観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギの群れが少しだけ入ってきました。

2020-09-26 20:39:11 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 7時53分 潮位 93cm

今日の満潮時間15時25分 潮位208cm

今日は干潮時間が早いため、干潟に出掛けた時には干潟が広がり始めていました。

導流堤の最も河口側の干潟に、ダイゼンと小さなシギの群れが確認できますが、近くの干潟は数羽のソリハシシギとアオアシシギだけでさみしい干潟です。

目の前の導流堤の干潟に1羽ポツンとハヤブサが降りています。
目の前の干潟に鳥が少ないのはハヤブサの影響でしょうか。

 

しばらくハヤブサを見ていると、最河口部に集まっているダイゼンの群れの方に突っ込んでいくのが見えました。

10分ほどダイゼンの群れが逃げ回った後、こちらにシギ・チドリの群れが向かってきました。

ダイゼンの群れと一緒に避難してきたのは、ハマシギの群れです。

他にはオバシギが8羽。

このところ、10羽程度のハマシギしか確認できませんでしたので、例え60羽程度の群れでも嬉しく感じます。

その後再びハヤブサの襲来がありましたが、再び少しづつシギ・チドリが戻ってきました。

本当ならトウネンの群れや、オオソリハシシギやオグロシギの大きなシギが飛来して干潟が賑わって居る筈ですが、今期の飛来は今も芳しくなさそうです。
数少ないながらも、代わりにオバシギが目を楽しませてくれます。

他のシギ・チドリの飛来が悪くても、今後ハマシギに頑張ってほしいです。

なお、昨日は24羽確認できたトウネンですが、今日は2羽確認できただけです。

トウネンの飛来は毎年結構ムラがありますが、去年もさほど良くなかったのでこの先も心配になります。

トウネンの飛来数の減少も深刻ですが、ハマシギも年々飛来数が減少しています。1990年ごろには4,000以上の群れが普通に観察できていましたが、近年は1,000羽を超える日は数日しかなくなりました。

この時期に観察できるハマシギは南に向かう個体が多く、日によって飛来数に差はありますが、10月に入ると南に向かう群れと藤前干潟で冬を越す群れが一緒になって、少しはにぎやかな干潟になる予定です。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1(0)、カワウ552(28)、ダイサギ26(19)、コサギ4(3)、アオアサギ25(6)、マガモ17(22)、カルガモ206(158)、コガモ35(21)、ヒドリガモ15(0)、オナガガモ215(129)、キンクロハジロ3(0)、スズガモ9(16)、ミサゴ11(6)、ハヤブサ1(0)、メダイチドリ0(2)、シロチドリ2(3)、ダイゼン31(36)、トウネン2(24)、ハマシギ68(13)、コオバシギ1(0)、オバシギ8(9)、アオアシシギ17(14)、イソシギ2(2)、ソリハシシギ41(2)、ウミネコ1(0)

※( )は25日(金)の飛来数です。

 

明日の干潮時間 9時08分 潮位 83cm

明日の満潮時間16時08分 潮位222cm


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