観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

濁流

2021-08-14 23:11:55 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 9時38分 潮位224cm 

今日の干潮時間15時35分 潮位 93cm

 

昨晩からの雨で庄内川は濁った水と大量のもの(ペットボトルや小屋の一部、流木などなど大小様々なもの)が流れています。

今の名古屋は、雨はそんなには降っていないようですが、まだまだしばらく雨が続く可能性があるとのこと。

みなさんもお気をつけください。

 

現在、野鳥観察館では8月21日(土)から開催する「秋の野鳥写真展」と「藤前干潟写真展」の展示作品の募集をしています。

すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。

応募締切は明日【8月15日】です。

多くの方からの応募をお待ちしていますので、よろしくお願いします。

詳細や応募票はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。

今日観察できた主な野鳥 カワウ420、ダイサギ32、コサギ1、アオサギ18、カルガモ18、スズガモ3、ミサゴ2、ハヤブサ1、ダイゼン32、ケリ2、キョウジョシギ5、トウネン1、オバシギ3、アオアシシギ25、キアシシギ10、イソシギ5、オオソリハシシギ2、ソリハシシギ38、チュウシャクシギ39、ウミネコ48、コアジサシ8、頭部の黒いカモメ1

 

明日の満潮時間10時40分 潮位210cm 

明日の干潮時間16時20分 潮位119cm

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干潟を音であそぼ♪2021

2021-08-13 23:50:25 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 8時46分 潮位236cm 

今日の干潮時間14時58分 潮位 69cm

 

大雨で被害の出ているところもあるようです。

藤前干潟周辺も午前中はそんなには雨が降っていませんでしたが、午後からは雨脚が強くなり、さらに警報が出ています。

大きな被害がないことを願っています。

 

今日の午前中は藤前干潟ふれあい事業「干潟を音であそぼ」を野鳥観察館と稲永ビジターセンターで開催しました。

「干潟を音であそぼ」は、パーカッショニストの本多”tacobow”正典さんと一緒に、音(歌)や映像などを通じて、藤前干潟や干潟の生きもののことを楽しく知ってもらうイベントで、

ここ数年、毎年夏休みに小学生を対象に行っています。

今年の「干潟を音であそぼ」は、音や映像だけでなく、さらに絵を描いてもらうプログラムも用意しました。

講師とスタッフが試行錯誤の上、作ったプログラムですが、本当に小学生に楽しんでもらえるかドキドキしながら今日を迎えました。

 

イベントの最初は、干潟の生きものになって、tacobowさんの演奏する音と歌に合わせて動いてもらったアイスブレイク。

講師のtacobowさんはタコさん姿で(藤前干潟には普段はタコはいませんが)。

その次は音と絵を組み合わせた新しいプログラムを実施。

tacobowさんの鳴らす短い長さの音を何種類か聞いて、それぞれ色や形をイメージしてもらいました。

その後、tacobowさんの演奏を聴いて、それぞれ自由に絵を描いてもらいました。

音を感じて、その感じたものを絵にするという作業は大人でも(もしかしたら大人の方が)難しく、悩んでいるお子さんもいましたが、

みんな、それぞれに素敵な絵を完成させてくれました。(この絵は、稲永ビジターセンターで展示する予定です。)

 

イベントの後半は稲永ビジターセンターに移動して実施。

ジャンベというタイコをみんなで一緒にたたく、タイココミュニケーションをしました。

その後は、藤前干潟の風景や生きものの映像とtacobowさんの生演奏、スタッフ(環境省の岸アクティブレンジャー)の生ナレーションを鑑賞し、

藤前干潟の生きもののことを目と耳で感じ、知ってもらいました。

最後に「藤前干潟ウキウキソング(作詞・作曲:tacobowさん)」をハミングして、終了。

 

今年の「干潟を音であそぼ」も絵だけでなく、新たな試みを随所に取り入れたり、新型コロナウイルス感染症対策もいろいろ考えたりと、

今日の本番に向けて講師やスタッフは一生懸命、準備を行ってきました。

ちょっと伝わりにくい部分もあったかもしれませんが、小学生のみなさんに音と干潟を楽しんでもらえたら何よりだと思っています。

参加してくださったみなさん、講師のtacobowさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。

また、新しく楽しいイベントを実施できたら良いなと思っています。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,165、ダイサギ16、コサギ1、アオサギ10、マガモ9、カルガモ152、ミサゴ3、ダイゼン2、キョウジョシギ1、オバシギ2、アオアシシギ11、イソシギ1、ソリハシシギ27、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ5、ウミネコ172

 

明日の満潮時間 9時38分 潮位224cm 

明日の干潮時間15時35分 潮位 93cm

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写真展の締め切りまであと3日!

