観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

チュウシャクシギとダイゼン

2017-08-01 23:44:38 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 6時53分 潮位108cm
今日の満潮時間13時38分 潮位182cm

 

8月に入りましたね。野鳥観察館前では、夏を代表する花であるヒマワリが開花しました。強い太陽の光を受けた黄色の花びらがまぶしいくらいです。 

 

 

先週までは導流堤の脇の干潟でしかなかなか観察できなかったダイゼンとチュウシャクシギでしたが、

週が明けて、チュウシャクシギなどのシギ・チドリの飛来数がまた少し増えたようで、

今日は庄内川護岸近くの干潟にもダイゼンとチュウシャクシギが飛来しました。

干潟に降り立つダイゼンとソリハシシギ↓。 

ダイゼンは白黒の夏羽(成鳥)の個体もいましたが(↓)、すでに冬羽への換羽が始まっているようです。 

こちらは干潟に降り立つチュウシャクシギの群れ↓。今日は33羽をカウントできました。 

干潟でヤマトオサガニを捕まえた一番右のチュウシャクシギでしたが・・・(↓)、 

他のチュウシャクシギに奪われそうになって慌てて逃げていました。

 

アオアシシギとソリハシシギについては、先週に引き続き今日も護岸近くの干潟で観察できました。

しかし、先週より護岸近くの干潟に飛来するソリハシシギの数はかなり増えました。潮が満ちてきて、干潟が狭くなってきたので集まるソリハシシギの群れ↓。

 

今日は庄内川河口全体でのシギ・チドリの飛来数は把握できませんでしたが、護岸近くの干潟に飛来していたシギ・チドリは、コチドリ1、ダイゼン6、ケリ6、アオアシシギ9、キアシシギ1、ソリハシシギ23、チュウシャクシギ33 でした。

だんだんとシギ・チドリを近くで観察できるようになってきています。

 

 

この他、今日の庄内川の護岸で観察できた野鳥をご紹介します。

ウミネコの若鳥↓。

 

アカエイをなかなか飲み込めず、咥えたままウロウロ移動していたアオサギ↓。 

 

青空を旋回しながらどんどん上昇していったチュウヒ↓。 

 

続いては、野鳥観察館前の水たまりの様子をご紹介。

最近、まとまった雨が降らない上、とても暑い日だったせいか、スズメの群れ、ムクドリの群れが何度も訪れていました。群れの中には、若い個体を多く観察できました。

順番待ちのスズメたち↓。

激しく水浴びしていたムクドリの幼鳥↓。 

シジュウカラの親子も何度も水浴びに来ていました。写真はシジュウカラの幼鳥↓。

 

鳥たちも暑いようです。

 

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

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 渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

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 日時:8月22日(火)10:00~12:00
 場所:稲永ビジターセンター
 対象:小学校1年生から3年生(保護者同伴)(8/12募集締め切り)
 主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
 ※内容や申込み方法、問合せ先等の詳細はこちら(名古屋市HP)

☆「9月2日(土)ふれあいトーク「受け継がれた地域の技と知恵~湿地と人の暮らし~」」→詳細はこちら(名古屋市HP)

☆「9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~」
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

 

明日の干潮時間 8時10分 潮位 99cm
明日の満潮時間15時12分 潮位192cm

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