kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

古代王族の婚姻(2)

2022年06月05日 | 古典聞きかじり
『万葉集』のような、古代での人間関係を見ていると
今の感覚では、どうにも受け止められないことに、王族の婚姻があります。

今度は、兄と妹の結婚について。


上の系図のように、敏達天皇と推古天皇は、父親が同じ欽明天皇です。
推古の母(堅塩媛)と、小姉君は姉妹で、姉妹型一夫多妻。
兄弟に馬子がいます。

小姉君の子が崇峻天皇で、592年に馬子に暗殺されたんですね。

推古の妹?小姉君の子(姪)と、推古の兄?(用明天皇)の子が、聖徳太子。
聞き覚えのある名前だけど、ややこしいし、納得もしにくいですね。

一方で、庶民がどうだったかは分からないです。
万葉集で、山上憶良の
「憶良らは いまはまからむ 小泣くらむ そのかの母も 吾を待つらむぞ」
の歌からは、父・母・子の家族を想像してましたが、実際はどうだったんでしょうか。
今後の放送が気になる所でもあります。

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