2021-08-12 23:15:27 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 8時00分 潮位245cm 

今日の干潮時間14時23分 潮位 49cm

 

今日は雨が時折強くふりましたが、夏休みの宿題でSDGsの活動紹介のパネルを見にいらっしゃる

小学生の親子連れの来館が相変わらず多いです。

雨で日中も薄暗く、湿気が多かったので、野鳥観察館の周りには大きなアカテガニがウロウロ。

カニに喜んでいる子どもたちもいました。

 

さて、以前からご案内しているとおり、

現在、野鳥観察館では8月21日(土)から開催する「秋の野鳥写真展」と「藤前干潟写真展」の展示作品の募集をしています。

すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。

応募締切まであと3日となっています【締め切りは8月15日】。

多くの方からの応募をお待ちしていますので、よろしくお願いします。

詳細や応募票はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,194、ダイサギ11、コサギ3、アオサギ13、マガモ5、カルガモ54、ミサゴ5、ダイゼン16、キョウジョシギ1、オバシギ2、キアシシギ1、ソリハシシギ28、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ3、ウミネコ213、コアジサシ13

 

明日の満潮時間 8時46分 潮位236cm 

明日の干潮時間14時58分 潮位 69cm

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鳥達は他の探鳥地に比べて凄く遠くにいます。

2021-08-08 21:08:27 | 観察機材

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 5時20分 潮位235cm 

今日の干潮時間12時03分 潮位 35cm

 

暑いのが苦手で、連日明け方からの探鳥と日中の野外活動で熱中症になりそうだったのと、今日の最高気温は39度が予想されていたので、今日は空調の効いた館内から過ごさせてもらいました。

言い訳として今日また写真をこのブログに貼って、それを見たバードウォッチャーやカメラマンが、39度の藤前干潟に出かけて倒れられても困るので、今日は野鳥の写真撮影は無しです。

 

代わりに、Unknown (applekokekouko)さまからのコメントへのお返事をこの場所でさせていただきます。

(読み飛ばしたい方は、一番下の今日観察できた主な野鳥までスクロール。)

 

 

 

Unknown (applekokekouko)さまより

スマスコデビュー  2021-06-25 21:38:08 

コメント失礼させて頂きます。
本日、こちらのブログで拝見させて頂きました、CELESTRONのユニバーサルスマホアダプターを購入させて頂きました。
ノスリやミサゴをフィールドスコープと組み合わせてデジスコ撮影が楽しめれる事を楽しみに思っています。
この度は、良い機材をご紹介頂きましてありがとうございます。

 

野鳥観察館からの回答

Unknown (applekokekouko)さま 過疎ブログにコメントありがとうございます。

普段、藤前干潟で野鳥観察をするときはフィールドスコープで観察館内から野鳥を探しますし、館外に出るときも必ずフィールドスコープを使用しています。

遠くの鳥を探すのでスコープがメインで、双眼鏡の使用頻度はかなり低いです。

その際、特にシギ・チドリが繁殖地に飛び去った後の6月から7月はカメラを持って出ても空振りになることが多く、軽微な装備で済ませたくなります。

また、私たちが使用している撮影機材は望遠ばかりで(それぞれの私物です)、標準・広角は持ってないので、景色などの普段の記録にはスマートフォンの使用が当たり前になってきます。

観察館に来館する若い人たちは、スマートフォンをスコープに押し付け上手に撮影していきます。

私たちも何度も同じようにスマートフォンでスマスコ撮影をやってみますが、若い人のように上手に撮影できないので、アダプターを購入しました。

それぞれのメーカーの専用アダプターを利用すれば良いのですが、私たちが使用しているスコープのメーカーやスマホの機種がバラバラなので汎用アダプターを探し無駄遣いを繰り返しました。

今回のCELESTRONのユニバーサルスマホアダプタは、他のアダプターに比べ巨大ですが、X・Y軸(左右・上下)をそれぞれのネジで微調整できるのでスコープのアイピースの光軸へ導入が早いです。さらに、最大の特徴はZ軸(前後)のフランジバック調整も出来ることで、Z軸が調整できるアダプターは中々ありません。

