SaltyDog

               by kaji

宮城攻め(2)

2010-03-24 | 城めぐりの旅
高円寺を発ってから、7時間ちょっと。ようやく仙台駅に到着。空腹感を
抑え、早速、仙台城を目指す。徒歩約30分ほどで到着したかに思えたが、
そこからが実は大変だった。坂道を10分ほど登り、ようやく目的の本丸跡
あたりに到着。石垣は復元されたものいだそうだが、正確に積まれ、堅牢な
印象を受ける。

写真も撮った、スタンプもGetした。そろそろ何か食べたいと思ったが、
手頃な店がない。駅まで戻りながら、どこへ入ろうかと考えているうちに
駅に到着。しかも電車の時間になってしまった。 しかたない、次の目的地
国府多賀城駅まで我慢である。

何を食べようかと思いあぐねて、結局何も食べず といったことは、私の場合
頻繁にあるので、さほどの驚きも絶望感もない。 よく言えばこだわりが強い。
悪く言えば優柔不断。 あ、ここにしようかなと思うとビールを置いて
いなかったり、ビールがあると700円もしたり。結局店に入れずだったり。

仙台駅から15分、国府多賀城駅に到着。だが、私はこの駅をなめていた
ようだ。飲食店はおろか、コンビニも売店もない。とにかく何もない駅だ。
観光案内所も3時までだったらしく、閉まっていた。半分ムカつきながら
城跡を目指す。案内表示もほとんどない。広くもないのに交通量の多い道を
歩き、城跡入り口の表示を目にする。 あまり観るところもなさそうだ、
早々に退散するかなと思い、一歩足を踏み出したとたん、つまづいて転倒して
しまった。酔っぱらって自転車で転倒することは日常的にあっても、こんな
こけかたははじめてだ。 左の肩にバッグをさげ、右手にはカメラを持っていた。
ふいの転倒であったが、さすがは柔道弐段である。冷静に転んで、ちゃんと
受け身をとった。3秒ルールで起き上がり、パンパンと土を払い落とし、
周囲に誰もいないことを確認し、何事もなかったように歩きだした。

つづく

宮城攻め(1)

2010-03-24 | 城めぐりの旅
3月22日、22時30分。帰ってきた。仙台までの往復、青春18きっぷでの旅。
実質の交通費は2300円ではあったが、いかに過酷を極めた戦であったかを、
これから書き連ねたいと思う。

宮城攻め、昨日は強風のため行く手を阻まれ断念したため、そのリベンジとなる。
今日も昨日と全く同じ時刻に行動開始。おそらく若干疲れているのだろう、
目覚ましに起こされるまでぐっすりと寝た。 空気が冷たい。朝5時。
駅で18きっぷにスタンプを押してもらい、予定通りのスタートを切る。

昨日足止めをくらった赤羽も、何事もなかったように今日は流れている。
宇都宮線に乗り換える。グリーン車両にするかどうか迷ったが、朝だから
別にビールを飲むわけでもないので、普通車両に。 駅に到着する度ドアが
開き、流れ込む冷気でやや寒さを覚えた。

終点宇都宮に到着。乗り換え時間は短かったものの、都合よくホームに
立ち食いそば屋があったので、さほど腹は減っていなかったけれど、
きつねそばを食し、暖をとる。結果的にこのきつねそばがこの日の最初で
最後の食事となる。

黒磯へ到着。ここまで順調である。郡山行きに乗り換えるが、ここから
ほぼ満席に。20歳前後の若者が大量に乗り込んできた。うるさそだった
からちょっと身構えたが、さほどでもなく一安心。ただ窮屈にはなった
ことと、女子大生にかこまれ、悪い気はしなかったものの、やや照れる。

郡山へ着いた。ここからの福島行きもかなり混雑している。昨日の風の
影響があるのか、それとも連休最終日であるからか。学生の春休みが影響
していることは間違いなさそうだ。ほぼ1時間ごとに乗り換えがあって、
なかなか落ち着けない。

なんとか福島までたどり着いた。高円寺を出て実に7度目、最後の乗り換え
である。あと1時間とちょっとで目的地仙台に。天気は上々。気温も心配
したほどでもなさそうだ。車窓から見える山々には雪が見えるが、平野部
に雪はない。やや空腹間をおぼえる。

つづく

春日山城

2010-03-24 | 日本の名城
好き度:★★★★
城責め:2010/03/20
※日本100名城

春日山神社の石段を登り、左の脇から春日山城本丸跡を目指す。
階段状になってはいるものの、雪解け水で足下がぬかるんでいたため、
やや登りにくかった。
本丸跡までさほど時間もかからずに到着。
天守台跡から眺める越後の町は絶景であった。