SaltyDog

               by kaji

越後攻め(4:完)

2010-03-23 | 城めぐりの旅
駅から徒歩で1時間。ほぼ計算通りの時間で雲洞庵に到着。300円支払って中に。
それはそれはすばらしいお寺であった。しっとりと、落ち着いた感じが私の大好き
なところであり、今回訪れた場所の中ではもっとも感銘を受けた。

その後、予定外ではあったが、坂戸城跡にも行ってみた。本丸跡や上杉景勝公・直江
兼続公 生誕の地の石碑があるあたりまでは、残雪深くたどりつけそうになかった。
断念しようと思ったそのとき、雪深いが人が歩いたような跡を発見。行けるとこまで
行ってみようと雪道をあるきはじめた。途中何度か膝まで深みにはまりながらも、
なんとか目的の石碑までたどりつくことができた。

六日町を出ていよいよ帰路であるが、スキー場に隣接する駅で大量に人が乗り込んで
きた。車窓からもスキー場の様子をうかがうことができた。ウインタースポーツとは
無縁の私にとって、斜面をカッコ良く滑りおりてくる人は、ややうらやましく思う。
いや実は別にそうでもないかな。

大量に乗り込んできたスキーヤーは、越後湯沢で新幹線に乗り換えるとみえて、
また大量に降りていった。 私はトボトボと各駅停車の旅である。 ただやはり
高崎からはグリーン車両に乗ってしまった。 長かったような短かったような、
なんとも不思議な感じを得ながら、22時頃無事帰着。

越後攻め(3)

2010-03-23 | 城めぐりの旅
春日山から直江津・犀潟(さいがた)を経由して、「ほくほく線」に乗車。
犀潟から六日町までの間は18きっぷ対象外とのことで950円別途支払う。
この「ほくほく線」ネーミングからしてちょっと興味があった。降りつもった
雪が深く残る中、2両編成の電車は進むが、終点までの1時間ちょっとの間、
その8割程度がずっとトンネルである。ときおりトンネルの切れ間に絶景を
かいま見ることができるが、おどろくほど長い時間にわたりトンネルが続く。
よくもここまで掘ったものだと関心する。

六日町へ到着。なにもなさそうな駅だ。とりあえず駅を出てみる。すると、
意外にもけっこうな街である。駅前にはショッピングセンターまであって、
早速ビールと寿司を購入し空腹を満たす。

目的地は「雲洞庵」。上杉景勝公や直江兼続公が幼少の頃修行したお寺である。
計算では駅から歩いて70分ほどだ。地図をたよりに歩き始めるが、途中いたる
ところに案内表示があるので、道に迷うことはなさそうだ。天地人のおかげ
といえよう。

途中の景色がまたすばらしい。残雪がまだ深く、おそらく田園とおもわれる
広大な面積が一面雪に覆われている。山肌にも雪が。こんな風景は見たことが
なく、この時期におとずれてよかったと感じた。

写真を観ておわかりだろうか、霧のようなものが浮かんでいる。 太陽の光で
温められた空気が、雪に冷やされてできたものではないかと推察する。

つづく

越後攻め(2)

2010-03-23 | 城めぐりの旅
早速春日山城跡をめざす。徒歩約30分ほどで春日山神社に到着。そこから
登山となる。持参したトレッキングステッキをセットし、登山開始。
雪解け水でぬかるんでいたものの、本丸跡まではすぐにたどりつけた。
ちょっと拍子抜けの感は否めない。 しかし本丸跡からながめる越後の町は
絶景であった。ほぼぐるっと一周見て回り下山。約30分ほどであったかと。



つづいて上杉献身公のお墓がある「林泉寺」へ。公の墓前にて手をあわせる
のみ、そのほかはさほどの文化的建造物もなく、同寺を後に。米沢の林泉寺
の方が好きだな。

さて、朝からなにも食べていない。腹が減ったが困ったことに飲食店が
ほとんどない。駅までの途中にコンビニ1軒、ファミレスが1軒、あと
ラーメン屋が2軒ほどあったが、もっと他になにかないかなぁ~と探し
ながら駅前までたどりつくと、全くない。皆無である。駅前にはコンビニ
さえない。 つぎなる目的地まで我慢することにした。

つづく