藤前干潟
今日の干潮時間 9時09分 潮位 93cm
今日の満潮時間 15時19分 潮位188cm
今日、5月10日から16日までは愛鳥週間(バードウィーク)です。
今日と明日、野鳥観察館では、愛鳥週間に合わせて探鳥会等のイベントを行っています。詳細はこちらから、http://www.inae-bird-watching-place.org/event2014.html
11日(日)探鳥会は当日飛び込み参加も出来ます。
11日(日)巣箱作りは若干空きがあります。参加希望の方は野鳥観察館に、ご確認ください。
また、クイズラリーについては参加賞の残っている限り、明日11日(日)も引き続き行います。どうぞご参加ください。
昨日の記事で今週末がピークと言った手前、朝から干潟に行って確認してきました。
朝から何度も飛び立ったり、干潟に降りたり、を繰り返し、シギチドリ達は落ち着きが無く、そわそわしているようです。
少し前まで冬羽だったハマシギも腹が黒く、すっかり夏羽です。
干潟に降りた時は、盛んに干潟をつつき餌を探しています。
ダイゼンも白と黒の夏羽、冬場の地味なイメージと違い、ハマシギの中で引き立っています。
今度は、赤いトウネンの群れです。8月に入ると再び藤前干潟に戻ってきますが、9月に入ると冬羽に戻ってしまいます。
くちばしが上に反っている、ソリハシシギです。春、藤前干潟に一番遅く飛来し、秋の渡り時には一番早く7月下旬には戻ってきます。ソリハシシギは春よりも秋の方が飛来数が増えてきます。
遠くを飛んで行くのは、オオソリハシシギの群れです。
オオソリハシシギが再び戻ってきました。先頭の方の赤い個体はオオソリハシシギのオスです。オオソリは春に数が多く、秋の渡りの際は飛来数が少なくなります。
9時が近づいたので、観察館を空けに行きます。しばらく中断・・・・・
干潮時間を過ぎたころ、観察館から庄内川沿いを50m歩くと、足元にチュウシャクシギです。今春の渡りでは4月下旬にここ数年では最大数の200羽近い数をカウントできました。
チュウシャクシギの後ろを何が歩いていますね。
キアシシギです。盛んにヤマトオサガニを捕えていました。
キアシシギもソリハシシギと同じく遅く藤前干潟にやって来て、一番早く藤前干潟に戻っています。
さっきのチュウシャクシギもヤマトオサガニを捕えました。何度もカニを振り回し足をもぎ取り、バラバラにして飲み込みます。
チュウシャクは、春はこうして足元近くでも観察できますが秋にはオオソリハシシギと共に飛来数が少なくて秋には、こんな光景を近くで見ることがあまりできません。春だからこそ見てほしいシギです。ただ、皆からは「色が地味だ」とあんまり人気がありません。
シギ・チドリの渡りも、残り少し。
明日も干潮時間が少し早めですが、この機会に干潟を訪れてみませんか。
今日観察できた主な野鳥 カワウ184、ササゴイ1、ダイサギ16、コサギ5、アオサギ16、コサギ5、アオサギ16、マガモ4、カルガモ13、ヒドリガモ1、オナガガモ2、スズガモ48、ミサゴ3、コチドリ2、ダイゼン58、トウネン87、ハマシギ640、オバシギ2、キアシシギ8、イソシギ1、オオソリハシシギ43、ソリハシシギ8、キョウジョシギ1、オオソリハシシギ43、チュウシャクシギ37
※上記のカウント数は愛鳥週間イベントを実施していた為、正確な全数が掴めていません。あくまで参考にしてください。実際の数は多くなります。
明日の干潮時間 9時09分 潮位 73cm
明日の満潮時間 16時06分 潮位205cm