観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

秋の渡りの始まり。ソリハシシギが飛来しました。

2016-07-13 20:39:45 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 6時31分 潮位112cm
今日の満潮時間12時49分 潮位178cm

 

今日は一日の大半は曇りでしたが、雨が降ったかと思えば、晴れ間がのぞいたり、

お天気が短時間で次々変わる目まぐるしい日でした。

 

そんな今日、ソリハシシギ17羽とメダイチドリ1羽の飛来を確認することができました。

梅雨明けもまだなのにもう「秋」なの?と思われるかもしれませんが、

シギ・チドリが北から南へ旅をする「秋の渡り」が始まったようです。

(昨年のソリハシシギの秋の渡りの初確認は、7月16日と記録されています。)

 

庄内川河口の干潟に飛来したソリハシシギの群れは、

干潟を足早に歩きながら餌を探していましたが、潮が満ちて干潟が沈むと堤防で羽を休めていました。

(↑分かりにくいですが、岩の堤防の下部に17羽が休んでいるのがわかりますでしょうか?)

 

他に、今日は珍しくアジサシの仲間(アジサシ、またはコアジサシ)が1羽飛来しましたが、

早いスピードで飛び去ってしまったので、種をしっかり同定できませんでした。

 

また、先日は、日光川河口でみつけたケリの群れをご紹介しましたが、

今日は庄内川河口のヨシ原近くで24羽のケリの群れを観察できました。

今回の群れにも幼鳥が数羽混じっていました。

(↑ぼんやりですが、後ろの方に4羽の雛を連れたカルガモマガモも写っています。)

 

さらに、ケリを観察していると、カワウの大群が干潟に向かって泳いできました。

 

カワウたちはそのまま干潟に上がって、追い込んだ魚を争うように捕えていました。

 

今日確認できた野鳥(一部の種のみ)は、

メダイチドリ1、ダイゼン1、ケリ24、ソリハシシギ17、イソシギ3、ホウロクシギ1、ミサゴ6、アジサシの仲間(アジサシ、またはコアジサシ)1 でした。

今後の秋の渡りが楽しみですが、昨日からササゴイを確認できていないので気になっています。

 

明日の干潮時間 7時48分 潮位103cm
明日の満潮時間14時28分 潮位184cm

コメント
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