スコープメーカー純正のスマートフォンアダプターを使用しても、必ず起こる丸く黒いケラレも、最近のスマートフォンのレンズが広角・標準・望遠と分かれている機種の望遠側を使用してZ軸を調整すればほぼケラレ無しで使うことが出来ます。

↑ノートリミング・未編集のスマスコ撮影画像(少し接眼ズームで望遠側に引っ張ったので隅にケラレが出てます。)

↑ノートリミング・未編集のスマスコ撮影画像(少し接眼ズーム広角側30倍で使用すれば、ほぼケラレが出ません。)

自分の場合、スマホ側70mm 30-70倍ズームアイピースで70mm×30倍=2100mmから70mm×70倍=4900mmになりますが、30-40倍程度の低倍率で使っています。

ただ、ブレやすいので直接スマホをタップして写さず、100円程度で買えるブルートゥースを利用したレリーズを使用した方が良いようです。

 

Unknown (applekokekouko)さまより

今日もスマスコ 2021-06-26 15:50:34

躍動感のあるシギの羽ばたく姿が綺麗に、しかも動く野鳥の姿をブレなく視野にフォーカスされているアップ写真が凄く羨ましい限りです。
この撮影はデジスコで撮影されたのでしょうか?
または一眼撮影写真を拡大編集されておられるのでしょうか?
私もこの様な躍動感ある写真を撮影したいです。

すみません。
スマスコなので、フィールドスコープと何かの機材ですよね。
あまりに綺麗だったので、一眼撮影写真かと思い込んでしまいました。
どの様な機材をお使いなのかご教授頂けますと幸いです。

 

野鳥観察館からの回答

Unknown (applekokekouko)さま 過疎ブログにコメントありがとうございます。

ここ最近はブログの写真にスマスコと書いてなくてもスマスコの利用が多くなってます。
ただ明け方の暗い時間・歩き回る鳥・飛び物を撮影する予定のときなどはデジタル一眼レフを使用しています。

今週の木・金・土は明け方からの撮影で薄暗かったため、デジタル一眼レフです。

土曜日の記事は、飛びもの(野鳥の飛翔風景)を撮らないと、木・金と同じ記事になりそうだったので、最初から飛びもの狙いです。

昨日(8月7日)のブログ記事の11枚12枚目の導流堤に集まってきた鳥の写真、はAPS-Cに800mmを付けて1200mm換算でさらにトリミングしてます。
↓コレ

(藤前干潟は、鳥が遠いことで有名です。)

上の写真は、同時間にスマスコで適当に撮った写真です。四隅がケラレていて、薄暗い時間なのにレリーズを使っていないのでブレてますが。

↑こちらはケラレをトリミングして、ちょっとだけ編集しました。

証拠用に使う分には十分ではないでしょうか?

正直言って、撮影のために特化したデジタル一眼レフには、鳥が大きいという状況(鳥との距離が近いという状況)には何をしても敵いません。スマスコで綺麗な撮影は難しいかも知れませんが、カメラはいつも持っているとは限りませんが、スマートフォンなら何時もポケットに入っています(私たちはスコープを持っていることは前提です。)。グーグルレンズなどを使えば同定も簡単です(結構間違いを教えてくれる事もあり、信用はできませんが)。

 

あんまり撮影に特化したスマスコをやりだすと、一時流行ったデジスコのように○○専用アダプター何万円とか、専用レリーズ、ダットサイトとかのように、どんどん大掛かりになってしまいます。(あのデジスコブームのあの数年ほどケーブルレリーズが世の中で売れた事は無いでしょうね。)

観察館には今も有りますが・・・・

黄色いケーブルレリーズをぶら下げて歩くよりは、スマスコはかさばりません。

偶然、コアジサシのコロニーを探しているときに見つけ、メモ代わりに上の写真を撮影した時のように、気軽に使える機材を必ず持ってる事が大事だと思います。

↑本邦初公開、名古屋市内初?(藤前干潟ではありません。)セイタカシギ繁殖 ノートリ・無編集

今季は2ペア、2+4=6羽のセイタカシギの雛が巣立ちました。ノートリ・無編集

 

