観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

満ち潮の中の鳥たち

2017-08-02 20:18:50 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 8時10分 潮位 99cm
今日の満潮時間15時12分 潮位192cm

 

今日は一日中曇りで、猛暑とはなりませんでした。特に午後からは南風が吹き、川沿いは過ごしやすく感じました。

 

今日も護岸近くの干潟には、チュウシャクシギなどのシギ・チドリが飛来しました。

干潟が出ている間、チュウシャクシギは干潟を歩き回って餌となるカニを探していました。 

 

 

潮が上がってくると、干潟が残っているところにだんだん集まってきたチュウシャクシギとウミネコ。 

ケリやアオアシシギ、ソリハシシギも潮が上がるとともに浅い場所へ、浅い場所へと移動していました。 

 

こちらの生き物も潮が上がるにつれて、残っている干潟へと順に移動していました。水が苦手な魚、トビハゼです。 

 

しばらくすると、さらに干潟は狭くなっていましたが、トビハゼは2匹になっていました↓。

 

さらに潮が満ちてくると、ウミネコもまだ残る干潟へと徐々に移動。

そして、数羽ずつ干潟を飛び立ち、ウミネコは沖の方へとゆっくり飛んでいきました。

 

反対にこちらに次々と向かってくる鳥もいました。カルガモです。 

浅瀬に降り立った後、護岸へ上がって休んでいました。 

 

最後まで干潟に残ったチュウシャクシギの群れ。潮が満ちてきて、ほとんど足が見えなくなるまで同じ場所に立っていましたが・・・、

ついに飛び去り、休息場所へ移動したようです。

 

今日は、満ち潮時の野鳥の様子をご紹介しました。

なお、本日、庄内川河口の干潟で観察できたシギ、チドリは、コチドリ3、ダイゼン33、ケリ6、アオアシシギ9、キアシシギ4、ソリハシシギ35、チュウシャクシギ29 でした。

 

さて、現在、野鳥観察館では「秋の写真展」に展示する作品を募集しています。(すでに応募くださった皆さま、ありがとうございました。)

例年、秋の写真展は10月から開催していましたが、今年度は開催時期を2ヶ月早め、秋のシギ・チドリの渡りの時期である8月後半から行います。

今回の募集テーマは以下の2つです。(両方のテーマに応募いただけます。)
①秋の野鳥写真展 「湿地に生きる鳥~シギ・チドリ~」 【主催】名古屋市野鳥観察館
②藤前干潟写真展 「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」 【主催】藤前干潟ふれいあ事業実行委員会

応募締切りは【8月20日(日)】までです。(今年の秋は、例年より早く写真展を実施するため、締切も早いです。)

秋のシギ・チドリたちも藤前干潟にやって来始めました。ぜひ、シギ・チドリの写真や藤前干潟の写真をご応募ください!お待ちしています。

※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

明日の干潮時間 9時10分 潮位 86cm
明日の満潮時間16時09分 潮位207cm

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