ざいとぅーん
住所:仙台市若林区五橋3-5-65-1F
地下鉄五橋駅北1番出口より徒歩約5分
電話:022-221-5118
営業時間 ランチ11:30-15:00、ディナー・バータイム18:00-23:30
駐車場1台分あるらしい(facebook参照、要確認)、ランチタイム禁煙でした
https://www.facebook.com/pages/%E3%81%96%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%85%E3%83%BC%E3%82%93-Arabian-Kitchen-ZAYTOON/599290850103991
ドイツのミュンヘンに住んでいた頃は、トルコ、ペルシャ、レバノン、アフガニスタン、イラクなどの中東料理レストランがたくさんあり、私は大好きでしょっちゅう行っていました。
ですが帰国後は、仙台に中東料理店は見つからず、ラーメン屋とイタリアン(パスタ屋)ばかりが多くて飽き飽きしていました。
そんな時、中東地中海料理、アラブ料理の「ざいとぅーん」が昨年6月にオープンしたのを知り、すごく嬉しくなりました。
タイミングが悪かったせいか、今まで何度か電話しましたが出ず、平日の昼にお店の前まで行ったけど閉まっていたり、オープン2ヶ月ほどでリニューアル中で閉店していたりで、なかなか行けず、その後1年ほど忘れていました。
ところが今年になって、お店の前を通りがかったらオープンしている様子。
今回やっとランチタイムに行くことができました。
五橋のむにゃむにゃ通りを東に歩き、JT仙台ビルが左手に見えたらそこを左折します。
そしたら右手に仙台青葉学院短大が見えてきますので、そこの手前のマンション1階です。
以前は居酒屋だったのでしょうか、ドアが引き戸で和風です。
店内は、4人がけテーブル席2か3、2人がけ1、カウンター席があり、パレスチナ出身の店主と日本人の女性スタッフです。
右側の写真は、パーテーションで、向こうには掘りごたつ式のグループ用の席がありました。
ランチは4種類で、サラダ、サージパンまたはライス、デザート、ドリンクバーが付きます。
あとはランチタイムスペシャルとして、ミックスアペタイザー(前菜盛り合わせ)、ランチビールまたはワインがありました。
別の日に行ったのを一緒に載せます。
ミックスアペタイザー(サージパン付き) 500円
左から、
ハンモス(ひよこ豆のディップ)
ババガヌーシュ(ナスのディップ)
ラプレ(中東のクリームチーズ) です。
久々に食べました、おいしい、懐かしい!
ハンモス(フムス)はひよこ豆のペースト、ババガヌーシュはナスのペーストで、どちらもオリーブオイルと塩で味付けしてあります。
サージパンは、薄手のパンで、しっとりやわらかい食感が好きです。
タブーラ 700円
まさか仙台で再開できるとは!
タブーラ(タブーレ)は、パセリ、トマト、ブルグル(引き割小麦)入りの中東のサラダで、レモンとオリーブオイルベースのさっぱりドレッシング和えです。
これも、ミュンヘンのレバノン料理店で食べて、あまりのおいしさに感激し、ミュンヘンにいる間は家でもしょっちゅう作っていました。
本当はイタリアンパセリを使いますが、ここ、ざいとぅーんでは、普通のパセリを使っています。
イタリアンパセリよりも普通のパセリの方が味と香りが強いので、若干、パセリ少なめで、ブルグル(引き割小麦)が多めです。
持ち帰り用にしてもらいました。
では、ランチ全4種を食べたのでご紹介します。
セットのドリンクバー(各ランチに共通)
レモンミントジュース、アイスティー、アイスコーヒー、ホットコーヒーがありました。
右は、レモンミントジュースで、ミントのみじん切りがたくさん入っていて、清涼感があり、おいしくておかわりしました。
セットのサラダとサージパン(各ランチに共通)
サージパンは、ランチ1人前につき1枚です。
次は、メインです。
シャクシューカランチ850円
メインです。
小鍋にぐつぐつと煮立った状態で来て、熱々料理の好きな私がテンション上がりました。
ナス、玉ねぎ入りのトマトソースにタマゴを落としてあります。
かき混ぜて卵を好みの状態にして食べます。
野菜たっぷりのトマトソース煮込みですね。
チキンシャワルマランチ 950円
メインです。
ドネルケバブのように、鶏肉を串に刺して積み重ね、回転させながらグリルで焼いて、焼けた表面からナイフで削ったものです。
焼き加減もちょうど良く、日本人好みにしているのでしょうか、スパイスが適度にきいていて、ご飯にも合いそうと思いました。