私たちの使用機材は、フィールドスコープ kowaプロミナー TSN604、TSN4Nとkowaさんからお借りしているTSN664・TSN774・TSN884と、nikonのED72とツァイス65とスワロ65・95と色々バラバラで、定点調査・移動が多い時などで機材を使い分けています。

話がちょっと逸れますが、kowaさんから新しく出た99mmを使ってみたいです。特に一緒に発売されたTE-80XW40× EXTREME WIDE 40倍のワイドアイピースが使ってみたいです。
またスワロの115mmの対物レンズ欲しいです。(個人的願望ですみません。)

歩き回る時は、60mm台口径のスコープが有利ですが、500m~1000m以上離れた鳥を観察する時は大口径のレンズが有利になります。

藤前干潟は他の探鳥地に比べ圧倒的に鳥が遠いので、撮影に用いているレンズは、出来るだけ焦点距離の長い200-500f5.6と800mmf5.6とkowaさんからお借りしているkowa500mmf5.6FLがほとんどで、時々来館者の方から提供いただく写真は150-600とか400mmf5.6が多いです。

時々は鬼のようなトリミングもするのですが、テレコンを入れるとトリミングした時の解像度やフォーカーススピードも落ちるので使用していません。

鳥が遠いのでスマスコやデジスコが有利ですが、遠くなると陽炎が目立ちモニターやファインダー越しにも陽炎が目立ます。

観察館のブログ的には、きれいな写真は求めていません。同定できればOK。

鳥が遠い為、どうしても焦点距離は足りません。
負け惜しみ的に言えば、近くの鳥を撮影すると隣の鳥にはピントが合わなくて比較に使いにくいですが、遠くの鳥をトリミングすれば隣の鳥もピントが合っていて説明しやすい写真になります。

写真を多く貼るのは観察館日記を書く文章能力が無い為です。

Unknown (applekokekouko)さま、だいぶ脱線しましたがコメントへのお返事は以上になります。

これからも「観察館日記」をよろしくお願いします。

 

※上記は写真を撮りたいための、スコープからではなくカメラから入った方にはお勧めしません。だって面倒くさいし、カメラの方が楽だから。

ただすでにスコープを持っている方やスコープを使った観察を始めたい方には是非スマスコを勧めします。

8月中旬ごろに、某国から個人輸入したCELESTRONのユニバーサルスマホアダプターが数点届きます。
もちろん並行輸入などで、正規品ではありませんがご希望の方がいらっしゃいましたらご連絡ください。価格はここでは書けませんが、正規品の半分ぐらいでお分けできると思います。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ683、ササゴイ1、ダイサギ10、コサギ2、アオサギ17、マガモ5、カルガモ147、オナガガモ1、ミサゴ3、ダイゼン14、オバシギ2、アオアシシギ8、キアシシギ2、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ25、ウミネコ267、コアジサシ1

注)観察館内からのカウントの為、ここ数日よりも少ない数になっていますが、実際は昨日と同数の野鳥がいるものと考えます。
今日も異常潮位で、干潮時に予定潮位まで潮が引かず干潟の干出は中潮程度でした。

 

2週間後には、もっとシギ・チドリの数が増えて涼しく見やすい時間に干潮時間を迎えるので、暑い日には無理をせず、熱中症対策をしっかりしてお出かけください。

 

明日の満潮時間 5時58分 潮位243cm

明日の干潮時間12時40分 潮位 29cm

コメント (8)
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カラシラサギも飛来

2021-08-07 16:59:12 | 夏の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 4時41分 潮位224cm

今日の干潮時間11時25分 潮位 44cm

 

今日は早朝出勤3日目です。木・金(一昨日・昨日)と5時過ぎの日の出とともに出動していましたが、干潮時間が遅くなったので今日は1時間遅れのスタートです。

さらに、最近は予定潮位よりも20cm以上潮位の高い日が続いており、今日も潮の引きが悪いです。

まだ干潟が現れていない時間に、今日は一番最初に5羽のケリが飛来しました。

しかし、葦原の中まで潮が上がってきており、降りる所が無かったため、再び上流の方に飛び去って行きました。

続いてイソシギです。繁殖が終わり、干潟で目にする機会が増えてきました。

まだ干潟が干出していないため導流堤で休むサギをスコープで見ると、ダイサギやコサギの群れの中にカラシラサギを見つけました。

(上写真 右カラシラサギ 左コサギ)

右の個体は嘴全体が黄色では無く、冠羽も伸びていませんが、頭頂部が少し盛り上がっているのと、左のコサギに比べると少し黄色がかった足が分かるでしょうか?

