観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ズグロカモメ

2017-03-09 17:22:59 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時16分 潮位102cm
今日の満潮時間15時57分 潮位194cm

 

今日は風がほとんどなく、昨日、一昨日に比べれば暖かく穏やかな日でした。

午前中に最大干潮を迎えた干潟には、カモメの仲間は多数飛来していましたが、カモの仲間が非常に少なくなったことを改めて感じました。

特に、越冬しに藤前干潟に飛来するカモの仲間で最も数が多く、2,000羽以上は確認できていたオナガガモが、今日は50羽ほどしか確認できませんでした(参考:2月25日は2,342羽、3月1日は940羽を確認)。

なお、例年、一番初めに飛来して、一番最後まで残っているコガモはまだ多数観察できますし、

今まで庄内川の護岸にはあまり寄らなかったオカヨシガモが、今日は護岸のすぐ近くで餌をとっているのが見られました。

 

野鳥観察館からは、ミサゴが目の前の川へダイブするのが何回も観察でき、来館者の方もミサゴの観察を楽しんでいました。

 

また、来館者の方から護岸近くの干潟で、頭の真っ黒な夏羽のズグロカモメを珍しく観察できたと教えていただいたので干潟へ出かけたところ、一番初めに目の前に現れたのは、まだ白い部分の残る夏羽に換羽中の個体。

続いて遠くにでしたが、お目当ての頭が真っ黒なズグロカモメをみつけました。

護岸近くまで飛んできていた頭の黒い個体は1羽だけのようでしたが、今日野鳥観察館から確認できたズグロカモメ17羽の内、10羽が頭の黒い個体でした。頭の黒いズグロカモメは間もなく藤前干潟から去ると思われます。

最後は、頭の白い若い個体。若い個体の方が護岸の近くを飛んでいました。

 

この他、野鳥観察館周辺で餌を捕るツグミを発見。

閉館間際には、野鳥観察館前の松の木の幹をつついて餌を探すシジュウカラを久しぶりに観察できました。

 

☆3月の渡り鳥調査隊のご案内(明後日、土曜日に実施します!)
内容:藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。冬鳥であるカモ、カモメ、ミサゴ、ハマシギなどを観察できるはずです。
日時:3月11日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:防寒着、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ8、カンムリカイツブリ46、カワウ483、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ10、マガモ56、カルガモ30、コガモ243、オカヨシガモ25、ヒドリガモ40、オナガガモ47、ハシビロガモ8、ホシハジロ29、キンクロハジロ77、スズガモ977、ミサゴ7、トビ1、チュウヒ1、ハジロコチドリ3、シロチドリ45、ケリ1、ハマシギ63、コアオアシシギ1、イソシギ3、ダイシャクシギ1、ユリカモメ100、セグロカモメ28、オオセグロカモメ8、カモメ133、ズグロカモメ17(内、頭黒10)

明日の干潮時間10時58分 潮位 83cm
明日の満潮時間16時46分 潮位211cm

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