑っていると スタート1分前

・・・ん?
なんか違和感・・・チップ?・・・

あ~~~~!!!!
俺がチップ付け忘れてる~!!!

既に、カウントダウン中

脱兎のごとく走り出す。
背中からはスタートのフォーンの音

吊橋を駆け渡り、駐車場へ
封筒からチップを取り出し付ける。

そして逆走

吊橋を渡りきる頃に、スタート地点から
「4分経ちました~、ランナーいらっしゃいませんか~?
 スィーパースタートします!!」
との放送が聞こえる。

スタート見送った方々が走る私を見かけて
「まだ居るよ~!」と叫んでくれるが聞こえてないよう。

スタート地点に着くと、すでにスタートラインは撤収中
困り顔のスタッフ達

「駄目ですか?」と聞くと

伝説のトレイルランナー鏑木さんが、がばっと私の肩を抱き寄せ
「取り合えず、あのスィーパーに追いついてください!!」
と100m先のスィーパーを指差す。

「すいません!!ありがとうございます!!」
と伝え、ダッシュする。

スィーパーに追いつく間にも、スタッフの方々が大声でスィーパーを呼び止めてくれてている。
スィーパーの2人もその声に気が付き、止まってくれた。

「すいません!ありがとうございます!!」
スィーパーの方々も苦笑いしながら「がんばって!」と応援してくれる。

失格になっても不思議じゃないのに、ありがたいことです。
伝説の鏑木さんとの初コンタクトがこの状況ってのが泣ける・・・


しばらくは夢中で走る。
あ、GPS入れ忘れた・・・。1kmくらいして気が付く。

やがて舗装路を外れ最初のトレイルへ突入
渡川の辺りで最後尾(真の最後尾は私ですが)に追いつく。ふぅ・・・

最後尾だからそれなりにゆっくりだろうと考えていて、
その間、ちょっとダッシュした分休憩しようと考えていたが、
あれあれ?皆登るの速いよ!?
よくよく考えてみれば、最後尾と言ってもスーパークラスの最後尾である。
それなりに走力のある人しか出ようと思わないだろう。
そして、私は登山は素人。すぐに息が上がる。

それでも少しづつ前を譲ってもらいながら先へと進む。

登る登る、とにかく登る。
ランニングと違い、距離感が全然掴めない。

明けた空に号砲が響き渡る。
もう、ロングクラスがスタートしたようだ。
まだ4kmくらいしか進んでいない。

一度車道に出る。その際、シェルジャケットを脱ぐ。

空は快晴で雲ひとつ無い。
開けた尾根に出ると冷たい風が突き刺さる。

まだまだ登っている。
結果・・・

【悲報】俺氏、5kmでバテる

ここら辺りで、既にスーパークラスに出たことに後悔。
もう腿はガクガク、脹脛パンパン。
そんな時に、ヤバイ岩場が出てくる。
ここ、ホントにコースだよね?
怖ぇ~と思いながらロープを頼りに上って行く。



なんとかかんとか父不見山山頂に到着。
CPのスタンプをゼッケンに押す
(ちなみにこの女性ペアは無事ゴールしてました)

ここからやっと下り開始

が、斜度がハンパ無い
下りで皆に追いつくぞ~と意気込んでいたものの
やはりスーパークラスの皆さん、下りも速い~!!



清流に癒されながら



やっと10km・・・
そばに居たスタッフに「もう止めたくなりました」と愚痴る。

舗装路に入り、ロードなら負けないぞ~と思ったが



前にも後ろにもだぁ~れも居ない・・・。
しかし、ウルトラ好きな私には慣れた状況。
むしろこういう雰囲気は大好きです。

誰とも会わない状態で神流の町へ帰る。
町民の方々総出で応援してくれる。
歩きたくても歩けない・・・。
ここで止めますなんてとても言えない・・・。

やっと第1エイドに到着。



なんだ、皆さん、いっぱい居るんじゃん。
一安心。
(ここの中にもゴールした人沢山います)
トイレに行って、コーラをいただき、お礼を言って再スタート
町民が方々のエールに答えながらしばらくメインロードを行くと
道を渡り、登り坂へ

がしがし歩いて登って行く
再びトレイルの入り口へ



さて、出会えるかな?

第2CP 西御荷鉾山へ向けて登って行く。

コメント (6)
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