この写真より少し上流にもう1羽のカラシラサギが確認でき、しばらくすると2羽で最下流部まで移動していきました。

そして、まだ干潟は干出していませんが、アオアシシギの群れが次々と飛来して来ます。

干潟が出ていないので岸沿いに少し現れた岩場に集まってきました。

ソリハシシギも満潮時の休息地から飛来して来ます。

干出するのが待ちきれないアオアシシギが少し浅くなった水面に降りていきます。

まだダイサギの足半分ぐらいの水深なので、アオアシシギの群れは泳ぎながら移動していきます。

導流堤で休んでいたダイゼンが主の混群が飛来して来ます。

ただ干潟はまだ干出していないので、再び導流堤に戻っていきます。

ダイゼンの群れに3羽のオバシギと1羽のソリハシシギが混ざっていました。

昨日、一昨日も観察を終えた後に飛来していた筈ですが、その時間まで居る事が出来なかったので今日は早い時間にダイゼンとオバシギを見ることができて良かったです。

干出した導流堤の干潟にはホウロクシギが現れました。

そして先ほどのダイゼンとオバシギ、チュウシャクシギ、オオソリハシシギも広がり始めた干潟に集まりました。

だいぶ潮が引き始めました。

干出した干潟には足の短い種類のソリハシシギやキアシシギも飛来して来ます。

干潟を見回すと、アオアシシギより少し小さい白っぽいシギが見えます。

コアオアシシギです。アオアシシギに比べるとスマートな体、細く尖った嘴が特徴です。

しばらくするともう1羽増えて、2羽のコアオアシシギ。

干潟が広がって、好物のゴカイが捕食できるようになるとダイゼンの群れも近くの干潟に飛来して来ます。

そして、先ほどダイゼンも群れと一緒に飛んでいたオバシギも。

ダイゼンの後ろを歩く小さなチドリ。

メダイチドリです。春に見る赤いメダイチドリから冬羽に換羽が始まっています。

さらに、導流堤の干潟からチュウシャクシギと共にオオソリハシシギが飛来して来ました。

もうすぐ9時。太陽が高くなって夏の日差しを浴びるようになり、陽炎が目立ち始めてました。

この時期にこれだけシギ・チドリが見られれば十分。

暑さの限界です、空調の効いた観察館に戻ります。

 

干潮時間が終わって潮が満ち始めた13時頃、庄内川河口の観察館上流側に干出した干潟にウミネコの群れが300羽以上飛来して来ました。

ウミネコの群れの外れでは、ダイゼンやオバシギが観察できた他、干潮時間には導流堤の干潟にいたホウロクシギも飛来しました。

 

 

まだ当分の間、暑い日が続きますが、今年のシギ・チドリの秋の渡りは順調に始まっていて8月後半から9月上旬にかけて1回目の渡りのピークを迎えます。


明日は朝の満潮時間は日の出後で、今日よりも干潮は遅く、朝の9時頃から干潟が干出し始めます。

※晴れの日は朝の7時を過ぎると左岸堤防の上の日陰は無くなります。

無理をせず短時間の観察を心掛け、帽子・水分等、熱中症の対策をとってお出かけください。

 

【秋の野鳥写真展&藤前干潟写真展の作品を募集中】

現在、野鳥観察館では8月21日(土)から開催する「秋の野鳥写真展」と「藤前干潟写真展」の展示作品の募集をしています。

多くの方からの応募をお待ちしています。

詳細や応募票はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥  カワウ347、ササゴイ1、ダイダギ11、コサギ2、カラシラサギ2、アオサギ15、マガモ5、カルガモ177、コガモ1、オナガガモ1、ミサゴ5、トビ1、ハヤブサ1、メダイチドリ2、ダイゼン14、ケリ7、オバシギ3、コアオアシシギ2、アオアシシギ35、キアシシギ11、イソシギ4、ソリハシシギ27、オオソリハシシギ1、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ24、ウミネコ301、コアジサシ1、イソヒヨドリ1、ツバメ1

 

明日の満潮時間 5時20分 潮位235cm

明日の干潮時間12時03分 潮位 35cm

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