名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の満潮時間 7時30分 潮位244cm
今日の干潮時間14時10分 潮位 41cm
台風8号の影響でしょうか。今日は曇り空で、風が吹いていました。
おかげで、連日の厳しい暑さは今日はありませんでした。
広がり始めた干潟を見ると、キンクロハジロの横に見慣れぬカモの姿が。
ウミアイサでした。
このウミアイサ、何を思ったのか、干潟に上陸しておぼつかない足取りでしばらく歩き、立ち止まると、再び川へ戻ってきて、その後は川下へ泳いでいきました。
今日はこの他、チュウシャクシギやソリハシシギの群れが見られましたし、ウミネコの若い個体が多数飛来していました。
ソリハシシギは藤前干潟周辺で越夏していた8羽より多い、14羽の群れでしたので、渡ってきたものと思われます。
そして、午後からは藤前干潟ふれあい事業の「教員向けプログラム」が環境省藤前活動センターで開催されました。
主に名古屋市内の小学校の先生が参加されていました。
はじめに、NPO法人藤前干潟を守る会の理事長から「藤前干潟の概要など」、名古屋市環境局職員から「名古屋市のごみ処理について」、環境省施設スタッフから「藤前干潟の環境教育事例紹介」、さらに環境省名古屋自然保護官事務所職員から「藤前干潟の出前講座」の説明をしました。
(野鳥観察館スタッフも少しだけ、野鳥観察館の学習利用について紹介しました。)
その後、干潟観察へ出発。
台風の影響なのか、潮の引きが悪く、干潟があまり出ない状況でしたが、最大干潮時を狙って干潟へ入りました。
とても短い時間でしたが、参加した先生方は干潟の生きもの探しや干潟の雰囲気を楽しんでみえたようです。
干潟が小さく、干潟で休むウミネコがとても近くで観察できました。
干潟から帰ってきた後は、環境省EPO中部・中部地方ESD活動支援センターの原理史さんから「藤前干潟でSDGsとESDをみんなで考えてみる」というお話がありました。
藤前干潟からSDGsそしてESDを具体的に考えるワークショップもあり、SDGs・ESDは特別難しいことではなく、捉え方を工夫することでわかりやすく伝えることができることがわかった気がします。
(※今日のワークショップで使ったSDGsワークシート(U字シート)などは、環境省EPO中部のウェブサイトからダウンロードできるそうです。)
盛りだくさんな内容の「教員向けプログラム」でしたが、何とか干潟に入ってもらえたことが何より良かったと思っています。
「教員向けプログラム」は、8月26日(木)にも場所を稲永ビジターセンターにかえて開催されます。
まだ参加者を募集していますので、興味のある教職員などの方はぜひご参加ください。
★藤前干潟 教員向けプログラム→詳細は藤前干潟ふれあい事業のHP(名古屋市HP)
日時:(プログラム稲永)2021年8月26日(木)13:00~16:00【※日程が6月5日から8月26日へ変更しました】
(プログラム藤前)2021年7月27日(火)13:00~16:00 終了
場所:(プログラム稲永)稲永ビジターセンター
(プログラム藤前)藤前活動センター 終了
対 象:小中学校教職員の方など
定 員:各回15名(先着)
内 容:藤前干潟と名古屋のごみ処理行政
藤前干潟の学習利用の事例紹介
ラムサール条約についてのお話
バードウォッチングや干潟体験で生きもの観察
申込・問合せ先:
藤前干潟ふれあい事業実行委員会事務局(名古屋市環境学習センター内)
(TEL) 052-223-1067
(FAX) 052-223-4199
(Eメール)a2662@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
7月25日(日)の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の定例調査で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ964、ダイサギ31、コサギ7、アオサギ51、マガモ204、カルガモ360、オナガガモ1、ホシハジロ2、キンクロハジロ1、スズガモ5、ミサゴ10、チョウゲンボウ1、オオバン1、コチドリ4、ケリ62、アオアシシギ21、キアシシギ1、イソシギ9、チュウシャクシギ39、ウミネコ558 他 計31種、2,473羽
明日の満潮時間 8時11分 潮位235cm
明日の干潮時間14時41分 潮位 59cm