ミナは不敵な笑みを浮かべると、自陣の駒を並べながらついでのように言った。
「折角対戦相手ができたのだ。ならば少々面白い趣向を凝らさねばな。」
「『趣向』…ですか?」
アスランも白の駒を並べながら視線を合わさずミナに問いかける。ミナは氷のような微笑を浮かべて言った。
「マテリアルアドバンテージ。…通常ルールだが、それだけの勝敗では面白くはあるまい。貴殿とてわざわざこんなあばら家にまで足を運んできたのには、理由があってのことだろう。」
そう、つまり―――
「俺たちの目的を賭ける、ということですか?」
「いや、それだけではない。」
アスランの問いに、ミナがここで視線を向けた。
「相手の駒を一つ取ると、相手に一つ質問ができる。しかも拒否権はない。…どうだ?なかなか面白かろう。」
「…いいですね。では俺から。」
アスランも微笑でそれに応えると、白のポーンを一マス進めた。
―――続きはこちらから。
***
いつも通りのSSをUPいたしました。楽しんでいただけましたらありがたいです<(_ _)>
常々書きながら思っているのですが、公式のアスランは、こんなに度胸は据わっていない、というか、余裕はないですね(苦笑)
何時もなんかどっかで自信がないところが透けて見える。しかも運命の時は尚更。なので、このSSのアスランは、かもしたが「こうなって欲しいな」という願望が込められております。
公式は認めてくれる存在がキラオンリーだったので、やたらキラのことをこだわっていましたが、多分カガリたんが中心になっていくと今度はカガリたんのことを気にしまくっていたかもしれない。
カガリさんのような直情型はアスランの周りにはおよそいないタイプなので、どう取り扱っていいのかわからなかった様子(笑)ですが、逆に型にはまった考え方なら優等生でも、それ以上の力を発揮できないアスランにとって、自分の考えの及ばないところで打開策をサクッとやってくれるカガリの存在は大きいと思います。
冷静沈着で頭脳派のアスランと、突発的で感覚型のカガリ。うまくかみ合うと、お互いの欠点を補えあえて、凄い力が生まれるんじゃないかと。なんとなく万能型のキララク様と違って、純粋に本人達の性格と力でもって乗り越えていってくれるから、このCP好きなんだな。(^^)
このSSも、ちょっとそういうところを意識して書いているので、感じて下さると嬉しいですv
「折角対戦相手ができたのだ。ならば少々面白い趣向を凝らさねばな。」
「『趣向』…ですか?」
アスランも白の駒を並べながら視線を合わさずミナに問いかける。ミナは氷のような微笑を浮かべて言った。
「マテリアルアドバンテージ。…通常ルールだが、それだけの勝敗では面白くはあるまい。貴殿とてわざわざこんなあばら家にまで足を運んできたのには、理由があってのことだろう。」
そう、つまり―――
「俺たちの目的を賭ける、ということですか?」
「いや、それだけではない。」
アスランの問いに、ミナがここで視線を向けた。
「相手の駒を一つ取ると、相手に一つ質問ができる。しかも拒否権はない。…どうだ?なかなか面白かろう。」
「…いいですね。では俺から。」
アスランも微笑でそれに応えると、白のポーンを一マス進めた。
―――続きはこちらから。
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いつも通りのSSをUPいたしました。楽しんでいただけましたらありがたいです<(_ _)>
常々書きながら思っているのですが、公式のアスランは、こんなに度胸は据わっていない、というか、余裕はないですね(苦笑)
何時もなんかどっかで自信がないところが透けて見える。しかも運命の時は尚更。なので、このSSのアスランは、かもしたが「こうなって欲しいな」という願望が込められております。
公式は認めてくれる存在がキラオンリーだったので、やたらキラのことをこだわっていましたが、多分カガリたんが中心になっていくと今度はカガリたんのことを気にしまくっていたかもしれない。
カガリさんのような直情型はアスランの周りにはおよそいないタイプなので、どう取り扱っていいのかわからなかった様子(笑)ですが、逆に型にはまった考え方なら優等生でも、それ以上の力を発揮できないアスランにとって、自分の考えの及ばないところで打開策をサクッとやってくれるカガリの存在は大きいと思います。
冷静沈着で頭脳派のアスランと、突発的で感覚型のカガリ。うまくかみ合うと、お互いの欠点を補えあえて、凄い力が生まれるんじゃないかと。なんとなく万能型のキララク様と違って、純粋に本人達の性格と力でもって乗り越えていってくれるから、このCP好きなんだな。(^^)
このSSも、ちょっとそういうところを意識して書いているので、感じて下さると嬉しいですv