自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
教会でのクリスマス
母も僕も久しぶりの教会。牧師先生が僕たち親子を紹介してくれて、
お母様は入院されていましたと話してくれた。
みなさん、話しかけてくれてありがたかったです。
でもみなさんが母に「入院されていたのですか、良くなられたのですか」
と話しかけてくれても母は「ええ・・・」
としか言えない。母はがんの事を言わないでほしいと言っているので、みなさん知らない。
その後の会食にも参加して楽しんだ。
温かい雰囲気でよかった。
母は信徒の方の車に乗せてもらい、僕は自転車で帰って来た。
家でゆっくりしていたら母が「話そうかな」
と自分のがんの事をみなさんに話そうと思うと言った。
僕もその方がいいよ。話が不自然でしょ。教会はそういうところだと思うよと言った。
教会での温かい雰囲気がそうさせてくれたのだと思った。
母も教会がおだやかな雰囲気になったでしょと言っていた。
僕が学んでいる「べてるの家」の当事者研究でも「弱さの情報公開」が大切だと言っている。
自分がこういうことに困っている、苦労していると話して自分を知ってもらい、皆からアドバイスをもらう。
そして相手もこういう事に苦労しているのかと知って共感する。
そしてお互いのきずなが強まるのだ。
僕が母と教会に行ったもう一つの目的は母の写真を撮るため。
以前母が遺影に使う写真が無いと探していた。
最近言わなくなったので、どうしようか迷ったけれど、母に教会で礼拝が終わった後で一緒に撮った。
母は気乗りしないようだったがみなさんの協力もあって写真を撮れた。
なかなかいい写真が撮れた。
後で母に見せたら「よく撮れてるね」と言っていた。
そして仏壇の引き出しに入れといてと母が言うので、
引き出しを開けたら母の写真が何枚か入っていた。
昨日僕が母に元日は教会に行くのと聞いたら、
「行かない。疲れる」と言っていた。
気持ちが変わってしまったようだけど、それも僕の母。つきあっていこうと思う。
こんな僕と母、教会のみなさんが僕たちを見守ってくださったらありがたいなと思っています。
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