観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

またも雪

2022-02-05 23:54:24 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 8時51分 潮位226cm

今日の干潮時間14時43分 潮位 66cm

 

今日は強風と雪の藤前干潟でした。

今冬は本当によく雪が降りますね。

 

雪雲が移動した少しの間、白い藤原岳と多度山が見えましたが、その後はすぐに雪雲に覆われました。

しかし、こんな寒い日でしたが、バードウォッチャーの方々がちらほら見えていました。

干潟の出た午後、野鳥観察館の前の護岸沿いを歩くと、たくさんの鳥たちが活発に餌を探していました。

石の隙間の餌を探すイソシギ↓。

石の上のフジツボなどの隙間をつついて、小さな細長い生き物を盛んに食べていたハクセキレイ↓。

そして、今日も護岸沿いにはヒドリガモがたくさんいました。

高波にも負けず、石や護岸に着いたものをこそげとって食べていました。

アメリカヒドリも観察できました。

ヒドリガモと同じく、石についているものを食べていました。

いつも一緒に行動しているメスはヒドリガモのメスだと思われます。

 

この他、今日は、チュウヒの狩りとチュウヒとハヤブサの攻防が見られました。

導流堤の干潟の水際でチュウヒがカモを何度も上から襲い、その度にカモは水に潜ってチュウヒから逃れようとしましたが、水から出たところで遂にチュウヒに足で捕まえられてしまいました。

その狩りを、すぐそばで見ていたのがハヤブサ。

チュウヒがカモを捕まえると、その獲物を奪おうとハヤブサがチュウヒを追いかけましたが、チュウヒはヨシ原の中へ入ってしまったので諦めたようです。

ただ、もしかしたら、最初はハヤブサがこのカモを襲っていたのかもしれません。

 

また、庄内川左岸の堤防の通行についてお知らせです。

以前、お知らせしたとおり、野鳥観察館の少し上流(稲永公園〜庄内新川橋の間)では、堤防の耐震工事が行われていたため、堤防の小段(高水敷)は通れませんでした。→2020年12月月3日のブログ

2020年の写真↓。

 

その後、工事期間の延長などがありましたが、現在は堤防の耐震工事はほぼ終わったそうです。

しかしながら、昨年から行われていた庄内川河口の土砂の浚渫作業(洪水被害を防ぐための工事)の途中で、不発弾がみつかったため、現在、堤防の一部は立ち入りが禁止されています。

また、不発弾の処理等を行う作業が行われており、引き続き、庄内川左岸の稲永公園〜庄内新川橋の間の高水敷は通れません

詳しくはこちらの報道発表資料→(「庄内川の河川内にある「不発弾」の処理等に向けた準備を開始します 」(国土交通省中部地方整備局庄内川河川事務所のHP))

 

今までどおり、小段(高水敷)は通れませんが、堤防の上の歩道は今までどおり通ることができます。

庄内川左岸へ野鳥観察に行かれる際は、「ゆりかもめはし」という歩道橋の下を通って、堤防上の歩道にアクセスしてください。

今日の庄内川左岸の様子↓。

無事に作業が進み、不発弾が撤去されることを願うとともに、ヨシ原や泥干潟への影響が少しでも少ない作業になると良いと思っています。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ527、カワウ741、ダイサギ1、コサギ2、アオサギ10、マガモ3、カルガモ81、コガモ32、ヒドリガモ38、アメリカヒドリ1、オナガガモ120、ホシハジロ5、キンクロハジロ84、スズガモ38、ホオジロガモ3、ミサゴ6、トビ2、チュウヒ1、ハヤブサ2、オオバン1、シロチドリ30、ダイゼン9、ハマシギ276、イソシギ2、ダイシャクシギ2、ユリカモメ47、セグロカモメ8、オオセグロカモメ1、カモメ3、ズグロカモメ35

ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハクセキレイ、スズメ、キジバト、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ

 

明日の満潮時間 9時16分 潮位216cm

明日の干潮時間15時19分 潮位 68cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする