【来館時のお願い】
名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
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藤前干潟
今日の満潮時間 5時20分 潮位235cm
今日の干潮時間12時03分 潮位 35cm
暑いのが苦手で、連日明け方からの探鳥と日中の野外活動で熱中症になりそうだったのと、今日の最高気温は39度が予想されていたので、今日は空調の効いた館内から過ごさせてもらいました。
言い訳として今日また写真をこのブログに貼って、それを見たバードウォッチャーやカメラマンが、39度の藤前干潟に出かけて倒れられても困るので、今日は野鳥の写真撮影は無しです。
代わりに、
コメント失礼させて頂きます。
本日、こちらのブログで拝見させて頂きました、CELESTRONのユニバーサルスマホアダプターを購入させて頂きました。
ノスリやミサゴをフィールドスコープと組み合わせてデジスコ撮影が楽しめれる事を楽しみに思っています。
この度は、良い機材をご紹介頂きましてありがとうございます。
野鳥観察館からの回答
私たちも何度も同じようにスマートフォンでスマスコ撮影をやってみますが、若い人のように上手に撮影できないので、アダプターを購入しました。
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それぞれのメーカーの専用アダプターを利用すれば良いのですが、私たちが使用しているスコープのメーカーやスマホの機種がバラバラなので汎用アダプターを探し無駄遣いを繰り返しました。
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今回のCELESTRONのユニバーサルスマホアダプタは、他のアダプターに比べ巨大ですが、X・Y軸(左右・上下)をそれぞれのネジで微調整できるのでスコープのアイピースの光軸へ導入が早いです。さらに、最大の特徴はZ軸(前後)のフランジバック調整も出来ることで、Z軸が調整できるアダプターは中々ありません。
スコープメーカー純正のスマートフォンアダプターを使用しても、必ず起こる丸く黒いケラレも、最近のスマートフォンのレンズが広角・標準・望遠と分かれている機種の望遠側を使用してZ軸を調整すればほぼケラレ無しで使うことが出来ます。
ただ、ブレやすいので直接スマホをタップして写さず、100円程度で買えるブルートゥースを利用したレリーズを使用した方が良いようです。
躍動感のあるシギの羽ばたく姿が綺麗に、しかも動く野鳥の姿をブレなく視野にフォーカスされているアップ写真が凄く羨ましい限りです。
この撮影はデジスコで撮影されたのでしょうか?
または一眼撮影写真を拡大編集されておられるのでしょうか?
私もこの様な躍動感ある写真を撮影したいです。
すみません。
スマスコなので、フィールドスコープと何かの機材ですよね。
あまりに綺麗だったので、一眼撮影写真かと思い込んでしまいました。
どの様な機材をお使いなのかご教授頂けますと幸いです。
野鳥観察館からの回答
ここ最近はブログの写真にスマスコと書いてなくてもスマスコの利用が多くなってます。
ただ明け方の暗い時間・歩き回る鳥・飛び物を撮影する予定のときなどはデジタル一眼レフを使用しています。
今週の木・金・土は明け方からの撮影で薄暗かったため、デジタル一眼レフです。
土曜日の記事は、飛びもの(野鳥の飛翔風景)を撮らないと、木・金と同じ記事になりそうだったので、最初から飛びもの狙いです。
昨日(8月7日)のブログ記事の11枚12枚目の導流堤に集まってきた鳥の写真、はAPS-Cに800mmを付けて1200mm換算でさらにトリミングしてます。
↓コレ
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(藤前干潟は、鳥が遠いことで有名です。)
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上の写真は、同時間にスマスコで適当に撮った写真です。四隅がケラレていて、薄暗い時間なのにレリーズを使っていないのでブレてますが。
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↑こちらはケラレをトリミングして、ちょっとだけ編集しました。
証拠用に使う分には十分ではないでしょうか?
正直言って、撮影のために特化したデジタル一眼レフには、鳥が大きいという状況(鳥との距離が近いという状況)には何をしても敵いません。スマスコで綺麗な撮影は難しいかも知れませんが、カメラはいつも持っているとは限りませんが、スマートフォンなら何時もポケットに入っています(私たちはスコープを持っていることは前提です。)。グーグルレンズなどを使えば同定も簡単です(結構間違いを教えてくれる事もあり、信用はできませんが)。
あんまり撮影に特化したスマスコをやりだすと、一時流行ったデジスコのように○○専用アダプター何万円とか、専用レリーズ、ダットサイトとかのように、どんどん大掛かりになってしまいます。(あのデジスコブームのあの数年ほどケーブルレリーズが世の中で売れた事は無いでしょうね。)
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観察館には今も有りますが・・・・
黄色いケーブルレリーズをぶら下げて歩くよりは、スマスコはかさばりません。
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偶然、コアジサシのコロニーを探しているときに見つけ、メモ代わりに上の写真を撮影した時のように、気軽に使える機材を必ず持ってる事が大事だと思います。
↑本邦初公開、名古屋市内初?(藤前干潟ではありません。)セイタカシギ繁殖 ノートリ・無編集
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今季は2ペア、2+4=6羽のセイタカシギの雛が巣立ちました。ノートリ・無編集
私たちの使用機材は、フィールドスコープ kowaプロミナー TSN604、TSN4Nとkowaさんからお借りしているTSN664・TSN774・TSN884と、nikonのED72とツァイス65とスワロ65・95と色々バラバラで、定点調査・移動が多い時などで機材を使い分けています。
話がちょっと逸れますが、kowaさんから新しく出た99mmを使ってみたいです。特に一緒に発売されたTE-80XW40× EXTREME WIDE 40倍のワイドアイピースが使ってみたいです。
またスワロの115mmの対物レンズ欲しいです。(個人的願望ですみません。)
歩き回る時は、60mm台口径のスコープが有利ですが、500m~1000m以上離れた鳥を観察する時は大口径のレンズが有利になります。
藤前干潟は他の探鳥地に比べ圧倒的に鳥が遠いので、撮影に用いているレンズは、出来るだけ焦点距離の長い200-500f5.6と800mmf5.6とkowaさんからお借りしているkowa500mmf5.6FLがほとんどで、時々来館者の方から提供いただく写真は150-600とか400mmf5.6が多いです。
時々は鬼のようなトリミングもするのですが、テレコンを入れるとトリミングした時の解像度やフォーカーススピードも落ちるので使用していません。
鳥が遠いのでスマスコやデジスコが有利ですが、遠くなると陽炎が目立ちモニターやファインダー越しにも陽炎が目立ます。
観察館のブログ的には、きれいな写真は求めていません。同定できればOK。
鳥が遠い為、どうしても焦点距離は足りません。
負け惜しみ的に言えば、近くの鳥を撮影すると隣の鳥にはピントが合わなくて比較に使いにくいですが、遠くの鳥をトリミングすれば隣の鳥もピントが合っていて説明しやすい写真になります。
写真を多く貼るのは観察館日記を書く文章能力が無い為です。
※上記は写真を撮りたいための、スコープからではなくカメラから入った方にはお勧めしません。だって面倒くさいし、カメラの方が楽だから。
ただすでにスコープを持っている方やスコープを使った観察を始めたい方には是非スマスコを勧めします。
8月中旬ごろに、某国から個人輸入したCELESTRONのユニバーサルスマホアダプターが数点届きます。
もちろん並行輸入などで、正規品ではありませんがご希望の方がいらっしゃいましたらご連絡ください。価格はここでは書けませんが、正規品の半分ぐらいでお分けできると思います。
今日観察できた主な野鳥 カワウ683、ササゴイ1、ダイサギ10、コサギ2、アオサギ17、マガモ5、カルガモ147、オナガガモ1、ミサゴ3、ダイゼン14、オバシギ2、アオアシシギ8、キアシシギ2、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ25、ウミネコ267、コアジサシ1
注)観察館内からのカウントの為、ここ数日よりも少ない数になっていますが、実際は昨日と同数の野鳥がいるものと考えます。
今日も異常潮位で、干潮時に予定潮位まで潮が引かず干潟の干出は中潮程度でした。
2週間後には、もっとシギ・チドリの数が増えて涼しく見やすい時間に干潮時間を迎えるので、暑い日には無理をせず、熱中症対策をしっかりしてお出かけください。
明日の満潮時間 5時58分 潮位243cm
明日の干潮時間12時40分 潮位 29cm