多賀城、それにしてもこの城跡、何も感じる部分がなく、まったくもって
とんでもないところだ。名城100選に選ばれた意味がわからない。せめて
観光案内所くらいあいていてほしかった。いや開けておくべきである。
旅行者をなめているのか。 まったく。 何も得るものがないまま退散。
(写真は多賀城)
さて、帰路である。帰りの電車の乗り換え時間はかなりタイトである。
立ち食いそばをたべる時間も、キヨスクで物を買う時間もほとんどない。
すいている電車ならいざ知らず、駆け足で乗り換えなくては席を確保
できないのだ。このとき、少なくとも宇都宮に着くまでは何も飲み食い
できないであろうことを覚悟した。
待ちに待った宇都宮到着である。15分ほどの待ち時間の間に缶ビールと
弁当を買おうと駅のコンビニに走る。しかしなんと、弁当のたぐいが
ほとんどない。しかたなくおにぎりと缶ビールを手にレジへ。
宇都宮からはもちろんグリーン車である。ようやく精神的そして肉体的
苦痛から解放された感を得る。車内販売のお姉さんもとても美しくみえた。
ク~~~~ッ ビールが旨いぞ、おい。
しかし今回の宮城攻めはどうなんだ? こんな旅でいいのか? 城攻めが
目的であったわけだから、それはよかろう。 がしかし、もう少し大人の
旅をしようではないか。18きっぷが悪いとは言わない。でも移動時間が
14時間で、滞在時間がたったの3時間ってのはどうなのかと。
反省の残る旅であった。
乗り換え回数が多かったうえに、窮屈な電車は概ね満席がつづき、
飲み食いもかなわず、疲労困憊である。
再び宮城を訪れる時は、高速バスにしよう。少なくともこの路線に、
18きっぷで行くのはやめておこう。
(完)