藤前干潟
今日の干潮時間10時15分 潮位 80cm
今日の満潮時間16時10分 潮位219cm
午前中は曇り空でしたが、午後からは日差しが出てきてのどかな日でした。
今日は中潮なので午前中が干潮時間でした。
週明けの火曜日の大潮の日には最大干潮時に14cmと低い潮位になりますが、今日のような潮の日の方がゆっくり潮が引いていくので、観察できる時間が長くとれます。
まだ明け方の河口は満潮時間が終わって何時間と経っていないので、川全体に水面が広がっていました。
静かな水面を何かが泳いできます。
ヌートリアです。浅瀬を探索中のようです。好物のシジミが捕れる場所を探しているのでしょうか。
まだサギの仲間でも地面(干潟)の上に足の届かない深さですが、少し、潮位が下がってくると500m対岸の導流堤の上にハマシギの群れが集まってきました。
導流堤で干潟が干出するのを待っているハマシギも、浅くなった水面に舞い降りていきます。
さらに少し時間が経つと、ダイゼンやオオソリハシシギ、チュウシャクシギも一番最初に干出する導流堤の干潟に集まってきます。
左岸の干潟も干出し始めるとハマシギの群れの一部が飛来して来ました。
続いてオオソリハシシギの群れも飛来し、干潟の泥の中にくちばしを差し込み餌を探しています。
4月17日に今季初飛来を確認したチュウシャクシギも飛来数を増やし、左岸にもよく飛来するようになりました。
オオソリハシシギの群れの中にフラッグ付(左脚:上メタルリング 下 青カラーリング・カラーリング黄 、右脚:下白フラッグ 黄カラーリング×2)のオオソリハシシギを確認しました。
先々週の4月11日(日曜日)に確認したフラッグ付のオオソリハシシギと同じ個体です。
確認してから2週間は藤前干潟周辺に留まっている事になります。
導流堤の干潟や新川河口の干潟が広がると、左岸にいたシギ・チドリ達も新たに干出したこれらの干潟を目指して飛び去って行きました。
最大干潮時間が終わった満ち潮の際にも再度庄内川河口の左岸などに鳥たちは再び集まってきますが、逆光になるため引き潮からの観察をお勧めします。
そして、今日は4月の渡り鳥調査隊を実施しました。
暑くも寒くもなく、風もない中、快適な野鳥観察を楽しんでもらえたと思います。
チュウシャクシギやオオソリハシシギ、ダイゼンなどをとても熱心に観察していたお子さんが特に印象的でした。
また、春のシギ・チドリだけでなく、コアジサシも観察してもらえたので、嬉しかったです。
次回の渡り鳥調査隊は、5月8日(土)に開催します。
この時期も春のシギ・チドリの渡りのシーズン真っただ中になります。
5月8日(土)・9日(日)は愛鳥週間イベントも開催しますので、ぜひご参加ください。
また、今日より「愛鳥週間写真展2021」を2階にて開催しています。
みなさんから応募いただいた写真を5月30日(日)まで展示中です。こちらにも足をお運びください。
4月22日(木)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ11、カワウ268、ダイサギ12、コサギ3、アオサギ6、マガモ5、カルガモ30、コガモ1、ヨシガモ2、ヒドリガモ45、キンクロハジロ162、スズガモ288、ミサゴ4、トビ1、ムナグロ1、ダイゼン71、キョウジョシギ4、ハマシギ1,042、オバシギ3、イソシギ1、オオソリハシシギ7、オオハシシギ1、チュウシャクシギ31、セグロカモメ9、カモメ2、ウミネコ2、コアジサシ7
4月23日(金)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ13、ダイサギ12、コサギ5、アオサギ3、マガモ3、カルガモ35、ヒドリガモ12、キンクロハジロ14、スズガモ164、ミサゴ1、ダイゼン55、ハマシギ686、オバシギ4、オオソリハシシギ7、チュウシャクシギ12、ユリカモメ1、セグロカモメ5、カモメ1、コアジサシ11
今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ7、カワウ105、ダイサギ13、コサギ12、アオサギ11、マガモ2、カルガモ4、コガモ32、ヨシガモ1、ヒドリガモ3、シマアジ3、キンクロハジロ5、スズガモ195、ミサゴ4、トビ2、コチドリ2、ダイゼン46、ハマシギ1、315、コアオアシシギ2、アオアシシギ4、イソシギ3,オバシギ5、オオソリハシシギ13、オグロシギ1、チュウシャクシギ63、セグロカモメ10、カモメ1、コアジサシ11
オオヨシキリ3、カワセミ1、ツバメ2、ハクセキレイ1、ツグミ2、カワラヒワ3、スズメ2、ハシボソガラス2、オオルリ1、コゲラ1、キジバト2
(※イベント前後にスタッフがカウントしたものも含んでいます。)
明日の干潮時間10時53分 潮位 54cm
明日の満潮時間16時58分 潮位240cm