藤前干潟
今日の干潮時間10時16分 潮位102cm
今日の満潮時間15時51分 潮位186cm
今日は春の嵐が吹き荒れるという天気予報で心配していましたが、
午前中は風が全くなく川面は凪いでおり、気温も低くなく、穏やかな天候でした。
その後、昼ごろからは風が強まりました。
今日は朝から、ハマシギやダイゼンなどのシギ・チドリが干潟に飛来しており、昨日より多くの数を数えることができました。
また、カワウの数も非常に多く、今日は5,650羽ものカワウが干潟をうめつくしていました。
午前中の穏やかな、まだ干潟が出ている時間帯に干潟を観察しに行ってきました。
最初にみつけたのは、捨石の隙間に餌を探すイソシギ。
軽やかに石の上を移動していました。
その後、干潟へ着くと、2~3羽の若いズグロカモメを観察できました。(本当は頭が黒色に換羽した成鳥のズグロカモメを近くで見たかったのですが、なぜか護岸近くにやってくるのは例年若い個体ばかりです。)
ズグロカモメは干潟の上を餌を探してゆっくり飛んでは、降り立つのを繰り返していました。
飛翔しながら鳴いていたズグロカモメに呼応するように、干潟にいたズグロカモメがくちばしを大きく開け、全身を使うように鳴いているのも見られました。
早いもので2月ももうすぐ終わりです。
若いズグロカモメはまだもう少し藤前干潟に残ると思われますが、頭の黒くなったズグロカモメは間もなく去ると思われます。
また、現在はカモの仲間の中で最も多く藤前干潟に飛来しているオナガガモも3月に入ると一斉に北へ帰り、ぐっと数を減らします。
明後日25日(土)は渡り鳥調査隊を実施します。
間も無く去ってしまう冬鳥を観察しに、ぜひご参加ください。
☆2月の渡り鳥調査隊のご案内
内容:藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。冬鳥であるカモ、カモメ、ミサゴ、ハマシギなどを観察できるはずです。
日時:2月25日(土)9:00~11:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:防寒着、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ13、カンムリカイツブリ51、カワウ5,650、ダイサギ1、コサギ3、アオサギ33、マガモ98、カルガモ81、コガモ139、オカヨシガモ2、ヒドリガモ58、オナガガモ2,391、ハシビロガモ2、ホシハジロ106、キンクロハジロ195、スズガモ981、ミサゴ5、トビ2、チュウヒ1、ハジロコチドリ1、シロチドリ37、ダイゼン52、ケリ1、ハマシギ557、コアオアシシギ1、イソシギ2、ダイシャクシギ3、ユリカモメ303、セグロカモメ22、オオセグロカモメ22、カモメ205、ウミネコ4、ズグロカモメ11
明日の干潮時間10時56分 潮位 88cm
明日の満潮時間16時35分 潮位202cm