観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ダイゼンをきっかけに

2020-11-12 23:44:28 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 9時28分 潮位 63cm

今日の満潮時間15時48分 潮位236cm

 

今日も晴れました。昨日より暖かかったように思います。

今日も午前中は、港区内の小学生(約40名)が野鳥観察館と稲永ビジターセンターに来館。

今日、来館した小学校は稲永公園に最も近い場所にある小学校。

身近にある藤前干潟をより知ってもらいたいという稲永ビジターセンタースタッフの強い思いで、今回はダイゼンという渡り鳥のプログラムをスタッフが作成。

ダイゼンが繁殖地であるシベリア・アラスカから藤前干潟を中継してオーストラリアまで渡りをするというすごろくゲームをセンター丸ごと使って行っていました。

野鳥観察館では、それに合わせてダイゼンの観察と、ダイゼンのミニクイズを行いました。

ダイゼンは遠いところにいたので、とても小さくて見るのが大変でしたが、すごろくゲームをしてきた子どもたちは、絶対見たいということで、目を凝らして見てくれました。

稲永ビジターセンターで行ったすごろくゲームも、野鳥観察館での野鳥観察・クイズも真剣に、そして楽しそうにしてくれていた子どもたち。

ダイゼンという鳥を今回初めて知った子どもたちがほとんどだと思いますが、ダイゼンという鳥をきっかけに、自分たちの身近にある藤前干潟に、渡り鳥に、生きものに親しみや感心を深めてもらえたら良いと思っています。

 

今日の干潟ですが、ハマシギは約1,400羽を確認しています。

ここのところ毎日、たくさんのハマシギを見られており、今季はハマシギの飛来は順調だと感じています。

今日の小学生も熱心に観察していたミサゴ↓。かっこいいとの声が聞かれました。

カニを捕らえたイソシギも観察できました↓。

カンムリカイツブリは、早くも300羽に迫っています。ここ数年で飛来数が急激に増えているカンムリカイツブリ。今季は何羽まで増えるのでしょうか。

2羽でケンカをしていたのか、求愛の練習なのか?、見事に水面を走っていました(11月11日撮影)。

 

そして、今日は野鳥観察館の前の水たまりにビンズイ2羽が水を飲みに訪れました。今季、初めての確認です。

ヒヨドリもちょうど群れで水を飲みに来ていて、ヒヨドリ同士で水場を争ったりしてとても騒がしかったのですが、ビンズイは我関せずでトコトコ歩いてきて、のんびりと水を味わうように飲んでいきました。

(※ハマシギ、ミサゴ、イソシギ、カンムリカイツブリの写真は来館者の方に提供いただきました。)

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ291、カワウ3,730、ダイサギ5、コサギ7、アオサギ34、マガモ31、カルガモ50、コガモ34、ヒドリガモ31、オナガガモ361、ハシビロガモ4、ホシハジロ10、キンクロハジロ70、スズガモ1,623、ミサゴ16、トビ1、シロチドリ14、ダイゼン50、ハマシギ1,435、イソシギ1、オオソリハシシギ4、ユリカモメ2、セグロカモメ5、オオセグロカモメ2、ズグロカモメ12

ジョウビタキ、ビンズイ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、マミチャジナイ、ハクセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、ヒヨドリ、キジバト、カワラヒワ、ハシボソガラス

 

明日の干潮時間10時18分 潮位 60cm

明日の満潮時間16時25分 潮位248cm


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