SaltyDog

               by kaji

焼きそばソムリエ

2010-03-16 | 普通の話題
ちくわソムリエであることは以前触れたが、実は焼きそばソムリエでもある。
中華のあんかけ焼きそばも大好きだが、王道はやはりソース焼きそばであろう。
いやこの2者は、本来のコンセプトが異なるわけだから、別物として扱うのが
焼きそばソムリエの間での常識である。

さて、そのソース焼きそばだが、このブログでも以前栃木県は太田市の焼きそば
を取り上げた。秋田の横手、静岡の富士宮と並んで、日本3大焼きそばの1つである。
その焼きそばを食した際も感動したのだが、最近の目からうろこ的焼きそばは、
なんとローソンのそれだ。

2月に秋田を訪れた際に1度食した。秋田なので横手焼きそばに近づけているのかな?
とその時は思った。 先日の愛知でも食した。 愛知でも同じ味だった。
ということは、東京でもおそらくこの味かも。 ただこのところ、比較的近くに
あったローソンは業態変更したり、撤退したりと、その姿をみかけなくなってしまった。
探さなくては。

ローソン殿 その焼きそばの味、いつまでも。

愛知紀行(2)

2010-03-16 | 城めぐりの旅
金曜の夜に出発し、たった今、日付が変わった。 小田原が近いこと
を暗示する。岩のように寝ている隣の男(面倒だから「岩男」と命名)
が身じろぎをし、おもむろに起きるのかとおもいきや、ただの思わせ
ぶりであった。再び岩に。

そんな中、私は3本目の缶ビールをあけた。実はこのところあまり
良い睡眠をとっていないため、今日はすぐに寝てしまうだろうと、
3本しか買っていない。あと6時間。なにをしろというのか。

<居眠り中>

さすがに少し寝たようだ。どのあたりなのかもわからない。時間を
たよりにおおよその場所を推察するが・・・、やはりわからない。

終着駅となる大垣が近くなり、社内があわただしく動き出した。
どういうわけかみな前の車両に向かって移動しはじめた。おそらく
慣れている人か、ネットで情報を得た人であろうから、それに習って
私も移動した。 5時55分大垣駅到着、乗り換えの電車は6時
ちょうど発だからまだ5分もあるというのに、ほとんどの人が
ホームに降りたとたん、かけだした。私もつられて走る。人が多すぎ
て、なかなか先へ進めない。少し苛立つ。

なんとか乗り換えの車両に乗車してようやくその理由がわかった。
みな席を確保しようとしていたようだ。走ったおかげで私も座る
ことができたが、考えてみると私はすぐに降りるので、座らずとも
よかったのだ。

つづく

愛知紀行(1)

2010-03-16 | 城めぐりの旅
東京駅 23時10分「ムーンライトながら」は定刻に発車した。
バスと違って、時間通りに出るところが、A型の私には心地よい。
基本的に、何事もアバウトな方であるが、こういった点、A型で
あることを認めざるを得ない。

青春18きっぷの旅、日付が変わって最初に停車する駅となる小田原
までの乗車券を購入し乗り込む。発車してどれくらいたったであろう、
早速乗車券のチェック。小田原までの乗車券、大垣までの指定券、
そして18切符を提示。 18切符に翌日のスタンプを押してもらい、
今回の旅のスタートが切られた。

席は、車両の最前列である。目の前が壁なので、若干圧迫感があるが、
比較的快適である。隣の男性は、最初から岩のように寝ていて無害。

思えば夜行列車は高校3年の時以来だ。当時は九州から東京までの
ブルートレインであった。そう、寝台列車である。 隣の席の人が、
ものすごく美しい女性、年上のお姉さんであったことを覚えている。
そればかりか、フルネームまで覚えている。 それにひきかえ、今回の
夜行列車の隣人は、岩のようなむさい男である。かく言うわたしも、
むさい男になりさがってしまったが・・・。

ムーンライトながらは、夜をひた走る。 揺れが心地よい。バスとは
明らかに異なる揺れである。23時50分、どういうわけか、周りの
人はみな寝てしまった。名曲「夜はこれから」を歌ってやろうかと
思ったが、羞恥心がそれを自制した。 

夜行バスでもそうだが、近頃の連中は、なぜ酒を飲まないのか。
缶ビールを プシュッ とあける音がついぞ聞こえてこない。
岩のような男はあいかわらず寝ているし、通路をはさんで隣の男は、
あろことかジンジャエールなどを飲みくさっている。 日本男児の
魂はどこへ行ってしまったのか。

つづく