フライドポテトとヨーグルト添え。
牛肉版もあれば食べたかったです。
シーフードランチ 950円
内容は日によって変わります。
この日は、グリルしたエビとホタテで、甘辛くほんのりスパイスがきいたソースをからめてありました。
今まで行ったことのある中東料理店では、魚一尾のグリルが多かったので、ざいとぅーんでも魚が出ると思ったのでちょっと意外でした。
シシカバブランチ 1,250円
ラムのミンチ肉を棒状にして焼いたもの2本。
ミュンヘンのペルシャ料理店でとてもよく似たものを何度か食べて以来だったので久々です。
ラムはとても細かく挽いてあって、クミンなどのスパイスがしっかりきいていておいしかったですが、焼き方が足りないかな。
焦げ目をつけたほうが香ばしくてもっとおいしいと思うのですが。
デザートと、ドリンクバーのホットコーヒー(各ランチに共通)
ライスプリンでした。
これもミュンヘンのレバノン料理店で食べことがあって好きでした。
ホットコーヒーと一緒にいただきました。
店のお二方ともフレンドリーで、店主さんはミュンヘンに滞在していたことがあるのだそうです。
ざいとぅーんのおすすめ料理チキンシャワルマと、ドイツで人気のドネルケバブの違いを教えてくれたりしました。
長い間熱望していた中東料理を仙台で食べることができて満足しました。
海外で料理を食べた時に似た、新鮮な驚きとワクワク感が久々によみがえってきました。
接客もとても親切でしたし(店主さんは英語です)ハッピーな時間を過ごせたので、ぜひまた行きたいと思います。
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おまけ
久々にケバブを食べたので、今まで他店で食べたケバブ系のお料理を載せますね。
ペルシャ料理では付け合わせがバスマティライス(長粒米)と焼きトマト、あとは国によって付け合わせが変わります。
こう見ると、ケバブ系のお料理は、いろんな国にあるんですね。
Iskender Grillhaus(カールスルーエ(ドイツ)のドネルケバブ屋、トルコ料理インビス)
Adana(Hackfleischspiesse)mit Reis oder Pommes 9.50ユーロ
鶏ひき肉を棒状にしてグリルでこんがり焼いたもの。
これに、コンソメ風味ご飯、生野菜サラダ、しし唐焼きのセットです。
Pars(ミュンヘンのペルシャ料理レストラン)
Kubideh 8.50ユーロ
鶏ひき肉を棒状に形成し、グリルで焼いたもの。
奥にある黒くて丸い物体は、焼きトマトです。
サフランライス、バスマティライス付き。
Persepolis(ミュンヘンのペルシャ料理レストラン)
Chelo-Kabab Kubideh 9.00ユーロ
ラムひき肉を棒状にして焼いたケバブ2本、サフランライス、バスマティライス、焼きトマトのセットです。
Dehbaschi(ミュンヘンのペルシャ料理レストラン)
Kubide-Juje 11.90ユーロ
鶏ひき肉を棒状にしてグリル。サフランライス、バター(ご飯に混ぜる)焼きトマトのセットです。
Sulaimania Restaurant(ミュンヘンのイラク料理インビス)
Kebab 10.00ユーロ
牛ひき肉のケバブ4本、パセリと玉ねぎのサラダ、レタス、トマトのサラダ、スープ付き。
あらびきでこんがりと香ばしく焼いてあり、量も多くて満足でした。
Antep Sofrasi (Altin Dilim)(ミュンヘンのトルコ料理インビス)
Adana Kebap 10.00ユーロ
粗挽きの牛ひき肉を棒状にしてこんがり焼いてあります。
牛ひき肉のケバブ、生野菜サラダ、ハーブ入りヨーグルト、焼きトマト、焼きパプリカ、ピリ辛トマトペースト、ひよこ豆入りご飯の盛り合わせです。
Repperts(ミュンヘンのグルジア料理(=ジョージア料理)レストラン)
Qababi 1st. 7.40ユーロ
カバビ。
ひき肉を棒状にしてグリルしたものと玉ねぎスライスを、薄いピタパンに包んだ料理です。
Tangra(ミュンヘンのブルガリア料理・バルカン料理レストラン)
Kebapcheta 7.80ユーロ
ケバプチェタKebapchetaは、ひき肉を棒状にしてグリルで焼いたもの。
付け合わせはペルシャ料理とは違い、豆の煮込み、パプリカペースト、ナスのペースト、キャベツのオイル和え、ポメス(フライドポテト)です。
こんなふうに、違うレストランで提供する同じ系統の料理を比較してみるのも楽しいです。
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