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ブルース・スプリングスティーン 1984.8.5.ニュージャージー公演を聴いての感想

ブルース・スプリングスティーン 1984年8月5日、本拠地ニュージャージーでの公演。
オフィシャルのCDで聴きました。
オフィシャルと言ってもレコード会社からでは無くてオフィシャルのホームページから注文したもの。
僕は音源もダウンロードしたけれど同時に注文したCDが来るのを待って聴いた。
よくわからないがブートでは無いけれど最近オフィシャルとブートの境があいまいになっているように思う。
まあ僕はいろいろ聴けてうれしい。

ボーン・イン・ザ・U.S.A.ツアー。
ブルース・スプリングスティーンを一躍有名にさせたツアー。
日本でも初来日公演があり大評判になった。
でも僕はチケットを必死で手に入れたのに病気で入院していて行かれなかった。
それから僕のブルースへの旅は始まった。
因縁深いライブ・ツアーだ。
おそらくいろいろな人たちがいろいろな思いを持っているツアーだと思う。
そういう思い出を作ってくれた大切なツアー。

CDを聴いた。
まずブルースの声が若いと感じた。
僕は今の60才を過ぎたブルースの方をよりよく知っているのでそう思うのだろうが、
何か知り合いのお兄さんのようにさえ感じた。
BORN IN THE U.S.A.から始まった。
いろいろな思い入れが出て来る。思い出す。
つらかったこともあった。今でも僕は初来日公演のCDを持っているけれど、いまだにそれを聴けない。
でもそれがあったから僕はより深くブルース・スプリングスティーンを好きになり、
アメリカにまでブルースを追いかけていろいろな楽しい思いを持てたのだ。
人生、わからないものだと思う。

そして聴いていて80年代の音だなと感じた。
シンセサイザーのようなのが入り、僕はそう感じた。
OUT IN THE STREET
ブルースの優しい歌い方。いいな。
うっとりしてしまう。ロマンチックだな。
10TH AVENUE FREEZE OUT
クラレンスが元気そうでいい。

このライブ・ツアーではそれからアルバム「NEBRASKA」の暗い曲に移る。
僕は少しがっかりする。このままアップ・テンポの曲を続けて欲しいなと思った。
ATLANTIC CITY
僕はふと僕が昨年行ったブルース・スプリングスティーン、コネチカット公演の会場、
MOHEGAN SUNを思い出した。
大きなホテルの建物内にライブ会場があった。
ライブ会場の隣はカジノになっていた。
僕が夜中に並んでいたら、ギャンブルで負けたらしい若者にからまれたが僕は何をその男性が話しているのかよく分からなかったので、男性はそのまま何か叫んで行ってしまった。
おもしろかった思い出だ。
僕もよく行ったなと思う。
ブルースを追いかける一心で行ってきた。
JOHNNY99
HIGHWAY PATROL MANは僕は好きだ。

もう少しNEBRASKAの曲をやるかと思ったら、ここで終わってしまった。
どうもこの日のライブの頃はまだツアーが始まってすぐだったのか、
僕がブートCDで聴いてきたBORN IN THE U.S.A.ツアーの構成と違っている。
それで僕はより新鮮に感じて聴けた。

PROVE IT ALL NIGHT
僕は何かブルースが昔を思い出して歌っているように感じた。
でもやはり78年ダークネス・ツアーでの演奏の方が僕は好きだ。

そしてここでGLORY DAYS
僕には初めて聴くブルースの話でおもしろかった。
いい曲の入り方だった。

そしてTHE PROMISED LAND
ブルースが歌詞に感情込めて歌っていると感じた。
僕は明後日からまたこの曲を歌って仕事に行こうと思う。
クラレンスも元気だな。
でも女性コーラスが入るのか?
僕はいいと思わなかった。

この日は地元でもあったのかブルースの両親も妹も観に来ていると話していた。
そしてUSED CAR
ブルースは昔は父親との確執もありいろいろな感情があったようだけど、
両親を自分のコンサートに呼んで父に歌うと言って歌う。
いいなと思う。僕も亡き父と和解出来たんだよなと思い出した。

最後はBADLANDS ,THUNDER ROAD
ブルースの声が僕に入り込んでくる。ブルースは歌詞をより感情込めてていねいに歌っていると僕は感じた。
クラレンスのサックスもいい。でもパティのバックコーラスは出しゃばり過ぎ。
THUDER ROADで「もう遅いかもしれない。でも走れば間に合うのだ」
この歌詞に僕はまた信じてみようと思った。
僕は僕の好きな自分になるのだ。ブルース・スプリングスティーンを追いかける自分に。
僕は今日またこの思いを新たに思った。
1st setはここで終わり。休憩をはさんで第2ラウンド。
続きは後にとっておこう。
僕が今まで聴いていたボーン・イン・ザ・U.S.A.ツアーとは少し違っていて、
新鮮に感じて楽しめました。
また胸張ってブルースのライブを聴けるように頑張ろう。
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