広島湾の小イワシが6月10日解禁になりました。小イワシは広島に出て初めて食べました。マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシ(小イワシ)がだいたいイワシの種類では大半かと思いますが山陰では初めの2種類がすべてです。広島ではカタクチイワシが幅を利かせています。煮干しのいわしはカタクチイワシです。だから6月の解禁になると小イワシが刺身が出てきます。身を捌いて7回水で洗うとタイの味といいます。
広島に出た当時、小イワシのてんぷらが職場の食堂に出ていました。記憶が定かでありませんが1匹が5円・ご飯は大盛り15円だから3匹とごはんで30円ぐらい?ウスターソースをいっぱいかけて.味を濃くしてご飯を食べていました。この天ぷらも作り方が違うのが家庭の味です。頭と内臓を取って作ると上品な味になりますし現在は これが主流です。丸ごと何にもせずにあげると味が濃厚になりますし作る手間もかかりません、家庭によってはあらかじめ衣に味をつけて作るとあげたてをそのままおかず感覚で食べられます。昨日は「バ」がつく人がテンプラを作ってくれました。当然ながらウスターソースに泳がせて食べました。これが青春の味です。
話は少し変わりますが、小いわしの解禁は朝6時にならないと網は入れられません、魚市場は6時開始ですだから・・・・当日の市にかけるためには各漁師のものすごい競争があります・一番網をできるだけ早く上げて高速運搬船で草津市場に届くようにします。7時にはセリが終わります。だから新鮮なイワシが出るのですが舞台裏は命をかけた戦いがあります。
余談ながら山陰に行くと煮干しはマアジの小さいの、あるいはいかなごが主流になります。さらに隠岐の島に行くとトビウオから作ったあごだしになります。
昨日は広島県のボランティアガイドの会の総会でした。今年は海田町で開催・総会後は海田町のガイドによる街中ガイドです。近すぎるがために海田町は一度も歩いた経験がありませんでした新しい発見が一杯です。