観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

4月の渡り鳥調査隊を実施しました。

2019-04-06 19:10:05 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間12時45分 潮位 24cm

今日の満潮時間18時51分 潮位228cm

 

今日は午後から風が出てきましたが、それでも暖かく、土曜日とあって稲永公園は昨日より多くのポケモンGOプレイヤーがスマホ片手に歩いていました。

 

今日の午前中は予定通り、4月の渡り鳥調査隊を実施しました。

最初は屋外で、その後は野鳥観察館内から野鳥を観察し、数をカウント。

ユリカモメやサギの仲間はたくさん観察できましたが、昨日まで確認できたホウロクシギは今日は見つけられず、また護岸沿いにいることを期待していたコチドリも見当たらず、少しさみしい調査隊となりました。

しかし、ミサゴや、頭の黒いユリカモメ、鉄塔に営巣しているカワウなどを見て喜んでいただけました。

渡り鳥調査隊の最後には、観察できた鳥の種類と数を確認しました↓。

来月(5月)の渡り鳥調査隊は、ゴールデンウィーク中の5月4日(土祝)に開催します。

この頃は、例年は春のシギ・チドリの渡りのベストシーズンです。

また、この日の午後は、野鳥のおはなし「フィルム写真で見る野鳥」も開催します。

ぜひ、ご参加ください。

 

【5月の渡り鳥調査隊】  

日時:5月4日(土祝)10:00~12:00

場所:名古屋市野鳥観察館

対象:小学生以上  

定員:20名  

参加費:無料  

持ち物:帽子、水筒、必要に応じて防寒具、双眼鏡(お持ちであれば)   

申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160

※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。 

 

午後からは野鳥観察館の対岸にある藤前活動センターへ行く用事があったので、藤前海岸の前にちょうど広がっていた干潟を見てきました。

堤防近くの浅くなった場所では5~6羽のダイサギが魚を狙っていました。半分は黄色のくちばしでしたが、残り半分は黒色のくちばしで目先に青緑色の婚姻色が出ていました。

ユリカモメも堤防近くを飛んで、小魚を狙っていました。

頭が黒褐色の個体と、まだ白色の個体が混じっています。

黒褐色の頭のユリカモメが小さな魚を捕まえ・・・、

水面に降りて、飲み込みました。

 

今日の藤前海岸前の干潟では、干潟観察会が行われていたり、大学生による底生生物調査の下見が行われているなど、とても賑やかでした。

藤前海岸前の干潟が大きく広がり、干潟観察会などで人が入れるのも春になったから。

そんな光景を見ながら、今日もまた春を感じました。

 

 

【愛鳥週間写真展の展示作品募集中】

現在、名古屋市野鳥観察館では、「愛鳥週間写真展2019」の作品募集しています。

多くの渡り鳥の飛来地であり、四季を通して100種類以上の野鳥を観察できるラムサール条約登録湿地「藤前干潟」。

この藤前干潟にある名古屋市野鳥観察館では、毎年「愛鳥週間(5月10日~16日)」にあわせて、皆さんから野鳥の写真を募集し、写真展を行っています。

今年の募集テーマは、「藤前干潟の野鳥」。

藤前干潟の野鳥の魅力を写した作品を募集します。

撮影時期・季節は問いません。過去に撮影された写真も歓迎です。

締め切りは【4月21日(日)】です。

多くの方からのご応募をお待ちしております。

詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ31、カワウ383、ダイサギ16、コサギ2、アオサギ5、マガモ5、カルガモ10、コガモ64、ヒドリガモ30、キンクロハジロ37、スズガモ419、ミサゴ3、イソシギ1、ユリカモメ155、セグロカモメ6、カモメ5、ズグロカモメ8

キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、シロハラ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

※渡り鳥調査隊前後にスタッフが確認したものも含みます。

 

明日の満潮時間 7時00分 潮位224cm

明日の干潮時間13時14分 潮位 19cm

 

※明後日(8日(月))は休館日です。

明後日の満潮時間 7時23分 潮位220cm

明後日の干潮時間13時45分 潮位 18cm

 

9日(火)の満潮時間 7時47分 潮位214cm

9日(火)の干潮時間14時17分 潮位 21cm

コメント
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